アウディ(Audi)は5月17日、『RS4アバント』に「コンペティションパッケージ」と「コンペティションプラスパッケージ」を設定し、7月に欧州市場で発売すると発表した。
標準のRSモデルより車高を10mmダウン。さらに、顧客が手動で車高を10mm下げることができ、最大で20mmローダウンできる。スプリングレートは引き上げられ、3段階に調整可能なダンパー、より剛性の高いスタビライザーを装着。ラップタイムを短縮するのに役立つという。ABSソフトウェアの更新とピレリ「Pゼロ・コルサ」タイヤ、「RSセラミックブレーキシステム」の組み合わせにより、100km/hから制動距離は、最大2m短縮している。
ダイナミックステアリングレシオは、1:13.1のレシオに固定された。強化されたクアトロスポーツディファレンシャルは、とくに「ダイナミック」走行モードで、敏捷性と運転の楽しさを向上させるという。
マットブラックのテールパイプを備えた新開発の「RSスポーツエキゾーストシステム」を採用する。これにより、排気システムだけでなく、エンジンルームとインテリアの断熱性が向上するため、より強力なサウンドが得られるという。車両の重量も約8kg軽量化されている。
《text:森脇稔》