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カロッツェリア・サイバーナビ“2022年度バージョン”を発表!

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Wi-Fiを使ったオンライン化を実現したハイエンドモデルとして最新のカーナビシーンをリードするパイオニア・カロッツェリアのサイバーナビ。時代を先取りする高機能・高性能を備えたシリーズがニューモデルとなって登場したのであらためて注目した。

2022年10月6日にリリース発表された新型のサイバーナビ。地図データを含めて最新モデルへとリニューアルしたので基本機能を含めてあらためてその魅力を紹介して行くこととした。ハイエンドモデルらしく、カロッツェリアの技術の粋を集めて設計された高機能・高性能が自慢のモデルだ。最新機能を満載したカーナビが欲しいというユーザーには願っても無いモデルとなる。

◆やはり注目は「オンライン化」のメリット

そんなサイバーナビの最大の特徴は「オンライン化」だろう。これまでのカーナビはスタンドアローンで機能するケースがほとんど(スマホを介した回線接続は一部に存在した)。しかしサイバーナビはNTTドコモの4G回線を利用した車載向けの通信サービスである「docomo in Car Connect」に対応したネットワークスティックを同梱(DCモデル、他モデルは別売)。「通信制限無し」「使い放題」の通信サービス(1年間無料)を利用出来るのが最大の魅力となった。

今やインターネットを介してさまざまな情報にアクセスするのが当たり前の時代。カーナビも最新情報に接するためにはこのようなオンライン化は願っても無い機能だ。実際に通信サービスを使った代表的な利用方法をいくつか紹介しておこう。

まずはサイバーナビを車内のWi-Fiスポットとして機能させることが出来るのがひとつ(アクセスポイントモード)。乗員が持っているスマホをWi-Fiを介して自由にインターネット接続することが出来るのが魅力。この機能は仕事利用でもかなり便利。PCを積み込んで出先でリモートワークすることも自由自在。移動先がそのままオフィスに早変わりするのもWi-Fi環境があればこそだ。

◆ストリーミング再生も自由自在に

さらにサイバーナビの画面でそのままYouTubeを再生(ストリーミングビデオ)できるのもこのモデルならでは。多彩な映像コンテンツをカーナビの画面でそのまま視聴することができる。また自宅のブルーレイレコーダー(対応機種)に外からアクセスして、保存してある映像コンテンツをサイバーナビで再生できる機能(レコーダーアクセス)も搭載。ドライブ先でも見逃していたドラマの録画をチェックできるなど、便利な利用法が考えられる。

さらに通信利用の応用編としては、例えばAmazon Fire TV stick別途用意することで車内での利用が可能になるのにも注目。サイバーナビとはHDMI接続してカーナビの画面でprime videoなどの多彩なコンテンツを視聴可能になるので、自宅で楽しんでいる映像コンテンツの環境をそのまま車内で視聴できるのもポイントが高い。

◆磨き上げられたナビ機能は正確なルートを選択

一方のカーナビ機能でもオンライン化による自動地図更新が利用可能になるのも注目すべき便利機能だ。オンライン化によって常に新しい地図が利用出来るため、新しい道が開通しているにもかかわらず、旧ルートを案内されてイライラすることも無くなる。最新の地図データへのバージョンアップも追加費用無しで最大3年分が付いているのにも注目。最新の道路や施設情報を更新可能で最大で6回配信(発売時~2025年10月31日)されるので安心感も満点だ。これまで最新地図を利用出来るという理由だけでスマホのナビを利用していたユーザーも、この環境ならば高機能で使い勝手が良いカーナビを使う魅力を再認識するだろう。

◆音にこだわる機能も多数投入

次に注目したいのはハイエンドモデルらしく映像/音声の機能が優れている点だ。まずは映像の美しさはぱっと見ただけで判断できる。最大で9V型までを用意するディスプレイには高精細HDパネルを採用し映像の美しさが際立つ。もちろん地図画面も見やすくルート案内にも効果を発揮する。

さらに音の良さもサイバーナビの大きなアドバンテージのひとつ。従来からオーディオには力を入れてきたサイバーナビなので高音質なオーディオ関連パーツを投入しているのが見どころ。さらに高機能なDSP(デジタル・シグナル・プロセッサー)も内蔵しているので、詳細なイコライザーやタイムライメント、クロスオーバーといった機能を駆使して、車内のサウンドをコントロール可能だ。

また圧縮音源などを96kHz/24bitのハイレゾ音源相当に拡張して再生するマスターサウンドリバイブ(MSR)を搭載。多彩な音源をより高音質で聴くためには効果満点の機能となっている。

カーナビにオンライン化という新しい価値を注入したカロッツェリアのサイバーナビ。AV機能のハイグレード化もありカーナビの基本機能に加えて車内エンターテインメントのセンターユニットとして魅力満載のモデルとなった。一方では車内のWi-Fi環境を利用したリモートワークでの使い勝手も創出するなど、これまでのカーナビには無かった利用スタイルを提案しているモデルでもある。最新モデルの登場を機会にあらためて注目を集めるモデルとなりそうだ。

《text:土田康弘》

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