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良い音をカジュアルに楽しめるブランド「PLUG&PLAY」[カーオーディオ 名機の系譜]第10回

カーオーディオカーオーディオ特集記事

「PLUG&PLAY」の製品群。全 4 枚写真をすべて見る

カーオーディオ市場の中でひときわ存在感を放つ“名機”を1つずつ取り上げ、それぞれの魅力を明らかにしている当連載。今回は気鋭の国産ブランド「PLUG&PLAY」にスポットを当て、同社が擁するスペシャルアイテム群のスペシャルたるゆえんを紐解く。

◆「良い音を気軽に楽しんでもらう」べく、堂々誕生!

「PLUG&PLAY(プラグアンドプレイ)」は、2019年に誕生した比較的に若いブランドだ。プロデュースするのは国産ハイエンドカーオーディオメーカーの「ビーウィズ」だ。

なお当ブランドは、独特のコンセプトを掲げて登場した。目指したのはズバリ、「もっと音の良いカーオーディオを、もっと気軽に楽しんでもらうこと」だ。

というのも、クルマの中で良い音を聴きたいと考えたとき、本格的なカーオーディオシステムの構築には手間とコストが相応にかかる。その上昨今は純正のカーオーディオシステムの複雑化も進みつつあり、ますます気軽に良い音を手にしづらくなっている。

「ビーウィズ」はそのような状況を憂い、新ブランドの設立に着手した。本格的な高音質システムをよりカジュアルに楽しめるアイテムを独自開発し、それを世に問うた。

ブランド設立とともにリリースされたユニットは計5つある。どれも性能は確かでありながらリーズナブル、そしてインストール性が高く省電力。現代のクルマにマッチした逸品ぞろいとなっている。

◆使いやすい高性能「パワーアンプ内蔵DSP」を2機種用意!

では、ラインナップを見ていこう。まずはコンセプトをより如実に具現化している2つの「パワーアンプ内蔵DSP」から紹介していく。

ところで「パワーアンプ内蔵DSP」は、今やビギナー向けのアイテムとしても人気が高まっている。というのも昨今はメインユニットを換えにくい車種が増えていて、かつてのように音の良いセンターユニットへの換装からシステムアップをスタートさせるという形が取りづらい。しかし「パワーアンプ内蔵DSP」を用いれば話が変わる。純正メインユニットはそのままで、高度なサウンドチューニング機能をシステムに付与できる。

で、「PLUG&PLAY」の2機種は、それをより手軽に実践可能だ。特に、『PLUG&PLAY 640』(税込価格:6万6000円)は、そこのところが際立っている。まずはひときわリーズナブルだ。ここまで手頃な「パワーアンプ内蔵DSP」は多くない。それでいながら当機は、機能的に十分に高性能だ。搭載されている各コントロール機能は、ハイエンド機と比べて見劣りしない。

なおコントロール可能なch数と内蔵パワーアンプの出力数は、価格を抑えるためだろうミニマムな仕様となっている。しかし、本格システムのスタンダードスタイルである「フロント2ウェイ+サブウーファーシステム」の構築には不足がない。

◆完結型が多い「パワーアンプ内蔵DSP」の中にあって、当機はシステム発展が可能!

なお当機は、他にはない特別な特長も持っている。それは、「システムアップが可能なこと」だ。一般的に「パワーアンプ内蔵DSP」は、内蔵パワーアンプの使用をやめて外部パワーアンプを追加できるようにはなっていない。しかし当機はそれが可能だ。まずはこれにてベーシックなシステムを構築し手軽に高音質を楽しみつつ、将来的には外部パワーアンプシステムも構築できる。

さて、もう1つの『PLUG&PLAY 1080』(税抜価格:12万6500円)は、ハイスペック仕様となっている。コントロール可能なch数は「10」が、内蔵パワーアンプの出力ch数は「8」が備えられ、さまざまなスピーカーレイアウトシステムに対応する。そして当機も、このスペックにして十分にリーズナブルだ。

その上で「PLUG&PLAY」は、好きな外部パワーアンプを自在に組み合わせられる「単体DSP」も持っている。機種名は『PLUG&PLAY DSP』(税込価格:11万円)だ。またこれとの組み合わせを想定したD級2chパワーアンプ『PLUG&PLAY POWER』(税込価格:4万2900円)も用意する。これらも高性能かつリーズナブルで、さらには小型で省電力なので、「単体DSP」+「外部パワーアンプ」というハイエンドシステムを、合理的に構築可能だ。

「PLUG&PLAY」の各機なら、純正オーディオの音をより手軽にガラリと変えられる。今の音に不満を抱えているドライバー諸氏は、同社の製品群に要注目。

《text:太田祥三》

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