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ランドクルーザーとともにブラッドレーのある人生を!【4x4エンジニアリング:40周年特別企画】

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BRADLEY 40th Anniversary / ランドクルーザー【FJ40】全 31 枚写真をすべて見る

40年の歴史を誇り、市販車から本格的な競技車両まで、数多くのオフローダーの足元を支えてきた4×4エンジニアリングサービスのホイールブランド「ブラッドレー」。その魅力を、使用歴が実に30年という上野和幸さんに聞いた。

上野さんはランドクルーザー限定のトライアル競技イベントである、ブラッドレー杯の大会実行委員長も務める人物。そして実は自動車メーカーで車両開発にも携わる、自動車のプロフェッショナルでもある。

そして現在ランドクルーザーを2台(40と70)を所有して、日常からオフロードトライアルまで、ランクルのあるライフスタイルを満喫している。そんな上野さんが語るランドクルーザーの魅力、そしてブラッドレーの魅力とは…。

きっかけはハイラックスサーフ、気づいたらランドクルーザーにハマっていた


「最初に乗った四駆はハイラックスサーフ、LN61という最初のサーフです」という上野さんだが、次第にもっとハードなオフロード走行をしたくなり、選ぶクルマは「ランクルしかないな」と思い「70のスタンダードに行き着いた」という。現在は、通勤の足にも使うという5気筒ディーゼルの【PZJ70】と、憧れのクルマだったという6気筒・幌仕様の【FJ40】を所有している。

もちろん、両車ともホイールはブラッドレーを装着。「ブラッドレーの一番気に入っている点は、強度とシンプルなデザインですね」とのこと。

「この70を購入する前からアルミホイールを履きたいなと思っていて、純正の設定が鉄チンホイールだったので、かっこいいホイールを探していたところに、ブラッドレーのヴォーグが出たのを知って、迷わず」ということからも、上野さんが自然にブラッドレーに惹かれていったのが垣間見えるエピソードだ。

それから30年履き続けているというヴォーグ、その魅力は「まずシンプルなところ」だと語る。オフロード走行の機会が多いので、掃除のしやすさは重視するそうだが、同時にその形状は泥詰まり防止にも有効で、さらには「飽きのこないデザイン」でもある。

もちろん、強度や信頼性にも満足しているという。当たり前のように聞こえるかもしれないが、30年もの間、ハードに使ってきたエキスパートが語ると、その言葉の重みが違う。その経験も踏まえ、FJ40にはヴォーグの流れを汲む星形タイプの「ブラッドレーV」を装着している。

パリダカから産まれた本物のホイール『ブラッドレー V』の魅力

時を1988年に遡ると、日本製四駆ホイールのパイオニアとして名をなした4×4エンジニアリングは、パリ・ダカールラリー参戦車両へ専用ホイール(ブラッドレー01)を供給する。しかし、想定外の衝撃を受けて変形するという悔しさを味わった。その経験を踏まえてこれまでにない堅牢さを追求したのが、鋳造1ピース構造「ブラッドレーV」だ。その性能は国内外で高く評価され、自動車メーカーが生産ラインで装着した初の社外ホイールともなった。

いかにシビアな環境を想定しているかは、その設計から一目瞭然だ。ホイールのタイヤビードと接する箇所に細かい凹凸を入れる、ローレット加工を施したモデルを用意した。その目的は、瞬間的に大トルクがかかった際に、タイヤだけが滑って空転するのを防ぐこと。しかも、パンク状態、さらにタイヤなしの状態でオフロードコースを走るという過酷なこと極まりない開発テストまで実施しているというから驚きだ。

ブラッドレー40周年を記念して、多くのユーザーの声に応えた復刻モデルが登場!

7タイプのフェイスデザインと9色のカラーラインナップ、ジムニーからランクルのようなフルサイズ四駆まで幅広い車種に対応するサイズを展開するブラッドレーV。しかしロングセラーモデルだけに一部生産を終了したモデルもある。

そこでブラッドレー40周年を記念し、再販リクエストの多かったサイズを復刻する。今回用意されるのは、6インチ・6穴 (PCD:139.7) が2タイプで、7.0J/インセット−15と8.0J/インセット−25。カラーはガンメタリック/マットブラック/パールホワイト/ハイパーブラック2の4色。特にマイナスオフセットとなるディープコンケイブのフェイスはファンならずとも4WDオーナーなら間違いなく手に入れたい逸品だ。

競技を通じて車との距離を縮め、一生モノとして付き合っていく幸せ

そんなオフロードホイールの代名詞とも言える、“ブラッドレー”の名を冠したイベント「ブラッドレー杯」については、オフロードの楽しみを伝えていきたいという、上野さんの熱い思いが込められている。

ランクルってここまで走れるんだよ、こんな走り方があるんだよ、というところが、若い人に伝えていければ。オフロードを経験したことがない人たちもいると思うので、見ていただいて、参加していただいて、ランクルが持っているポテンシャルを感じていただきたいな、という思いで競技を開催しています」。

その活動は、今後も世代交代をしながら長く続けていきたいと考えているそうだ。

70が新車時から30年、40は50年ほどの時間が経過し、部品供給などの問題もあって維持するだけでもハードルが上がり続けている。しかし上野さんは「大切に乗っていきたいな、というのが目標です」と語る。70は「大事にしつつも、競技を含めていろいろなところを走っていきながら、乗れなくなるまで乗っていきたいですし、その後もしっかり保存をしていきたいと思っています」と、一生の付き合いになりそうだ。その足元には、いつまでもブラッドレーが輝き続けることだろう。

4x4エンジニアリング『ブラッドレー40周年』特別ページはこちら

《text:関耕一郎》

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