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距離測定にはコツがある!?「サウンドチューニング」実践講座 Part4 タイムアライメント編 その3

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ミッドウーファーの取り付け例(フォーカル・デモカー)。全 3 枚写真をすべて見る

カーオーディオライフをより充実させたいという思いがあれば、サウンドチューニングにも挑戦してみよう。本命の設定はプロに任せるとして、併せて自分でも機器を触ってみると楽しさの幅が広がる。当連載ではそれを推奨し、操作のコツを解説している。

現在は、「タイムアライメント」の設定方法を説明している。で、前回の記事で解説したとおり「タイムアライメント」では、各スピーカーまでの距離を測定することが設定においての第一手順となる。

なお、測定はできるだけ正確に行いたい。なので、できたら誰かの手を借りよう。プロは、折れ曲がらないタイプのメジャーを使って1人で測定したりもするが、慣れていないと目測を誤ってメジャーの先端をスピーカーに当ててしまいかねない。そうして振動板を破損させることのないように、家族や友人の手を借りよう。

さて、測定をするにあたってはまず、シートをいつもの位置に合わせる必要がある。つまりドライビングポジションを取り、その上で測定を開始するわけだが…。

とはいえ測定に際しては、起点と終点をどこにするかが迷いどころとなる。実を言うと、起点と終点の決め方にはさまざまな考え方がある。まずスピーカー側を起点とする場合、振動板の位置からの距離が測定されることもあれば、ボイスコイルがある位置を起点とする考え方もある。ちなみに振動板を起点とする場合には、ミッドウーファーについてはセンターキャップからの距離が測られることが多い。

このように考え方はいくつかあるが、どこを起点とするかをスピーカーユニットごとでバラバラにするのはNGだ。測定方法は必ず統一しよう。結論としてどこを起点にするべきかは、自分なりに研究した上で決めていこう。

ちなみに、ミッドウーファーをインナーバッフルで装着している場合(ドアパネル内に収めている場合)、ドアパネルを外して測定しなくても良い。パネルの上から測定して、そしてパネル面から振動板、またはボイスコイルまでの距離を推測してその分の距離を足せばOKだ。

そのようにせず、パネルがないものとしてスピーカーからの直線距離を測るのは避けたい。実際はパネルを透過して音が真っ直ぐにドライバーの耳に届くことはないからだ。一旦パネルの外側まで真っ直ぐ進み、パネルを出てから耳に向かって進んでくる。なので、距離の測定も、その道のりをトレースして測定するべきなのだ。

今回はここまでとさせていただく。次回はこの続きを説明する。次回の当記事も、お読み逃しのなきように。


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《text:太田祥三》

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