オールジャンルのカーイベントとして認知度急上昇中の「A-MESSE」。9月22日に愛知国際展示場で3回目となる「A-MESSE JAPAN 2024」が開催された。さまざまな車種が集まる同イベント、中でもBMW『M2』のエントリーに注目車両が4台集まったので取材してみた。
◆現行G87をadro製エアロでフル武装!全方位スキなしのカッコよさ
カーボンボンネットを備えたBMW『M2』(G87)。要所要所にカーボンパーツを備えたスタイリングはスポーティなM2ならではの仕上げ方だ。adro製の複雑な造形でインパクト十分なフロントエアロや派手なディフューザー形状のリアバンパーなどを備え、フルエアロの美しいスタイリングを決めている。
特に外装では、大型のカーボンウイングを装着したリアビューは圧巻。ホイールにはHRE「FF28」のゴールドをセットし、エアサスによる足まわりと共に美しいフォルムに仕上げた。さらにアクラポビッチ「Fiエキゾースト」など、贅沢なカスタムパーツ群を大量に取り入れた1台だった。
◆やっぱり王道レーシーが1番!GTの雰囲気満点の仕上げに
BMWのワークスマシンをイメージしてコーディネートしたエクステリアを備えたM2(F87)。サーキット走行をメインにリアルに走りの良さを求める仕様を目指した。
Alpha-N製フロントスポイラーなどで外装を整えつつ、KWの足まわりやブレンボのブレーキシステムを加えるなど足まわり&制動系には特に力を入れるのも本気仕様ならでは。
ホイールにはBBS「RI-A」(18インチ)をチョイスするフットワーク重視の仕様。車内にはレカロ製フルバケットシートに加えてロールケージも施した仕様なのが見て取れる。
◆エンジンチューンもバリバリ!走って魅せるM2コンペ
カーボンパーツがおごられたエンジンルームを会場でアピールしていたブルーカラーのBMW M2コンペティション(F87)。インテークパイプの取り回しなどの美しさが際立つ車両だ。
足もとにはBBSのLM(20インチ)をスマートに履きこなすスタイリングが上質。適度にフェンダーが被るスタイリングもセンスの良さを感じさせるフィニッシュだ。
カーボンウイングやボンネットのエアスクープ、さらにはボイトムエアロなどにはカーボンパーツを多用し、ブルー・ボディとの好コントラストを見せていたのも独自のコーディネートとなった。
◆シースルーのボンネットがオシャレすぎる!足元はrotiformで
同じくM2コンペティションをベースにカスタムを込めたのがこの車両。Stompin’ark製カーボンパーツをボトムエアロにチョイスして、ホワイトボディとの好対照を見せる。ホイールにはrotiformをチョイス、ブラッシュドディスクとポリッシュ・リムのコンビネーションも美しい。このクルマのイメージを決定付けるパーツのひとつになって言っても過言じゃ無いだろう。
天窓付きのボンネットを使って、M2コンペ自慢のエンジン部をアピールするのもこのクルマならではの遊び心と言えるのでは無いだろうか。
《text:土田康弘》