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【新型アルファード】“最速”ホイールマッチング!足元でイメージが大きく変わるのか?厳選10種装着レビュー

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【新型アルファード】“最速”ホイールマッチング!足元でイメージが大きく変わるのか?厳選10種装着レビュー全 71 枚写真をすべて見る

先頃、華々しくデビューした新型トヨタ『アルファード』(40系)。ビッグサイズミニバンのリーディングモデルとして長くジャンルを引っぱってきた車種だけに注目度は高い。しかし、ホイールチョイスは30系からの変化が大きいので要注意だ。

まずはP.C.D.が120へと拡大されている、またハブボルトがM14へと太径化した。そのため従来のアルファード適合ホイールは流用できなくなっているので新たに40アルファード適合モデルをチョイスする必要があるのを念頭に置こう。

また車両重量も、今回マッチングで使用したエグゼクティブラウンジ(E-Four)の場合2,290kgと先代モデルよりも重量増となっているのも注目。しっかりとそのヘビーウェイトを受け止められるホイールを選ぶのもキーワードになりそうだ。

とはいえ人気車種のアルファードなのでデビュー早々に数多くの適合ホイールがラインアップされている。サイズ、デザインなどもさまざまなチョイス幅があるので好みの一本を今回のマッチングから見つけ出すといいだろう。

レイズ【ホムラ 2×9Plus】

華麗さや繊細さを備えたメッシュデザインが特徴のレイズ・ホムラブランド。スポークの本数やデザインなどでバリエーションを広げ、メッシュによるコンサバティブデザインの幅を感じさせるランアップを持つ。そんなホムラの中でもツインスポーク×9対を備え比較的目の詰まったディスクデザインを持つのが「2×9Plus」(ホイールスペック=22×9J IN45、タイヤサイズ=255/35R22)だ。

規則正しく並んだツインスポーク形状、センターパートから滑らかに盛り上がってリムへと落ち込んでいく滑らかなスポークラインなど、奇をてらったところのないオーセンティックなデザインは安定感を感じさせる王道デザインと言えるだろう。

またスポークが描くラインやセンターパートの凹面形状などが“曲面”を強く感じさせるデザインなのもこのモデルの特徴。40アルファードにマッチングさせたカラーリングはグロッシーブラック/リムエッジDMC。その名の通りリムのエッジ部に切削加工を施したモデルだ。

ホイールのアウトラインをクッキリ浮き上がらせることでタイヤとの境界線を明確化、ホイールの存在感を一層引き立たせる効果がある。40アルファードに足もとを上質に際立たせるには絶好のチョイスとなる。

レイズ【ホムラ 2×10BD】

プレミアムデザインを追求するレイズのホムラブランド。その中でも先進的なデザインを取り入れて新しいホイールの世界を開拓中なのがBD(ビヨンド・デザイン)シリーズ。同シリーズ中から40アルファードへのマッチング用にチョイスしたのが「2×10BD」(ホイールスペック=21×9J IN45、タイヤサイズ=245/40R21)だ。

複雑なラインを描くメッシュデザインを基本としてディスク面には明らかな高低差が加えられているのが新しい。メッシュデザインに陰影と奥行きを生み出すこの立体デザインがこのモデルならではの大きな魅力となっている。さらに2×10というメッシュデザインの中でもかなり密なデザインなのもこのモデルを選ぶ理由のひとつになるだろう。

ぎゅっと詰まったディスク面のイメージからもホイールそのものの存在感を際立たせることができる。大柄な40アルファードのサイドボディに負けないフォルムとなっているのもマッチングさせてみると良くわかる。リムオーバーするスポークとリムフランジを一体化させるデザインや、リムへのHOMURAのブランドロゴの切削処理など、細部にまで高級感を高める処理を込めたこのモデル、40アルファードを一段グレードアップできるホイールだ。

レイズ【ホムラ 2×7FT】

ホムラのメインストリームのひとつになっている2×7のフォルムを備えつつ、従来の同ブランドにはない直線的で鋭角なデザインを取り入れたのが「2×7FT」(ホイールスペック=20×8 1/2J IN45、タイヤサイズ=255/45R20)だ。モデル開発のテーマになっている「より大きく、より長く」から、40アルファードの塊感のあるボディフォルムに対してバランスを取るのにも最適なデザインとなっているのがセレクトの理由だ。

このモデルのひとつの特徴はモデル名にもなっているFT=フラットテーパー断面と呼ばれるデザイン処理。センターパートからリムへとつながるスポークデザインは鋭角な直線基調のデザインが採用されている。ホムラの従来モデルにあった曲面をうまく使った処理とは対極をなす新たな造形で、優美さや逞しさを表現している。

