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car audio newcomer! トヨタ クラウン(オーナー:池崎星哉さん) by  ZEPT 前編

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大の車好きで多数のクルマを所有する池崎さん全 8 枚写真をすべて見る

クルマ好きの池崎さんだったが、愛車のトヨタ『クラウン』のオーディオにはほとんど手つかずだった。そんな時、北海道のZEPTに知人がいることを知ってプロショップでのインストールに興味を持つ。間もなくするとスピーカー交換などを実践スタートすることになる。

◆プロショップとの意外なつながりを見つけ
オーディオのインストールを本格スタートさせる

クルマいじりやドリフトなどのサーキット走行、さらにはオーディオなど、クルマは乗るのもいじるのも大好きな池崎さん。自らが整備士であることからメカ系の作業は大得意、さまざまなチューニングなども自らが手がけていた。

「オーディオも好きだったんですが、これまではちょっとDIYでデッドニングする程度で、それほど深く関わってきませんでした。それが、たまたまZEPTのスタッフが高校時代の先輩だったことを知って、これも何かの縁なのかと思って一度オーディオの取り付けを本格的にプロに頼んでみたいと思ったんです」

こうして、はじめてプロショップでオーディオインストールをスタとすることになった池崎さん。多くの面はショップにお任せで進めることにしたが要所は自分の判断を優先させる。

「音って見えないものなので難しいですよね、自分は整備士なので機械のことはわかるんですが音は素人です。オーディオ機器の組み合わせも、調整も任せてみることにしたんです」

◆子供の頃から自宅でも好きな音楽を聴き
純正カーオーディオの音には納得いかなかった

オーディオのインストールを思い立ったものの、自宅には複数台のクルマを抱える池崎さん、本格的なスタートまでには少し時間が空いてしまう。その間には母親用のトヨタ『アルファード』を購入、さらには普段の足車としてトヨタ『プリウス』を購入するなど、矢継ぎ早にクルマを手入れる。それぞれのクルマにオーディオを取り付けるプランを考えている中で、少しずつ方向性が定まっていったという。

「普段使い用のクルマとして50プリウスを買ったんです。スピーカーとサブウーファーを取り付けて、結構ボリュームを上げて聴くことが多かったんですが、どうにも歪んでダメ。そこで外部アンプを付けると良くなると思って追加したり、試行錯誤を繰り返しました。オーディオの基本はこのプリウスで学んだ感じですね」

こうして、いよいよ満を持してクラウンのインストールを開始する。ここからはZEPTと綿密な相談を実施して、ユニット選びやシステムなどを厳選していくことになる。

そもそも、池崎さんが今回のように純正では無く、あくまでもアフターオーディオに信頼を置いているのには理由があった。

「音楽は小さな頃から大好きで、自宅ではそこそここだわったオーディオを用意して音楽を聴いていました。しかしクルマのオーディオはそれほど音が良いとは思えなかったんですが。当時自宅にあった両親のクルマは高音質とは思えなかったし、純正オーディオはクルマのグレードによって音も違うし、良い音にするにはアフターのオーディオユニットを組むことになるのだとその当時から思っていました。今もその思いは変わっていないので、質の高いアフターのオーディオユニットが高音質化するためには効果的だと思ってます」

◆フロントスピーカーにブラムを選び
ミッドレンジとして8cmユニットを組み込む

ようやく主役であるクラウンのオーディオシステムアップに着手した池崎さん。少し遠回りしてしまったが、プリウスで培ったオーディの知識もしっかり加味され、より完成度の高いシステム構築となったようだった。

「最初はフロントスピーカーとサブウーファーを追加したんです。するとボリュームを大きく上げるとちょっと歪みっぽい音がしたので、パワーアンプも追加して様子を見ることにしました」

フロントスピーカーにはミッドバスにはブラム165RS2のミッドバスユニット、さらに8cmミッドレンジであるブラムのLM80を組み合わせで、LM80をツイーター帯域までそのまま用いるというちょっと変則的なシステム。

「8cmのブラムのミッドレンジがある程度の高域までをカバーしてくれてバランスも良い感じになったと思います。このシステムなら好みのマイルドな高域が出てきて全体の音のつながりも良くなって、良いサウンドになることも予想されましたしね。ブラムも気になっていたブランドだったし良かったです」

紆余曲折はあったものの、クラウンのシステムアップが始まると一気に目標の音に向けてシステムアップ、取り付け、調整が始まる。次回の後編では取り付け後のフィーリングなどをうかがった。

土田康弘|ライター
デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後に出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務。独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連などのライティングを手がけ、カーオーディオ雑誌の編集長も請負。現在もカーオーディオをはじめとしたライティング中心に活動中。

《text:土田康弘》

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