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キャデラック初のコンパクトSUV『XT4』日本上陸…価格は570万円より

自動車ニュース

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ゼネラルモーターズ・ジャパン(GMジャパン)は、キャデラック初のコンパクトSUV『XT4』を日本市場に導入、1月16日より販売を開始した。

XT4は、コンパクトSUVセグメントにキャデラックとして初めて参入した戦略的モデル。ベストセラーの『XT5』、6人乗りクロスオーバーSUV『XT6』、フラッグシップモデルのフルサイズSUV『エスカ レード』と合わせ、キャデラックのSUVラインアップが完成した。

ボディサイズは全長4605mm×全幅1875mm×全高1625mm。シャープで彫刻的なボディラインと光の反射が美しいサーフェイスデザインなど、大胆でスポーティな外観となっている。フロントにはロービームとハイビーム、デイタイムランニングライト用のLED式ライトブレードを装備。キャデラック独特のL字型ライトが水平方向に伸び、ワイドなボディと存在感あふれるルックスを強調する。

コンパクトSUVながら、リアシートのレッグルームはクラストップの広さを確保。ラゲッジスペースも637リットル(最大1385リットル)の荷室容量を備える。インテリアは、大胆さと力強さが伝わるスポーティかつ洗練されたデザインを採用。上質な素材を組み合わせたインサート材、トリム表皮、本革シートは上質なクラフトマンシップによって仕上げられ、伸びやかな曲線とゆるやかなカーブを描くラインが高級感を強めている。また、各シートでの温度を最適化するデュアルゾーン空調システムに加え、13スピーカーのBOSEサラウンドサウンドシステムを装備。音源制御とアクティブノイズキャンセレーション技術による優れた静粛性も加わり、心地よいサウンドを実現する。

インフォテイメントシステムには、最新型のキャデラックユーザーエクスペリエンスを搭載。タッチスクリーンやロータリーコントローラー、スクロール、ハードボタンを組み合わせた直感的な操作を実現。NFCを使った素早いペアリングに加え、よりクイックな充電を実現する次世代型ワイヤレスチャージングも採用する。さらに各種吸音材や装備による遮音・消音対策を施しているほか、リアカメラミラー、イオン発生除菌機能付きエアコンなどを装備する。

パワーユニットは最高出力230ps/最大トルク350Nmを発生する新設計の直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボを搭載する。低負荷時の気筒休止システム、オートスタート/ストップ機能、ツインスクロールターボシステムを採用し、高効率と力強いパワーレスポンスを両立。9速ATを組み合わせ、滑らかな走行性能と優れた燃費性能を達成する。またツインクラッチAWDシステムにより俊敏な旋回性能を発揮。必要に応じて後輪への駆動力を遮断し、フリクションを低減することもできる。

先進運転支援システムでは、エマージェンシーブレーキシステム(フロントオートマチック歩行者対応ブレーキ/リアオートマチックブレーキ)やアダプティブクルーズコントロール、サイドブラインドゾーンアラートなど20以上の最新装備を搭載。また、滑りやすい路面でも安定した走りを実現するインテリジェントAWDに加えて、シーンに合わせて最適なドライブモードも選択できる。さらにゼンリンデータコムと共同開発した完全通信車載ナビ「クラウドストリーミングナビ」を標準装備。トンネルなどGPSで測位できない環境でも自律航法が可能なほか、最新の地図を常にストリーミングし、データ更新の煩わしさから開放する。

価格はラグジュアリー系の「プレミアム」が570万円、ラグジュアリー系かつトップグレードの「プラチナム」が670万円、 スポーツ系の「スポーツ」が640万円。デリバリー開始は2021年2月を予定している。

《text:纐纈敏也@DAYS》

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