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サブウーファーにはタイプ違いがある!? サウンドユニットの「セッティング法」を大研究! 第3章「サブウーファー編」その2

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「パワードサブウーファー」の一例(フォーカル・Ibus 20)。全 5 枚写真をすべて見る

カーオーディオシステムを構成する各アイテムは、車両に取り付けることではじめて音響機器として機能する。そしてその取り付け作業には、さまざまな決まりごと等がある。当連載ではそれらを説明しながら、カーオーディオならではの面白さを明らかにしようと試みている。

前回からは「サブウーファー」に関する解説を開始した。その中でまずはクルマの中で「サブウーファー」が必要となる理由を紹介したが、それに引き続いて今回は「サブウーファー」にはタイプ違いがあることを説明していく。

さて、カー用の「サブウーファー」は、大きく3タイプに分類できる。「小型・薄型のパワードサブウーファー」、「ボックスサブウーファー」、「ユニットサブウーファー」、この3つだ。

それぞれがどのようなものなのかを簡潔に説明していこう。まず「小型・薄型のパワードサブウーファー」とは、クルマのシート下のスペースにも搭載可能なようにコンパクトに仕上げられているもののことを指す。そしてさらに、音を鳴らすための必需品3つが一体化されていることも大きな特長だ。必需品とは、サブウーファーユニット(スピーカー)、ボックス、パワーアンプ、この3つだ。

というわけで「小型・薄型のパワードサブウーファー」は、導入のハードルがもっとも低い。これ1つを用意すれば良く、取り付けスペースも取りにくいからだ。

次いで「ボックスサブウーファー」とは、ボックスがある程度大きいもののことを指す。なのでシート下には取り付けられない。主にはトランクに取り付けられることとなる。なお、これにもタイプ違いがある。1つがパワーアンプまでが一体化された「パワードタイプ」で、もう1つがパワーアンプが一体化されていないタイプだ。

そして3つ目の「ユニットサブウーファー」とは、サブウーファーユニットが裸の状態で売られているもののことを指す。ゆえにこれを選ぶ際には、ボックスとパワーアンプの両方を別途用意しなければならず、導入のハードルが上がる。

で、これら3タイプはそれぞれで、取り付けにおけるセオリーや注意事項も異なってくる。

というわけで次回以降は、各タイプごとで話を進めていく。まずは「小型・薄型のパワードサブウーファー」について説明する。ちなみにこれを取り付けるための作業工程は主には3つある。電源配線、信号配線、そして本体の固定、この3つだ。これらをこなすことで音を鳴らせるようになる。次回からは、それぞれの工程がどのように行われるのかを説明していく。

今回は以上だ。次回の記事もお読み逃しのなきように。


《text:太田祥三》

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