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【2021年最新版】「FMトランスミッター」の選び方、完全レクチャー!おすすめ5選

カーオーディオ特集記事

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スマートフォン等の外部機器の音楽をカーオーディオで聴こうとするときに頼りになる「FMトランスミッター」。一時はすたれかけたこのアイテムが、今、改めて存在感を放っている。その理由から製品の選び方、そしておすすめアイテムまでを詳細に解説する。

目次

  1. 「FMトランスミッター」って、何?
  2. 選び方解説その1 タイプ違いについて
  3. 選び方解説その2 機能について
  4. FMトランスミッターおすすめ5選
  5. まとめ

「FMトランスミッター」って、何?

【2021年最新版】「FMトランスミッター」の選び方、完全レクチャー!おすすめ5選

外部プレーヤーを使用するための必需品!?

「FMトランスミッター」は、かつては今以上に活躍していた。例えば愛車のカセットデッキでCDを聴きたいときや、そして時代が移り変わってからは、愛車のCDレシーバーでiPodの音楽を聴きたいというような局面で、「FMトランスミッター」は重宝された。

これを用いると、外部プレーヤーの音楽をFM電波で飛ばせるようになるからだ。

しかし2000年代の後半あたりから、AUX端子(外部音声入力端子)やUSB端子を備えたメインユニットが増えていく。また、純正メインユニットでもそれら端子の設定が進む。つまり、外部機器を接続しやすい環境が整い始め、「FMトランスミッター」が必要とされるシーンは減少の一途を辿ることとなる…。

Bluetooth時代が到来し、状況が変化!

ところで、メインユニットにAUX端子等が装備がされるようになった理由は、iPod、そしてiPhone、さらにはスマートフォンの普及が進んだからだ。これらなら手軽に大量の音楽を車内に持ち込める。ゆえに外部機器を接続したいというニーズが急速に高まり、車載機器メーカーも自動車メーカーも、外部機器ありきでメインユニットを設計するようになっていった、というわけなのだ。

しかし近年は、そこからさらに状況が変化した。Bluetoothの性能が上がっていくにつれ、スマートフォンをBluetoothで車載機器とワイヤレス接続したいというニーズが一層高まってきたのだ。

とはいえ、車載機はすべてがBluetooth対応となっているわけではない。カーナビ等のベーシックモデルでは、Bluetoothが使えない場合が少なくない。けれどもBluetoothに対応した「FMトランスミッター」を用意すれば話が変わる。スマホの“ワイヤレス接続”を簡単に実現できる

かくしてBluetooth時代を迎えた今、再び「FMトランスミッター」が存在感を発揮することとなってきた、というわけなのだ。

選び方解説その1 タイプ違いについて

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狙い目はズバリ、Bluetooth対応機!

ニーズが高まったことを受けて、「FMトランスミッター」のリリースはここにきて一層増えている。さて、その中から何を選ぶべきなのか…。

選択の際の最初の分岐点は、「Bluetooth対応タイプ」か「ケーブルタイプ」か、だ。

人気が高いのは言うまでもなく「Bluetooth対応タイプ」だ。車載機がBluetoothに非対応なら、同タイプを用いることでスマホの無線接続が可能となる。

なお、愛車のメインユニットにAUX端子等が備わっていないケースもないわけではない。そうである場合に、よりリーズナブルにスマホを接続できるようにしたいと思うときにには、「ケーブルタイプ」が選択肢として浮上する

Bluetoothのバージョンやタイプ等は気にするべき?

さて、主流は「Bluetoothタイプ」であるので、Bluetoothについて少し詳しく解説しておきたい。

ところでBluetoothにはタイプ違いがさまざまある。で、「FMトランスミッター」選びをする際に、これらを気にするべきなのかと言うと…。

「それほど気にする必要はない」、これが結論だ。どの機種も、使用に際して十分な性能が確保された仕様となっているからだ。

ちなみに、Bluetoothのタイプ違いを規定する要素は主には4つある。「バージョン」「クラス」「プロファイル」「コーデック」、以上だ。

まず「バージョン」は世代を意味するのだが、世代が新しくなると通信速度が速くなったり消費電力が少なくなったりする。ちなみに現在の最新バージョンは「Ver 5.0」だが、カーナビをはじめとする車載機器においては案外、その1つ前の「Ver 4.2」や「Ver 4.1」である場合もまだまだ多い。新しいバージョンであるに越したことはないが、「FMトランスミッター」の場合は特に、必ずしも最新でなくても使い勝手にはそれほど影響しないと思って良いだろう。

「クラス」「プロファイル」「コーデック」も気にしなくてOK!?

