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ビギナー必読! カーオーディオを「USB」で楽しむことの“利点”と“方法”!

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クルマの中で音楽を聴こうとするとき、音楽を持ち運ぶメディアには何を使っているだろうか。かつてならCDが主流だったが、現在ではスマートフォンが一番人気だ。その現状を踏まえた上で当記事では敢えて、「USB」にスポットを当ててみる。

なぜなら、「USB」もなかなかのスグレモノだからだ。これを使うメリットや楽しみ方のポイントについて、深く掘り下げていく。

目次

  1. カーオーディオシステムのあらましについて
  2. 「メインユニット」に「USB端子」が備えられるようになったのはいつ?
  3. 「USB端子」の活用方法を具体的に検証 Part1「USBメモリ」
  4. 「USB端子」の活用方法を具体的に検証 Part2「iPhone」
  5. 「USB端子」の活用方法を具体的に検証 Part3「アンドロイド端末」
  6. 「USB」端子の活用方法を具体的に検証 Part4「Apple CarPlay」&「androidauto」
  7. まとめ

カーオーディオシステムのあらましについて

「メインユニット」と「スピーカー」でカーオーディオシステムは構成される!

最初に、カーオーディオビギナーに向けて、カーオーディオシステムのあらましから説明していく。

カーオーディオシステムは普通、「メインユニット」+「スピーカー」、この2つで形成される

というのも「メインユニット」には、以下のようなメカがすべて搭載されている。音楽信号をメディアから読み取る「ソースユニット」、音楽信号を制御する「プロセッサー」、音楽信号を増幅する「パワーアンプ」、これらが一体化されている。なので後は、音の出口となる「スピーカー」があれば音を出せる。

なお「メインユニット」は、「ヘッドユニット」または「カーオーディオ」と呼ばれることもある。システムの中心であり、システムの頭部であり、さらに言えばシステムそのものでもあるからだ。

メインユニットの主流はカーナビが一体化された「AV一体型ナビ」!

「メインユニット」には、タイプ違いもさまざまある。大きくは「純正」と「市販」、この2つに分けられる。前者は車体メーカーが用意するもので、後者は車載機器メーカーが製造・販売する後付けタイプの機器のことを指す。

そして「純正」「市販」ともに、仕様違いで以下の3タイプに分類できる。カーナビも内蔵された「AV一体型ナビ」、そこからカーナビが省かれた(他にもTVチューナー等が省かれる場合もある)「ディスプレイオーディオ」、そこからさらにディスプレイが省かれた「メインユニット」、この3つだ。

そして市販の「ディスプレイオーディオ」と「メインユニット」は、本体が1DINサイズのものと2DINサイズのもの、この2タイプが存在している(市販の「AV一体型ナビ」は基本的に2DINサイズ)。対して「純正」の「メインユニット」は、DINサイズで作られていない場合も増えている。

「メインユニット」に「USB端子」が備えられるようになったのはいつ?

音楽を再生するメディアには、さまざまなものが使われている!

なお昨今の「メインユニット」は、さまざまなメディアを再生できるようになっている。主なものを挙げると以下のとおりだ。CD、DVD、USB、SD、Bluetooth、iPod、AUX、そしてラジオチューナー、TVチューナーと、選択肢は実に幅広い(機種ごとで対応状況は異なる)。

この中で使われることがもっとも多いのはズバリ、Bluetoothだ。今やスマホに大量の音楽を格納しているドライバーは多く、さらには音楽ストリーミングアプリが使われる頻度も高くなっている。そうであると、車載機とスマホとをBluetoothで繋ぐとケーブルが不要となり、またスマホの音楽アプリの主要な操作を車載機側でも行える。

また最初に1度ペアリングをしておけば、クルマに乗り込むたびにスマホが自動接続されることもメリットだ。ポケットに入れたままでも認識される。

しかしながら、「USB」もあなどり難い。これも案外に利用価値が高いのだ(その具体的内容は、後述する)。

「USB」端子が備えられるようになったきっかけは、iPod?