Y字スポークのエッジ部分を見てもかなり鋭角にデザインされシャープさは抜きんでている。リムオーバーするスポークはエンド部分では極細くリムを突き刺すようなフォルムとなっているのも特徴だろう。40アルファードの足もとに粗めのメッシュデザインでシャープさを取り入れつつ優美さや上質感を同時に兼ね備えたいなら見逃せないモデルとなった。

レイズ【ホムラ 2×9BD】

すでにホムラの定番デザインにもなっている9交点を持つメッシュデザイン。2×9Plusなどのヒット作を生み出し、オーセンティックなメッシュデザインとして多くのユーザーに評価されている。そんなホムラの中心的デザインである2×9のフォルムに新たな試みとして投入されたのが「2×9BD」(ホイールスペック=20×8 1/2J IN45、タイヤサイズ=245/45R20)だ。

最大の特徴はY字形状のスポークの根本部分に貫通穴を設けたデザインだ。スポークの幅広感を払拭することで軽快感や躍動感を手に入れている。余裕の車体サイズを持つ40アルファードの車格に負けない2×9のフォルムを備えつつ、貫通穴によるフットワークの軽さを感じさせることにも成功した。

またリムフランジ部に切削加工を施しているのもこのモデルの特徴。ベースカラーであるグレイスゴールドとのコントラストも明確でディスク面を浮かび上がらせて見せる効果がある。またタイヤとの境界線を明確にすることでホイールの存在感を強くアピールする効果も引き出している。ツインスポーク形状は各部で曲線を描くデザインとしているのも独特、40アルファードに優雅で上質な足もとコーディネートを導入するにも最適なモデルとなった。

レイズ【VMF C-01】

鍛造ホイールの持つ優位性をデザインや乗り心地を引き出すことに活用したのがレイズのVMFブランド。今回アルファードにマッチングしたのはVMF「C-01」(ホイールスペック=20×8 1/2J IN38、タイヤサイズ=255/45R20)。その特徴はなんといっても造形の美しさだろう。彫刻のような造形が施されたスポークは躍動感溢れる立体デザインなのが見どころ。

同社が“モードフォージド”と呼ぶ鍛造ホイールのデザイン性を高めた思いが凝縮されたフォルムとなった。回転方向に対してヒネリを加えたスポーク形状はとにかく個性的。筋肉を思わせる隆々とした形状は、足もとの力強さをアピールするにも絶好のデザインとなった。

アルファードのビッグサイズのボディにも負けない存在感を放つのもこのホイールの魅力だ。ビッグサイズミニバン×VMF C-01を組み合わせてみてマッチングが良いのもそんな理由からだろう。チョイスしたカラーリングであるダイヤモンドカット/シャイニングブラックメタルは艶感に優れ、回転するたびに落ち着いた輝きを放つ。マッチングしてわかる上質感を演出できるカラーなのが確認できた。

レイズ【ベルサス STRATAGIA VOUGE】

細く整然と並んだフィン形状のデザインも40アルファードの足もとを飾るには似つかわしいだろう。ディスク面にボリュームを持たせつつ軽快感は失わない、そんな二律背反するデザインを1本に昇華したのがレイズ・ベルサス「STRATAGIA VOUGE」(ホイールスペック=20×8 1/2J IN38、タイヤサイズ=245/45R20)だ。

VOUGE(ヴォウジェ)とは“矛”などの古代の武器を意味する言葉であり、フィン形状の1本1本が鋭利な武器を思わせることからネーミングされている。スポーク形状をよく見るかなり複雑なデザイン処理が施されているのがわかる。V形状の5対のスポークと、その間にやや太いスポークを5本挟み込む構造。両者は高低差を付けてレイアウトされることでホイールに変化を与えているのもこだわり。

5穴モデルとしてはナットホールを包み込む形状となり、より足長感を出せるのも魅力となる。さらにスポークを見るとヒネリ、エッジ、分割と多彩なデザイン処理を加えているのも見どころ。回転することでキラキラと輝く様子を表現するのもこのホイールの特徴と言えるだろう。上質感を40アルファードに込めるには絶好の1本となった。

レイズ【ベルサス VV25M】

凝縮感のあるディスクデザインはミニバンのようなサイドボディに広い面を持つ車両にも負けない存在感をアピールできる。そこで40アルファードのボディに合わせてセレクトしてみたのがレイズのベルサス「VV25M」(ホイールスペック=20×8 1/2J IN36、タイヤサイズ=245/45R20)だ。

