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VWの新型EVセダンは航続700km、市販モデルは今春発表へ…プロトタイプ[詳細写真]

自動車ニュース

フォルクスワーゲン ID.7 のプロトタイプ(CES 2023)全 20 枚写真をすべて見る

フォルクスワーゲン(Volkswagen)は、CES 2023において、新型EVセダン『ID.7』のプロトタイプを初公開した。

ID.7は、フォルクスワーゲンの新世代EV「ID.」ファミリーの最新モデルであり、ID.ファミリー初のセダンだ。フォルクスワーゲンは、EVのラインナップを上位セグメントに拡大する。市販版は2023年第2四半期(4~6月)、デビューする予定だ。

ID.7は、とくにフロントセクションとルーフの空力性能を追求した。これにより、エネルギー消費の削減と航続の延長を目指した。フロントエンドに配置されたエアインテークは、エアインテークを通って流れる空気を車両の側面から後方へと導く。これがエアカーテンを形成し、車両の側面の空気の流れを最適化する。ルーフは後方に傾斜しているため、ID.7は空気抵抗係数に優れるという。1回の充電での航続は、最大で700km(WLTPサイクル)に到達する見通しだ。

ID.ファミリーの他のすべてのモデルと同様に、 ID.7は、フォルクスワーゲングループの EV向け車台「MEB」をベースにしている。短いオーバーハングと2970mmの長いホイールベースを備えたMEBは、インテリアにメリットをもたらす。ID.7では、これが高級セダンの特徴になり、とくに広々とした感覚を実現しているという。室内には、15インチの新しいディスプレイ、拡張現実ヘッドアップディスプレイ、インフォテインメントシステムと一体設計された空調コントロール、照光式タッチスライダーなどを採用している。

《text:森脇稔》

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