ところで「USB」端子が「メインユニット」に装備されるようになったのはいつ頃なのかというと…。それは、iPodが普及した2000年代の後半からだ。

AppleのiPodは、2000年代の初頭に世に出た。そして2000年代の半ば頃には相当に普及し、これをクルマの中でも使いたいと思うドライバーが増えていく。そういったニーズに応えるべく、「AUX端子」と「USB端子」の装着率が次第に上がっていったのだ。

なお「AUX端子」とは「外部音声入力端子」のことを指す。iPodのヘッドフォン端子とこれとをピンジャックケーブルで繋げば、iPodの音声をカースピーカーから流せるようになる。

「USB」端子はそもそもiPodを接続するために誕生した?

一方「USB端子」を活用してiPodを「USB接続」すると、iPodの主要操作も車載機側で行えるようになる。各メーカーとも「USB端子」にはそのような機能を持たせた上で、搭載を進めていったのだ。というわけで「USB端子」は、iPodのために装備されたもの、という側面も持っている

また「USB端子」は当然ながら、「USBメモリ」を接続することも想定している。iPodが普及した以降、CDの楽曲データをパソコンに取り込むことや、楽曲データをダウンロードして手に入れることも広まったので、それらパソコン内に貯められた楽曲データを「USBメモリ」で持ち運ぶというスタイルも徐々に広がり、それへの対応も図られたというわけだ。

こうして今では、ほとんどの「メインユニット」が「USB端子」を装備するようになっている。当初は上級機にしか備えられていなかったが、現在ではスタンダード機にも装備が広がっている。場合によってはCDメカは省かれ、そのかわりBluetoothや「USB」が主要対応メディアと想定されているモデルもいくつかある。

「USB端子」の活用方法を具体的に検証 Part1「USBメモリ」

さてここからはいよいよ、「USB端子」の活用法を解説していく。まずはこちら、「USBメモリ」で音楽を車内に持ち込むことについて説明していく。

「USBメモリ」を使うメリットは、大きく2つある。1つは「大量の楽曲データを手軽に持ち運べること」、もう1つのメリットは「プレイリストを気軽に作れること」、この2つだ。今や「USBメモリ」の価格はかつてと比べるとかなりリーズナブルになっている。そして大容量化が進んでいるので、データ容量の重い「ハイレゾ音源」も割とたくさん持ち込める。

さらにその「ハイレゾ音源」の再生が可能な「メインユニット」もかなり増えている。大量のハイレゾ音源を自宅のパソコンやHDDに貯めてあるというのなら、「USBメモリ」を活用すれば簡単に持ち運べる上に、データをダイレクトに読み込めるので高音質に再生できる

また「USBメモリ」内のフォルダを認識できる機種であれば、フォルダに好きな楽曲をまとめておくとそれをプレイリスト的に楽しめる。かつてカセットテープが使われていた時代には、「勝負テープ」的なマイベストを編集してクルマに持ち込むというような楽しみ方がされてもいたが、フォルダに楽曲をまとめて入れておくことでそれと同じようなことが可能となるのだ。

また、「USBメモリ」内の楽曲データを車載機のディスプレイに表示させてスクロールすることができる機種も多く、そうであれば選曲操作をスムーズに行える。

「USB」端子の活用方法を具体的に検証 Part2「iPhone」

続いては、iPhoneを接続する楽しみ方について説明していく。なお先述したとおり、「USB端子」はiPodを接続するためのものとして普及が進んだという側面があるのだが、その仕組みは現在の「メインユニット」にもそのまま引き継がれている。

なのでiPhoneを「USB接続」すると車載機は、iPhoneに格納されているミュージックアプリをiPodとして認識する。結果、ミュージックアプリの主要操作を車載機側で行えるようになる。

