4月8日、東京昭島にある「モリパーク アウトドアヴィレッジ」にて、三菱『デリカミニ』が一般にお披露目される「デリカミニ アウトドアフェス」が開催された。
デリカミニはその走破性やラゲッジスペースの容量からアウトドアギアとして注目されており、キャンプやアウトドアを楽しむ層に向けてアピールを行っていた。
会場では今回のイベントのために制作されたアウトドアギアブランド・コールマンとのコラボカラーのデリカミニをはじめ、6台ものデリカミニが会場内のあちこちに展示されていた。
コラボカラーのデリカミニはコールマンのイメージカラーである赤やランタンのマーク、さらに上部はクーラーボックスをイメージしたシルバー、アンダーはラメが散りばめられたブラックのエナメルマグと同じカラーとなっており、見た目にも楽しく目立っていた。
他にも東京オートサロン2023で展示されていた「グレージュ」カラーのコールマンコラボ車両や、サンシャインオレンジメタリック、アッシュグリーンのカラーなど、様々なカラーバリエーションを実際に見ることができた。
展示車両の中には実際に車中泊スタイルにされたものや、キャンプ道具一式と一緒に展示されているものもあり、キャンプに行くとこんな雰囲気になるというのも味わえるようになっていた。
また、会場内では車両展示以外に、ダンボールでランタンを作るワークショップや、デリカミニのステッカーや『デリカD:5』のトミカがもらえるアンケート、招待者向けのキャンプラウンジ、デリカD:5の登坂性能が体験できる「45度登坂体験」など、見る以外にも楽しむコーナーがいくつか用意されていた。
なお、プレス向けではあるが、登坂体験のコーナーを使ってラリードライバーの増岡浩氏によるデリカミニの悪路走行性能のアピールも行われた。
デリカミニは軽でありながら、高い悪路走破性能を誇り、会場に用意されたテストコースでは20度の傾きでもふらつくことはなく、タイヤが互い違いに上下する凹んだ場所やローラーを使ったスタックからの脱出などを難なく披露。
特にスタックからの脱出は「グリップコントロール」と呼ばれる空転したタイヤにABSで自動的にブレーキ制御をかけ、グリップの残っているタイヤにパワーを集中することで抜け出すという技術が使われていた。スタックしてもアクセルを踏み続けることで自動的に作動し、スタックから抜け出せるそうだ。
さらに、デリカミニのサスペンションの性能もよく見ることができ、悪路でもしっかりと「ショックアブソーバー」が機能することで、かなりの可動域を見せていた。デコボコした場所でもしっかりとタイヤが接地され、車高の高さもあいまって悪路を安定して走行できる。
プロダクトを担当している藤井氏によるとデリカミニはすでに9000台以上の予約があるそう。イベントのオープニングでは「デリカ」シリーズの掲げる「楽しい時間の提供」をさらに強くし、家族や仲間とのワクワクを後押しできる、生活や行動の範囲を広げる相棒になってほしいとアピールしていた。
《text:二城利月》