VWは現在、コンパクトクロスオーバーSUV『T-Cross(Tクロス)』改良新型の開発に着手しているが、その市販型プロトタイプをスクープサイト「Spyder7」のカメラが初めて捉えた。
Tクロスは、ブランドSUVシリーズの最小モデルとして2019年に発売。現在日本市場では、3年連続輸入車ナンバー1 SUVとして君臨している大ヒットモデルだ。
ブラジルで捉えたプロトタイプは前後をカモフラージュ、エクステリアデザインを隠している。しかしよく見るとフロントエンドが新設計されている様子がうかがえる。下部バンパーは現行型よりワイド化され、異なるパターンがインサートされている。またグリルもわずかに幅が広く、上位トリムでは、LEDストリップが装備される可能性があるという。
ヘッドライトの輪郭は継承されているが、内部には新設計のLEDデイタイムランニングライトが配置されるだろう。リアエンドでは、テールライトのグラフィックを刷新、レンズは少しコンパクトになると予想される。
インテリアに関する情報はないが、素材の品質が改善され、デジタルコックピットのソフトウェアがアップグレードされるはずだ。
パワートレインは、2つの異なる出力で1.0リットル直列3気筒TSIを保持するほか、最近アップデートされた1.5リットル直列4気筒「TSI Evo2」がトップに君臨する。また現行型同様にすべてのグレードは前輪駆動であると予想され、マニュアルまたはオートマチック(DSG)トランスミッションを提供する。
Tクロス改良新型のワールドプレミアは、2023年後半になるだろう。
《text:Spyder7編集部》