ちなみにBluetooth接続でも、iPhone内のミュージックアプリの主要操作を車載機側で行えるが、「USB接続」の場合は充電も可能だ。充電のことも考えるのであれば、「USB接続」はアリだ。

なお、iPhoneにインストールしてある音楽ストリーミングアプリを車内で楽しみたい場合には、Bluetooth接続かAUX接続を選ぼう。「USB接続」でiPhone内のアプリにアクセスできるのは、ミュージックアプリのみだ。

「USB」端子の活用方法を具体的に検証 Part3「アンドロイド端末」

アンドロイド端末の場合は、車載機によって、そして携帯端末によって接続しての使用が可能か否かが変わってくる。で、可能であれば基本的に、車載機側はアンドロイド端末を「USBメモリ」として認識する。つまり「USBメモリ」を接続したときと同様の操作感で、端末内の音楽を再生できるようになる。

なお、アンドロイド端末を「USBメモリ」として認識できる場合には、端末の内蔵メモリに保存されている音楽データとmicroSDカードに保存されているデータの両方を読み込めるようになる場合が多い。ちなみにケンウッドの「メインユニット」の中には、ドライブの切り替えを車載機側で行える機能を備えたモデルもある。さらには同社の一部の「メインユニット」の中には、アンドロイド端末を「USB接続」してミラーリングできるモデルもある。

とはいえ一般的な「メインユニット」でアンドロイド端末をリンクさせるには、車載機がBluetoothに対応しているのなら、Bluetooth接続の方が利便性が高い。

「USB」端子の活用方法を具体的に検証 Part4「Apple CarPlay」&「androidauto」

最後にもう1つ、スペシャルな「USB接続」の形を紹介しよう。それがこの「Apple CarPlay」と「androidauto」だ。これらは、車載機でスマートフォンを快適に使えるようにするための機能で、「Apple CarPlay」ではiPhoneが、「androidauto」ではアンドロイド端末が、それぞれ車内で使いやすくなる

どのように使いやすくなるのかというと、アプリを車載機のディスプレイに映し出せ、しかもディスプレイ上での操作も可能となる。対応アプリはある程度限定的とはなるが、主要なアプリは使用可能だ(映像系のアプリはナビアプリ以外は非対応)。

また、ミュージックアプリや音楽ストリーミングアプリも、Bluetoothで接続した場合に車載機の画面上での操作が可能となるが、使える機能は曲送り等の主要なものに限られる。なのでそれら音楽アプリについても、「Apple CarPlay」もしくは「androidauto」が使える機種ならばこれらを活用した方が便利だ。

ちなみに、「純正」の「メインユニット」の中には、Bluetooth接続でこれら機能が使えるものもあるが、「市販」の「メインユニット」は今のところ、すべての機種で「USB接続」のみとなっている。

まとめ

車内で音楽を楽しむ方法として今回は、「USB」にフォーカスした。今や「USB」端子を装備したメインユニットは多々ある。スマホに音楽をたくさん格納してある場合にはスマホのBluetooth接続が便利だが、家のパソコンの中の音楽を大量に、かつ気軽に車内に持ち込みたいと思うなら、またはiPhoneを充電しながらiPhone内の音楽を聴きたいと思うなら、「USB端子」も有力な選択視となり得る

せっかく車載機側がさまざまなメディアに対応しているのだから、それぞれの使い勝手を確認しておいても良いと思うのだがいかがだろうか。自分にとってのベストな方法が改めて見つかることもあるかもしれない。当記事を参考に、この機会に「USB」も要チェック。

太田祥三|ライター
大学卒業後、出版社に勤務し雑誌編集者としてキャリアを積む。カー雑誌、インテリア雑誌、そしてカーオーディオ専門誌の編集長を歴任した後、約20年間務めた会社を退職しフリーに。カーオーディオ、カーナビ、その他カーエレクトロニクス関連を中心に幅広く執筆活動を展開中。ライフワークとして音楽活動にも取り組んでいる。

《text:太田祥三》

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