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予算5万円でスピーカー交換![プロが教える“カーオーディオ・初めてプラン”] 第1回

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グラウンドゼロ・GZRC165.2SQ-lV全 5 枚写真をすべて見る

カーオーディオシステムのバージョンアップを図りたいと思いながらも、「何から手をつければ良いのか分からない」、「費用がどのくらいかかるのか不安…」、そんなもやもやを抱えてはいないだろうか。

今回からスタートする当特集では、そんな方々に向けて“音のプロ”から訊いた具体的な“スタートプラン”を、毎回テーマを変えて紹介していく。

◆3万5000円(税抜)の格安プランも用意!

今回は、“予算5万円(税抜)をメドとするスピーカー交換プラン”を紹介する。案を提示してくれたのは、福岡県粕屋町にて店舗を構える実力店、「エモーション」だ。まずはエモーションの橋本さんに、予算5万円でスピーカー交換は可能か否かを訊いた。

「可能です。実際当店では、さらにお手頃な“スーパーリーズナブル”と銘打った総額3万5000円(取付工賃+必要部材代込み、税抜)のスピーカー交換プランもご用意しています。アメリカンブランド、クランチの『CS65C』というスピーカーがあり、これが低価格ながらとても良く鳴ってくれるんです。これを大量仕入れして廉価なセット価格を実現し、ご提供しています。純正スピーカーよりもう少し良い音をできるだけ低予算で手にしたいとお考えの方に、当プランは自信を持ってお薦めできます。

というわけで5万円を切るプランからご用意していますが、ご予算が5万円おありでしたら、もう1ランク上のプランをご案内できます。

例えばヘリックスの『F62C』(税抜価格:2万5000円)というスピーカーがあり、当機は価格の割に高性能です。これにインナーバッフル、基本的なドア防振(デッドニング)、取り付け工賃を込みにして大体5万円(税抜)ほどでご提供できます」

◆ドア防振は音に効く。やらない手はない。しかし…。

「ところでご予算の多くをスピーカー代に投じたいと思われる方もいらっしゃいますが、5万円で完結させたい場合には、基本的なドア防振を省くべきではありません。

ちなみにこのプランではドア防振はライトな内容にとどめていますが、それでもやるかやらないかの違いはとても大きいです。仮にスピーカーのグレードをもう1ランク上げても、ドア防振を行わなかったらむしろサウンドクオリティは落ちてしまいます。2万5000円のスピーカーを使いドア防振も行った方が、より良い音を楽しめます。

なお、インナーバッフルはスピーカー交換には必須のアイテムですので、これを使わないわけにはいきません。そしてご予算が許すのであれば、ワンオフした方がより良いものを手にできます。とはいえ市販品の中にも良いものがありますから、それをお使いいただけばご予算の圧縮が可能です。なので当プランではそれをセットにしています(適合するモデルにより価格が変動)。

一方、ドア防振を後回しにするのはアリです。そして後からするという前提であるのなら、その分のご予算をスピーカー代に注ぐという作戦も浮上します」

◆スピーカーは3万5000円を超えると、ガラリと音が変わる!?

「というのもスピーカーは、価格と性能がある程度比例します。なぜなら、物量投入がものを言うからです。各部の部材により良いものを使えば使うほど、性能も上がります。手頃な製品の中では、価格が3万5000円を超えてくるとガラリと音が良くなります。それもそのはずで、例えば2万円の製品と4万円の製品とでは価格が倍も違いますから、性能差も相応に開きます。なので後からご予算ができたときにドア防振をやることにしてまずはより良いモデルを手にされた方がむしろ、長い目で見て得られる満足度は高まると思います。

具体的には、グラウンドゼロの『GZRC165.2SQ-lV』(税抜価格:4万5000円)がお薦めです。当モデルをお選びいただいた場合には取り付け工賃とインナーバッフル代を含めると6万円近くになりますが、使って後悔はないはずです。

当機は磁気回路にコストが注がれていて、結果、音離れが良く立体感の再現性も高いです。逆に磁気回路以外ではコストカットが成されている節があり見た目的にはチープな部分もあるのですが、音質性能は同価格帯の製品と比べて優秀です。

お近くでしたらぜひお気軽にご来店ください。さまざまな“スタートプラン”をご案内できると思います。お待ちしています」


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(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)

《text:太田祥三》

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