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春だ! カーオーディオ・プロショップに行こう! Part4「そこに行けば、不可能が可能になる!?」

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9型大画面ナビの一例(クラリオン・NXV997D)。全 3 枚写真をすべて見る

愛車のサウンドシステムのブラッシュアップを図りたいと思ったら、「カーオーディオ・プロショップ」の力を借りよう。当特集では、その「プロショップ」のバリューを明らかにしている。今回は、「不可能を可能にできる」ことについて解説していく。

「カーオーディオ・プロショップ」に行くと、付かないはずの大画面ナビも装着可能に!

早速本題に入ろう。「カーオーディオ・プロショップ」は実は、さまざまな不可能を可能にできる存在でもある。

どんなことが可能になるのかというと…。筆頭に挙げるべきは、「大画面ナビの取り付け」だ。

カーナビの大画面化が進んで久しいが、画面の大きなナビは基本的に、取り付けられる車種が限定的だ。大きくなればなるほど、その傾向は強まっていく。

しかし、製品の適合表に愛車が含まれていなかったとしても、その装着を諦めるのは早計だ。というのも、大画面モデルであっても本体は普通2DINサイズで、大きいのはディスプレイ部のみだ。ゆえに「カーオーディオ・プロショップ」ならセンタークラスターパネルに改造を施し、そのディスプレイを自然な見た目でセットできる。「プロショップ」は、パネル類の加工も得意としている。

ただし、手間の掛かり具合は車種や画面サイズによって変わってくるので、場合によっては大きな改造が必要となることもあり、そうであると費用がかさむ。なので可能とは言っても現実的ではない場合も出てくるのだが、実際はそれほど大掛かりな改造が必要ではないケースも少なくない。普通に取り付けるよりは工賃は高くはなるものの、プラスα分は限定的であることも多い。つまり、コスト面でも案外ハードルは高くなかったりもするのだ。

ところでもしも愛車が、欲しい大画面モデルの装着可能車種のリストに入っていなかったら、まずは以下のようなリサーチをかけてみよう。そのナビが例えば9型モデルであるとき、9型ナビ用の取り付けキットを用意しているメーカーを探し、愛車に対応するキットの有る無しを調べてみよう。もしも対応するキットがあれば、そのキットが流用できたりする。そのようなキットは普通、自社のナビを取り付けるためのものなのだが、他社のナビにも使える場合が多い。キットが存在するのなら、取り付け工賃が比較的に少なくて済むことを事前に知れる。

9型大画面ナビの一例(カロッツェリア・AVIC-RQ911)。

ネットで検索すると、取り付けの可否が判別できる!?

なお、愛車に対応する取り付けキットが存在していないということが分かったら、今度は車種名とナビの製品名をキーワードにネットにて画像検索をかけてみよう。そうすることでナビが装着された画像が出てきたらしめたものだ。そうであれば、「なんとかなる」可能性が相当に高まる。装着を果たした前例があるということなので、不可能ではないということが確認できる。

逆に画像が出てこない場合には、装着し難いという可能性が浮上する。ただし、その車種が発売されたばかりの新型車であれば画像は出てきにくいし、マイナーな車種の場合もヒット率は下がる。なので、この方法ですべてを結論付けられるわけではないが、スタンダードな車種にもかかわらず画像が出てこない場合は、装着が難しいと推測できる。

で、このようにしてなんとなくの感触を掴んだら、近くの「カーオーディオ・プロショップ」を探し、まずは問い合わせをしてみよう。

なお、電話した段階である程度のことが分かることもある。その店舗にて装着した前例があれば、装着の可否や費用の目安を教えてもらえたりもする。しかしその車種への該当ナビの装着実績がなかったら、基本的には電話だけでは結論は出せない。実車を持ち込み、メインユニット周辺の状況を見てもらいながら、可否と費用の目安を聞いて実行するか否かを判断しよう。

ちなみに「カーオーディオ・プロショップ」なら、例えばシフトレバーの移設というような大掛かりな加工も不可能ではない。費用がどれだけ掛かるかはさておき、どうしても取り付けたい場合にはどんな状況であっても大概はなんとかしてくれる。何が何でも取り付けたいナビがあるのなら、まずは相談だけでもしてみよう。

8型大画面ナビの一例(ケンウッド・MDV-S708L)。

「プロショップ」なら、パネルと一体化した純正メインユニットの交換も可能!

そして「カーオーディオ・プロショップ」は、一般的には「メインユニットの換装は行えない」とされている車種に対しても、その交換を行えたりもする。

ちなみに、メインユニットの交換ができないとされるケースには2パターンがある。1つは、「純正メインユニットが周辺パネルと一体化している場合」で、もう1つは「純正メインユニットにオーディオ以外の機能も付与されている場合」だ。前者であると、なんとか取り外しができたとしても、外したスペースがいわゆる「DIN」サイズではないので市販メインユニットがはまらなかったり、はまったとしても変なアキができてしまったりもする。

しかし「カーオーディオ・プロショップ」なら、そのようなケースでも純正メインユニットをなんとか取り外し、そしてそこに市販メインユニットをすっきりと取り付けられる。

そして純正メインユニットにオーディオ以外の機能が付与されている場合には、例えば取り外した純正メインユニットをどこかに移設してその機能を生かしたままにしつつ市販メインユニットをセンタークラスターパネルに取り付ける、なんてことまでできてしまう。

ただしこれらについても手間の掛かり具合はケースバイケースなので、費用の掛かり方も変化する。なので換えたいという気持ちとコストとを天秤にかけての判断とはなるが、不可能が可能となることは確かだ。純正のメインユニットの使い心地に不満があるのなら、「カーオーディオ・プロショップ」に相談する価値は大だ。

ちなみに、「カーオーディオ・プロショップ」では、「不可能を可能とする」他のメニューも持ち合わせているのだが、それらについてはまた回を改めて解説する。

今回は以上だ。次回も「カーオーディオ・プロショップ」のバリュー解説を続行する。お楽しみに。

太田祥三|ライター
大学卒業後、出版社に勤務し雑誌編集者としてキャリアを積む。カー雑誌、インテリア雑誌、そしてカーオーディオ専門誌の編集長を歴任した後、約20年間務めた会社を退職しフリーに。カーオーディオ、カーナビ、その他カーエレクトロニクス関連を中心に幅広く執筆活動を展開中。ライフワークとして音楽活動にも取り組んでいる。

《text:太田祥三》

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