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[カーオーディオ・DIY講座]純正スピーカーを外すには、コツがいる!?

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純正スピーカーの取り付け例。このクルマの場合純正スピーカーは、3か所のリベットにて固定されている。このリベットを破壊しないと純正スピーカーは取り外せない。全 1 枚写真をすべて見る

カーオーディオアイテムを自分で取り付けることに興味を抱くドライバー諸氏に向けて、そのノウハウをお伝えしている当コーナー。現在は、スピーカー交換のやり方を紹介している。今回は、純正スピーカーの外し方を説明していく。

さて、スピーカー交換をするにあたってはまず、交換するスピーカーを選ぶ必要がある。で、購入製品を絞り込むにあたっては「愛車に取り付け可能かどうか」を確認する必要がある。

そのときに問題となるのは、「取付奥行き寸法」だ。市販スピーカーは製品ごとで厚みが異なる。そしてクルマ側は車種によってドア内部のクリアランスが異なる。なので愛車のドア内部のクリアランスを測定し、それに収まる「取付奥行き寸法」のスピーカーを選ぶ必要があるのだ。

なお測定するには、一旦ドアの内張りパネルを外さなければならない。ちなみにいうと、簡単に取り付けられることがうたわれているスピーカーであれば事前に測定するまでもなく、大体は取り付けられるはずだ。なので必ずしも測定しなくても良いのだが、スピーカーを取り付ける段になったらパネルの取り外し作業は必須となる。その練習の意味でも、あらかじめ測定することには意味がある。

というわけでパネルの取り外し方については前回の記事にて解説したが、今回は純正スピーカーの取り外し方を説明したい。内張りパネルを外すと純正スピーカーと対面できるのだが、ドア内部のクリアランスを確認するには一旦純正スピーカーを取り外す必要があるのだ。

なお、純正スピーカーは簡単には外れない場合も多い。普通のネジで固定されていたら、そのネジ山に合うドライバーを使ってネジを外せばOKだ。しかし…。

純正スピーカーはリベットで固定されていることが案外多い。そうであると、そのリベットを破壊しなくては純正スピーカーを取り外せない。ただし一旦リベットを壊してしまうと、純正スピーカーを元に戻す際にはサイズの合う汎用ネジでとめるか、場合によっては再び装着できなくなることもある。このこと、は頭に入れておいていただきたい。

で、リベットを破壊するには、電動ドリルがあると割と簡単に行える。5mm前後の刃を使ってリベットの頭にドリルを当てて破壊し、残骸はニッパー等で取り除けは良い。

電動ドリルを持っていない場合には、ニッパーを使って根気よくリベットを除去しよう。簡単ではないが、粘り強く作業をすればニッパーでもリベットを取り除ける。

こうしてリベットを除去できたら、あとは配線カプラーを外せば純正スピーカーを取り外せる。

今回は以上だ。次回はこれに続く作業工程を説明していく。お楽しみに。

《text:太田祥三》

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