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レンジローバースポーツ 新型、新デザイン言語採用の3代目…欧州発表

自動車ニュース

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ランドローバーは5月10日、新型『レンジローバースポーツ』(Land Rover Range Rover Sport)を欧州で発表した。

◆ランドローバー史上最も先進的なシャシーテクノロジー

新型は3世代目モデルだ。ランドローバー史上、最も先進的なシャシーテクノロジーを採用した、と自負する。人目を引く存在感と直感的なドライビングレスポンスを追求しており、先進技術や悪路走破性も備えているという。

新型は、ランドローバーのモジュラーアーキテクチャ、「MLA-Flex」をベースにする。パワートレインのラインナップには、2種類のプラグインハイブリッド車(PHV)が用意され、EVモードの航続は最大113km、CO2排出量18g/kmを可能にしている。

頂点に位置する「P530」グレードには、最大出力530psを発生する4.4リットルV型8気筒ガソリンツインターボエンジンを搭載する。ダイナミックローンチを有効にした状態では、0~100km/h加速を4.5秒で駆け抜ける。

◆最新のダイナミックエアサスペンションが全車標準

新型は、ドラマチックなプロポーションや、感情に訴えかけるデザインを追求した。張りのある車体表面やダイナミックなスタンス、ひと目でわかるプロファイルが筋肉質なプロポーションによって強調されている。新たなデザイン言語によって、いつでも走り出す準備ができているというフォルムを狙ったという。

このデザイン思想は、一新されたインテリアにも踏襲された。レンジローバースポーツのトレードマークの「コマンド・ドライビング・ポジション(CDP)」は、コックピットのように、という新たな解釈を導入。利便性の高い最新機能やドライバー支援システム、高品質の素材を組み合わせている。

ダイナミックエアサスペンションには、スイッチャブルボリュームエアスプリングを初めて採用し、新型の全モデルに標準装備した。このインテリジェントなシステムは、エアバッグ内の圧力を変化させることでサスペンションの帯域幅を広げ、ダイナミックなハンドリングと、『レンジローバー』が持つ伝統的な快適性を両立しているという。

◆触覚フィードバック機能付きの13.1インチタッチスクリーン

新型は、すべての旅を楽しいイベントにすることを目指す。ドライバーが求めるダイナミックさに磨きをかけると同時に、洗練性と快適性のレベルもさらに向上させた、と自負する。この2つのキャラクターを融合させるために、さまざまなテクノロジーを総合的に組み合わせている。

例えば、「空気清浄システムプロ」は、乗員の健康と集中力を保つために、最適な室内環境を提供する。また、「MERIDIAN」サウンドシステムによるオーディオオプションも選択できる。MERIDIANシグネチャーサウンドシステムは、歴代レンジローバースポーツで最も先進的でパワフルなオーディオシステムだ。ヘッドレストスピーカー4個を含む最大29個のスピーカーにより、キャビンの乗員4名に対するパーソナルなサウンドゾーンを作り出す。第3世代のアクティブノイズキャンセレーションが、キャビンに侵入する外部音を低減させ、洗練された室内空間を実現するという。

新型には、最新の「Pivi Pro」インフォテインメントシステムを装備した。ハプティック(触覚)フィードバック機能付きの高解像度13.1インチフローティング式タッチスクリーンを、ダッシュボード中央に配置した。ナビゲーションや各種メディア、車両の設定などをコントロールできる。このシステムは、ユーザーの習慣を学習し、車内の体験をスマートにパーソナライズする直感的なパーソナルアシスタントになる、としている。

《text:森脇稔》

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