また「クラス」は電波の届く範囲を、「プロファイル」はできること(機能)を規定するものだが、これらについても信頼できるメーカーのものであれば、「FMトランスミッター」として十分な機能は確保されていると思って良い

あと「コーデック」は“音声を圧縮する方式”のことを指し、これにより音質性能に違いが出るが、「FMトランスミッター」の場合は結局、最後のところは“FM電波”で音楽信号を送信することとなるので、ハイクオリティなコーデックである必要はあまりない。

ちなみに高音質な「コーデック」としては「aptX HD(アプトエックスエイチディー)」や「LDAC(エルダック)」が知られているが、「FMトランスミッター」においてそれらが採用されているケースは今のところはほぼなく、一般的な「SBC」である機種がほとんどだ。

電源についても、一応チェック!

電源の取り方についても、一応のチェックをしておこう。主流はシガーソケットから電源を取るタイプだ。しかし一部の車両では、シガーソケットが備わっていない場合がある。そうであれば、数は少ないものの電池式の製品を選ぶしかない。

ところでクルマの電源は多くの方がご存知のとおり、12Vの場合と24Vの場合とがある。なお乗用車は普通12Vだ。そして「FMトランスミッター」もほとんどの機種が12Vに対応している。しかし、使用する車両がトラック等でそれが24Vである場合には、24Vにも対応している製品の中から選ぶことを、くれぐれもお忘れなきように。

選び方解説その2 機能について

【2021年最新版】「FMトランスミッター」の選び方、完全レクチャー!おすすめ5選

FM電波の送信周波数の選択肢が多いと便利!

続いては機能について解説していく。まずチェックしたいのはFM電波の送信周波数の選択肢の多少だ。

選択肢が多いタイプでは0.1MHz単位で選択できるようになっていて、簡易的なタイプでは選択肢が数個と限定されている。なお有利なのはもちろん、選択肢が多い方だ。FM放送局はコミュニティ局も含めると、相当数が存在している。

周波数の選択肢が多ければ、それらFM局の電波との混線を避けやすくなる。ただし、高性能になる分、価格は高めとなる。安心感を取るかコストに重きを置くかで決断しよう。

充電速度や、その他の機能も要チェック!

続いては、その他の機能でチェックすべき項目について説明していく。まずは給電機能について。多くの機種が充電用のUSBポートを備えているが、そのアンペア(A)数が大きいと、急速充電が可能となる。ちなみに2.4A程度が確保されていれば、その点において高性能だと思って良いだろう。

あと、「FMトランスミッター」本体でボリュームや選曲操作を行える機種もある。そうであると使い勝手が高まる。運転中は、選曲操作をスマホではし難い。しかし「FMトランスミッター」側で行えると、ブラインドタッチでの操作も可能となる。

また、「バスブースト機能」が付いている機種もある。音にこだわる向きは、サウンド調整機能の有る無しもチェックしておいて損はない。

あと、ハンズフリー通話にも対応していると利便性が高まる。当機能を愛車に付与したいと思ったら、対応機種を探してみよう。

FMトランスミッターおすすめ5選

ケンウッド・CAX-BT20

ケンウッド・CAXBT20-R

カーナビをはじめカーエレクトロニクスアイテムを多々リリースしているケンウッドは、Bluetoothに対応した「FMトランスミッター」を2タイプ擁している。当機はその上位機種。カラーバリエーションはシルバー(S)、レッド(R)、ブラック(B)の3タイプ構成となっている。

最上位機種だけあり高機能だ。まず、FM送信周波数を細かく設定できることが強みだ。141chの中から都度、最適な周波数をセレクトできる。また「重低音ブースト機能」が搭載されているので、好みに応じて迫力ある低音を楽しめる。

また1口装備されているUSBポートは、急速充電が可能な2.4A出力仕様となっている。電源電圧は、12Vと24Vの両方に対応している。

そして当機は、スタイリッシュなデザインで仕上げられていることもストロングポイント。インテリアとスマートに馴染む。

オーディオテクニカ・AT-FMR5BT

オーディオテクニカ・AT-FMR5BT_SV.

