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ポルシェ『パナメーラ』はEV化せず! MHEV&PHEVで進化か? 次期型登場は2023年後半

自動車スクープ

ポルシェ パナメーラ 次期型プロトタイプ(スクープ写真)全 27 枚写真をすべて見る

ポルシェは現在、4ドアスポーツクーペ『パナメーラ』次世代型を開発していると見られる。スクープサイト「Spyder7」のカメラが、その最新プロトタイプを捉えた。

ニュルブルクリンクでの高速テストに出現した2台のプロトタイプをよく見ると、それぞれが異なるタイプの車両であることがわかる。どちらも同じ10スポークの合金ホイールを装着しているが、バンパー、スポイラー、排気管のセットアップが異なっているのが見てとれる。

ナンバー「126」のフロントエンドには、2本のフィンを備えるコーナーエアインテークが確認できるほか、後部に長方形のエキゾーストシステムを装備。トランクリッドのベースから直接立ち上がるアクテイブスポイラーが確認できる。もう1台(ナンバー221)は、シングルフィンを備えるコーナーエアインテークを配置、後部にはクワッドエキゾーストパイプをインストールしているほか、トランクリッドから上昇して外側に伸びるワイドリアウィングを装備。おそらくラインアップ最速となる「ターボ」、あるいは「ターボS」のプロトタイプである可能性が高い。

またどちらも電化を示すイエローステッカーが貼られていないことから、電動アシストのないガソリンモデルと予想される。進化したターボチャージャー付きのV型6気筒、およびV型8気筒エンジンを搭載しているはずだ。

キャビン内では、「PCM6.0」インフォテインメントシステムを搭載、助手席グローブボックスには専用のスクリーンが装備される。またシフトレバーは削除され、EV『タイカン』のようなトグルタイプのシフターがインフォテイメントディスプレイの左側に配置される。しかし、電動パーキングブレーキはタイカンがその右側にあるのに対し、プロトタイプでは上部に配置されているようだ。

次期型のパワートレインラインアップは不明だが、タイカンとの差別化のためフルEV化が避けられることは間違いない。おそらく、マイルドハイブリッド技術を搭載した、より強力な2.9リットルV型6気筒、及び4.0リットルV型8気筒ガソリンエンジンを搭載すると予想される。プラグインハイブリッドのE-Hybridについては、EV走行による航続を大幅に改善するため、より大型のバッテリーパックを搭載する可能性が高いという。

パナメーラ次期型のデビューは、2023年後半となるだろう。

《text:Spyder7編集部》

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