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「カスタムフィット」ならすんなり付く!? システムアップのための、カーオーディオユニット“AtoZ”! lesson 01「スピーカー編」その5

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カスタムフィットスピーカーの一例(カロッツェリア・TS-C1736S)。全 6 枚写真をすべて見る

クルマの中で“良い音”を聴きたいと考えているドライバー諸氏に、カーオーディオシステムのバージョンアップをお薦めしている当連載。まずは「スピーカー」交換を行うにあたっての製品選びの方法を解説している。今回は、「カスタムフィットスピーカー」について説明する。

ところで前回は、「車種専用モデル」について解説した。これならば愛車に適合するか否かが分かりやすく、かつ取り付け性も高いので総費用をコンパクト化しやすくなる。これらが「車種専用モデル」の利点だ。

そして市販スピーカーの中には「車種専用モデル」ほどではないのだが、ある程度インストール性が良好なことを特長とするモデルも存在している。それが「カスタムフィットスピーカー」だ。なお、「トレードインスピーカー」も、これと同義だ。

さて、「カスタムフィットスピーカー」は、そうではないモデルと比べてどう違うのだろうか。

実を言うと、細かな仕様は各機ごとで異なっている。車体メーカーごとのブラケット等の取り付け用パーツを豊富に同梱しているモデルもあれば、サイズ的に汎用性が高いことをもって「カスタムフィット」と称しているモデルもある。

で、「サイズ的に汎用性が高い」というのは、どのくらいのサイズなのかと言うと…。

まずミッドウーファー(ドアに取り付けるスピーカー)については、「取り付け奥行き寸法」がポイントとなる。「取り付け奥行き寸法」とは、スピーカーの厚み(取り付け面から磁気回路の奥側の面までの長さ)のことを指す。その長さがありすぎると、ドアの内張りパネル内に収められなくなるので取り付けるには大きな改造が必要となる。逆にある程度薄ければ、内張りパネル内にすんなりと収められる。

具体的には、口径が16cmから17cmクラスのスピーカーの場合、「取り付け奥行き寸法」が60mm程度かそれよりも薄いと「取り付け性が高い」と判断できる。逆に70mmを超えてくると、内張りパネル内に収まらない車種も増えてくる。

ただし、ドア内部のクリアランスは車種ごとで異なる。なのでスピーカー選びをする際には、愛車のドア内部のクリアランスの状況をあらかじめ把握しておくと製品を選びやすくなる。内張りパネル面から、降ろしたときの窓ガラスまでの距離を測ると、1つの目安が導き出される。とはいえ取り付け穴の大きさ等々その他の要因も加味するべきなので、細かくはカーオーディオ・プロショップにて確認してもらう。

さて次回は、「ツイーター」の取り付け性について解説していく。お楽しみに。

《text:太田祥三》

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