ジープブランドは、「シカゴモーターショー2025」において、新型電動SUV『ワゴニアS』に新グレード「リミテッド」を追加すると発表した。この新グレードは、すでに発表されている「ローンチエディション」に続くものとなる。
リミテッドの特徴は、黒い屋根とミラーキャップ、控えめな外装バッジ、20インチのマシン加工アルミホイール、デュアルパノラマサンルーフ、10ウェイ調整式の前席ヒーター付きシートなど。また、EVの中でクラス最大となる45インチ以上のディスプレイを備えている。
安全面では、170以上の標準安全・セキュリティ機能を搭載しており、その中には運転者の眠気を検知する「ドラウジードライバーアラート」も含まれている。
オプションとして、セグメント唯一の助手席用スクリーン、920Wのマッキントッシュオーディオシステム、空力性能向上パッケージ、オブシディアン外装パッケージなどが用意されている。
さらに、リミテッドでは新色のハイドロブルー(外装)とアークティックグレー(内装)が導入される。
ワゴニアSは、スリークなデザイン、空力効率、最新技術、4xe機能、印象的な性能を特徴としている。日常走行での信頼性を高めるため、ジープ独自のセレクテレイン・トラクション管理システムを標準装備し、あらゆる天候や路面状況に対応する5つのモード(オート、スポーツ、スノー、サンド、エコ)を選択できる。
充電に関しては、400V、100kWhのバッテリーパックを搭載し、DC急速充電器を使用した場合、20%から80%まで23分で充電可能。また、購入またはリースには48アンペアのレベル2ホーム充電器か、同等価値の公共充電クレジットが含まれる。
《text:森脇稔》