カーオーディオ関連のアクセサリーを多彩にラインナップしているオーディオテクニカは、Bluetoothに対応する「FMトランスミッター」を2タイプ用意している。こちらはそのうちの、ソケットと本体部が別体となったタイプ。愛車のシガーソケットの位置に応じて、分離型と一体型で使いやすい方を選びたい。

当機の最大の特長は、選曲/音量を「FMトランスミッター」本体で操作できること。Bluetoothは相互通信を行う規格であるので、このような機能も搭載可能となる。当機ではそこのところが最大限活かされているというわけだ。

また、FM送信周波数を細かく選べることも特長。141chの中から任意に最適な周波数をセレクトできる

なお当機は、Φ3.5mmのオーディオ出力端子も装備する。より高音質に楽しみたいという場合には、当機と車載機をケーブル接続しても良い。

オーディオテクニカ・AT-FMR3BT

オーディオテクニカ・AT-FMR3BT_RD

こちらはオーディオテクニカの、ソケット部が本体と一体化されたBluetooth対応「FMトランスミッター」だ。なお、ソケット部が一体化していること以外は、『AT-FMR5BT』と機能・特長は同様だ。

カラーバリエーションは3タイプある(ブラック、レッド、シルバー)。本体部のデザインも、2機種間で基本的に同一だ。上部の中央に「選曲/音量ダイヤル」を備え、その下側左右に、FM送信周波数のアップダウンを行えるスイッチが2つ装備されている。ドライバーは運転中でもそれらをブラインドタッチで操作できる。なお選択した周波数は、スイッチの下側にデジタル表示される。

充電用USBポートは2口装備する。2口合計の最大出力は3.4A(2.4A/1.0A)だ。電源電圧は12Vと24Vの両方に対応している。ペアリング可能な端末の台数は8台だ。

ケンウッド・CAX-BT10

ケンウッド・CAXBT10-S

こちらは、ケンウッドのBluetooth対応「FMトランスミッター」のスタンダードモデル。上位機種である『CAX-BT20』との違いは、FM送信周波数の選択肢が4つとなることと、それに伴い価格が手頃となること。なお選択可能なFM送信周波数は、88.1MHz、88.3MHz、88.5MHz、88.9MHz、以上の4chだ。

デザインも上位機種と同一だ。ちなみにかつては、「FMトランスミッター」にはリーズナブルであることが求められる傾向が強いこともありデザイン性もそれなりとなるモデルが散見されたが、ケンウッドはそういったイメージを打ち破るべく、デザインに注力して仕上げたという。

そして当機も「重低音ブースト機能」を備え、充電用USBポートは高速充電が可能な2.4Aタイプ。角度調整が可能であることも利点だ。

ケンウッド・CAX-FT20

ケンウッド・CAXFT20-B

ケンウッドは、Bluetoothに対応していない従来型の「FMトランスミッター」も1機種用意している。それが当機だ。デザインとカラーバリエーションは、他の2機種と同様だ。

Bluetoothに対応していない分、価格は手頃だ。しかし、その他の機能は最上位機種種の『CAX-BT20』と同一。FM送信周波数は141chの中から選択でき、「重低音ブースト機能」も搭載されている(ミッド/ハイ/オフの3段階に切り替え可能)。また、2.4A仕様の充電用USBポートも備えているので、スマホやタブレットの高速充電が行える。

なお、スマホとの接続用ケーブルは本体に据え付けられているので別途用意する必要はない。ただ、ケーブルの先端はミニプラグなので、ヘッドフォン端子が備わっているデバイスでないと使えないのでご注意を。

まとめ

ところで、車内は高温になりやすいので「FMトランスミッター」には耐熱性能も求められる。ちなみに電子パーツは基本的に熱には弱い。なので車載機器メーカーは、電子パーツをチョイスする際には一定の耐熱性能をクリアした高性能なパーツを選択している。

なお、カタログ等を見ても耐熱性能が明記されていない場合もあるが、車載機器を豊富にリリースしているメーカーの製品ならばそのあたりには抜かりがないはずだ。参考にしてほしい。

あとBluetooth対応機器では、スマホ等とのペアリング作業は最初の1回だけでOKだ。2回目以降は、クルマに乗り込むと自動で接続が行われる。いちいちケーブルを挿す手間が省ける。その点もBluetooth対応機器の利点だ。

さて、もしも愛車のメインユニットがBluetoothに対応していなかったら、Bluetooth対応の「FMトランスミッター」が役に立つ。機能とデザインと価格とを天秤に掛けながら、信頼できるメーカーのモデルの中から気にいった一台を、選び出すベシ。

太田祥三|ライター
大学卒業後、出版社に勤務し雑誌編集者としてキャリアを積む。カー雑誌、インテリア雑誌、そしてカーオーディオ専門誌の編集長を歴任した後、約20年間務めた会社を退職しフリーに。カーオーディオ、カーナビ、その他カーエレクトロニクス関連を中心に幅広く執筆活動を展開中。ライフワークとして音楽活動にも取り組んでいる。

《text:太田祥三》

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