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トヨタ純正ディスプレイオーディオの交換って、可能? サウンドユニットの「セッティング法」を大研究! 第1章「メインユニット編」その9

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トヨタ・アルファードに市販ナビを装着した一例。全 8 枚写真をすべて見る

カーオーディオユニットの取り付け方や作業におけるセオリーを解説することで、カーオーディオの面白さや奥深さを明らかにしようと試みている当連載。今回は前回に引き続き、トヨタ車の純正ディスプレイオーディオの楽しみ方や交換に関する説明の続編をお届けする。

さて前回の記事の中で、トヨタ車の純正ディスプレイオーディオにはメリットがある一方で、不満を感じるオーナーもいることを説明した。不満が出るかもしれないポイントは2つある。1つが「スマホナビアプリの使い心地」で、もう1つが「映像系コンテンツを楽しみにくいこと」だ。それを踏まえて今回は、前者の不満に対処する方法を解説していく。

ところでトヨタ車の純正ディスプレイオーディオは、Apple CarPlayとandroidautoに対応していることが特徴だ。結果、スマホナビアプリを便利に使える。地図を車載ディスプレイに映し出せて、操作も画面上で行える。しかし、高性能な市販ナビを使い慣れている場合には、その使い心地に満足できないこともある。

で、この不満への対処法は2つある。1つは「純正オプションのナビを追加導入すること」で、もう1つが「市販ナビに交換すること」だ。

しかしながら、交換できるかできないかは車種による。まず、そもそもオーディオレスが選べる車種は、市販ナビへの交換は比較的に容易だ。逆に、純正ディスプレイオーディオしか選べない車種でセンタークラスターパネルに2DINスペースが確保し難い場合には、市販ナビへの交換は難しい。センタークラスターパネルを改造することで交換が可能となるケースもあるが、コスト面でのハードルは相応に高い。

その一方で、アルファード/ヴェルファイアのように市販ナビが入るスペースが確保できる車種の場合には、市販ナビへの交換は可能だ。

ただし、注意事項が1つある。それは「ディスプレイオーディオと連携するオプション品も使えなくなること」だ。例えばオプションのCD/DVDプレーヤーや地デジチューナー等は、純正ディスプレイオーディオを取り外すと操作を行えなくなる。なぜなら、純正ディスプレイオーディオの画面上で操作する仕様となっているからだ。つまり、純正ディスプレイオーディオを取り外すとスイッチ類を失うこととなるのだ。つまり、それらを外部プレーヤーとして活用するという選択肢は取れない。

なので車体を購入する時点で、純正ディスプレイオーディオを使い続けるのか市販ナビに交換するのかを熟考したい。そして市販ナビに換えようと結論付けるのであれば、選べるならば最初からオーディオレス車を選択し、選べない場合にはオプション品は付けないという決断を下そう。うっかりオプション品を追加してしまうと、その分のコストが無駄になる。

なお、純正ディスプレイオーディオを市販ナビへと交換する場合には、経験豊富なカーオーディオ・プロショップにて行うと安心だ。参考にしてほしい。

今回は以上だ。次回もトヨタ純正ディスプレイオーディオに関する解説を続行する。乞うご期待。

《text:太田祥三》

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