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[低音強化・実践レクチャー]「ユニットサブウーファー」のお薦めモデルを紹介!

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「カロッツェリア」の『TS-W1000RS』を搭載したオーディオカーの一例(製作ショップ:ジパング<鳥取県>)。全 6 枚写真をすべて見る

クルマの中では超低音が不足しがちだ。しかし、心地良いサウンドを楽しもうとするならそれをしっかり鳴らしたい。当特集では、その実践法を紹介してきた。今回は超低音再生のスペシャリストである「ユニットサブウーファー」にフォーカスし、その注目作を紹介していく。

◆「ユニットサブウーファー」なら、理想の低音を獲得可能!?

前回は、導入のハードルが比較的に低い「パワードサブウーファー」の注目作を紹介したが、超低音の“鳴り方”にこだわるのなら、「ユニットサブウーファー」の使用が吉と出る。

なお「ユニットサブウーファー」とは、「サブウーファー」が裸の状態で売られているもののことを指す。なのでこれをシステムに組み込もうとするときには、「サブウーファーボックス」と「パワーアンプ」とが必要となる。ゆえに導入のハードルは上がってしまうが、自分が欲しい低音を得られやすくなる。どんな「ボックス」を用意するか、そしてどんな「パワーアンプ」を使うかによって鳴り方を変えられるからだ。

そしてもちろん、「ユニットサブウーファー」に何を選ぶかでもサウンドの方向性が変化する。ちなみにいうと実は、「ユニットサブウーファー」は「パワードサブウーファー」以上にさまざまなブランドからいろいろな製品がリリースされている。選択肢が幅広い。そこも魅力だ。

◆音質マニアからの支持が厚いのは、『カロッツェリア・1000RSシリーズ』!

では、どのようなモデルがあるのかを紹介していこう。今回は国産ブランドの製品をチェックしていく。

まずは「カロッツェリア」のモデルを見ていこう。同ブランドからは現在、タイプの異なる3モデルがリリースされている。その中でのフラッグシップ機はこちら、『TS-W1000RS』(税抜価格:12万円)だ。同ブランドではハイエンドスピーカーライン『1000RSシリーズ』を擁しているが、当機はそれに名を連ねるひと品だ。

ちなみに当機が発売されたのは2011年の秋だが、今でも多くのカーオーディオマニアに使われ続けている。つまりハイエンド「サブウーファー」の定番モデルの1つとなっている。実際、音質性能的にも完成度が高い。再生レンジの広さとレスポンスの速さを持ち味としていて、自然で豊かな超低音の再生が可能だ。

そして同社ではそれに続いて、『TS-W252PRS』(税抜価格:5万5000円)をラインナップする。ちなみに『PRSシリーズ』のスピーカーは、「パイオニア」が擁するプロスピーカー『TAD(タッド)』の基本技術を踏襲したシリーズとしておなじみだが、当機もそれは同様だ。かくして高音質とハイパワーを両得し、スピード感とリニアリティに優れた超低音再生を可能としている。

◆大音圧を特長とする『TS-W312S4』にも注目! そして「ビーウィズ」からは…

さらに「カロッツェリア」はもう1機種、『TS-W312S4』(税抜価格:3万円)も持つ。なお当機はそもそも北米市場向けに開発されたモデルで、パワフルで深みのある重低音と体の芯に響く大音圧再生力が特長だ。ちなみにこれ以外の2モデルは振動板サイズは25cmだが、当機は30cmある。このことも力強い重低音を鳴らせる要因の1つとなっている。

一方、国産ハイエンドカーオーディオブランドの「ビーウィズ」では、個性的な「ユニットサブウーファー」を用意している。製品名は、『L-165RW』(税抜価格:4万円)だ。ちなみに当機は、同社の新世代スピーカーライン『リファレンスAMシリーズ』に属する一品だ。なお当機の口径は「サブウーファー」としては小さめな16.5cm。なので「サブウーファーボックス」は3~10リットルという小容量タイプでOKだ。つまりボックスがトランクルームで場所を取りにくく、使いやすい。それでいて良質な低音を再生可能だ。ナチュラルなサウンドを奏で、フロントスピーカーとの繫がりも良い。導入ハードルの低い、かつ高性能な「ユニットサブウーファー」をお望みなら、当機のチェックもお忘れなく。

今回は以上だ。次回は海外ブランドの注目モデルにフォーカスする。お楽しみに。

《text:太田祥三》

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