9月22日に愛知国際展示場で開催されたA-MESSE JAPAN 2024。国産、ユーロをはじめとしたオールジャンルのエントリー車両が屋内展示場に大量に集まった。その中で限られた台数ではあったが、アメ車の注目なエントリー車をチェックしてみた。
◆SSRのスリーピース、車体のオーラに負けない力強さ
ダッジ『チャレンジャー』392HEMI スキャットパックの足もとに輝いていたのはSSR プロフェッサーSP6 Under。3ピース構造の同モデル、センターロックデザインや5本スポークのシャープなデザインを持ち、チャレンジャーの力強いフォルムに負けない存在感を足もとに注入した。
20インチ大径感はもちろんだが、リム深度にも気を配った結果、立体的なサイドビューを作り上げた。ロー&ロングスタイリングを究めるのはこの手のアメリカンマッスルカーならではのアレンジだが、フロントには存在感十分なリップをリアにもデューザー構造を備えた複雑デザインのパーツを組み込む。エアダム形状のリアウイングを含めてムダの無いスマートでまとまりの良いパーツ構成を見せる。
◆たまらないサイドビューの良さ、ローロングなアメ車らしさ
真っ赤な『チャレンジャー』SRT8は会場でも目立ち度満点の車両。そんなアメリカンカスタムカーの足もとを飾るホイールにはSSR MS-1をチョイス。フロントには20インチ×11J、リアには20インチ×12Jをセット。エアサスを組み込み、オフセットにも徹底的にこだわった結果、ここまでのツライチセッティングを完成させた。
SSRのMS-1はスタンダードなメッシュデザインでありながら、彫りの深いデザインやリムの深度などもあってチャレンジャーのサイドビューとのマッチングも絶好。リアビューでは抜群の存在感を示しているのがバンパーから大きく突き出すワンオフのマフラーだ。各部にメリハリの利いたカスタムスタイルを作り上げた。
◆深紅のチャレンジャー、メッシュホイールでスタイリッシュに
深紅のダッジ『チャレンジャー』にマッチングされていたのはsectoroneブランドのホイール・RB15。目の細かなメッシュデザインは大胆ボディのチャレンジャーに組み合わせることでより強調される結果となっている。Y字スポークをフィン状に組み合わせた繊細でスタイリッシュなデザインや深いリムを持つフォルムで、チャレンジャーの足もとを上質に彩る重要パーツになっている。
ロワードフォルムも決まり、フェンダーにリムを被せるセッティングも完成している。まさにロー&ロングのフォルムを体現したエクステリアを備えたカスタムとなった。
◆ガンメタで男らしいカスタム、マッスルさを強調
ガンメタのダッジ『チャレンジャー』は巨大なリップを備えたフロントセクションがアグレッシブ。ホイールにはBCフォージドをチョイス、ブラッシュドの落ち着いたフィニッシュのホイールがチャレンジャーのフォルムを上質に仕上げる。
ブレンボのキャリパーなど制動系のグレードアップにも余念が無い。アメリカンマッスルカーの新しいカスタマイズの方向性を感じさせてくれるコーディネートとなった。
《text:土田康弘》