複雑なメッシュデザインを採用しているこのモデル、ディスク面をよく見るとこのモデル特有の“ダブルフェイスデザイン”と呼ばれるスタイルを投入しているのがわかる。このデザインは単純な10交点のメッシュデザインでは無く5本のY字スポークを上下に重ねてレイヤード構造にし、合計10本のY字スポークを用いてメッシュデザインを構成したのが独特。ディスク面に凹凸があり奥行き感も演出しているのも見どころとなっている。

平面的なデザインになりがちな細かなメッシュホイールに抑揚を付ける変化を与えているのが特徴となった。縦方向に容量を取ったスポークはトップ面を限りなく細く設定、軽量感を損なわないデザインとしているのも見どころだろう。またスポークはリムオーバーするのだが、上層のY字スポークと下層のY字スポークではリムへの接合面が自ずと異なるのもアクセントになっている。

レイズ【ベルサス VV21S】

欧州イメージのドレスアップホイールを組み合わせることも多いビッグサイズミニバン。40アルファードでもホイールのメインストリームのひとつになってくることは間違いないだろう。そこでチョイスしたのがレイズ・ベルサスブランドからラインアップする「VV21S」(ホイールスペック=20×8 1/2J IN38、タイヤサイズ=245/45R20)。

大径感、フットワークの軽さ、高い質感などを併せ持つモデルとしてアルファードの足もとを飾るには絶好の1本となった。実際にマッチングしてみるとその効果は一目瞭然だ。ボディサイズに負けない存在感を放ちつつ、手の込んだ造形が施されたホイールが映える。

印象的なのは5本のY字スポークを備えた基本フォルムだ。スポークのトップの面を細く設計していることからも空間の空いた軽快感を演出している。さらにスポークの両サイドにはリリーフポケットと呼ばれる貫通したホール形状を備え実際に軽量化に寄与している。

さらにリムオーバーするスポーク形状は大径感満点。またスポーク面はセンターパートからリムへと抑揚を付けてつながっていることでディスク面の奥行きを感じさせている。リムフランジ部にA.M.T.によってブランドロゴを切削するのも上質だ。

レイズ【ボルクレーシング G025GC】

5本のY字スポークを備える基本デザインを持つレイズ・ボルクレーシング「G025GC」(ホイールスペック=22×9J IN36、タイヤサイズ=265/30R22)。先行して人気モデルとなっているG025に対して、より重量級の車両に適合するスペックとデザインを備えたモデルへと進化したのがこのG025GCなのだ。まず見どころとなるのは無骨とも思える骨太なスポーク形状だろう。22インチのサイズで重い車重を支えるための造形がそこかしこに施される。

Y字スポークの根本部分は幅広で鋭角な構造。しかし中央部位に穿たれているウェイトレスホールは大型で、ヌケ感を伴いフットワークの軽やかさを表現している。またスポークはエッジの立った鋭角デザインを基調としているのもこのモデルの特徴。まさにヘビーウェイトの車両をしっかりと受け止める力強さを感じさせるのもデザインの妙だろう。

しかしリム側へと伸びるスポーク先端部位はトップ面を細く、さらにはリムオーバーした接合部分も繊細なデザイン処理を加える。その結果、アルファードを軽快に走らせるイメージを足もとから演出するシャープさを引き出しているのも大きな魅力と言えるだろう。鍛造モデルを履きこなす上質感を味わえるもでるとなった。

MID【Lefinada MOTION3】

手軽に40アルファードのホイール交換をするには絶好のラインアップとなったのがMID「Lefinada MOTION3」(ホイールスペック=19×7J IN40、タイヤサイズ=235/55R19)だ。マッチングでチョイスしたのは19インチサイズで、トヨタ・レクサス専用ブランドのため、タイヤも含めて純正をそのまま流用して履き替えが完了するというお手軽スタイル。

スタッドレスタイヤへの対応ももちろんOKなので、とにかく手軽にカッコいいホイールが履きたいというユーザーには見逃せないチョイスになる。もちろん40アルファードに採用されたM14の平座面ナット(ストレートナットとも呼ばれる)にも対応。しかもホイールのデザインにも力が入っており、こだわりが詰まっているモデルだ。

大柄な40アルファードのサイドボディに映える大径感を引き出すデザインがとにかく魅力的。Y字形状のスポークは美しくリムオーバーして19インチを越えるサイズ感を表現している。スリムなスポーク形状とも相まって伸びやかな足もとを作ることができるホイールだ。またハイパーメタルコートのカラーリングはオーソドックスでシンプルだが、どんなスタイルにも合わせやすい汎用性が魅力。まず一本選ぶなら見逃せないモデルだろう。

《取材協力:ブリッツ》

《text:土田康弘》

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