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カスタム・オーディオマシン SpecialFeature!! VW GOLF VII(オーナー:北田敦士さん) by  custom&car Audio PARADA 前編

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カスタム・オーディオマシン SpecialFeature!! VW GOLF VII(オーナー:北田敦士さん) by  custom&car Audio PARADA 前編全 10 枚写真をすべて見る

ショップで知り合ったオーディオ仲間との会話の中から新たなオーディオカーの製作を思い立った北田さん。ゴルフVIIをベースに、シンフォニ+ブラックスによる渾身のシステムを構築。福井県のパラダが一切の妥協が無いカスタムインストール&音作りを実践した。

オーディオ仲間に影響を受けて
クルマの乗り変え&システムアップを実施

ゴルフVIIに乗り換えて本格的なカスタムインストールを実施した北田さん。サウンド面もコンペでも通用するハイレベルな仕上がり。

印象的なラゲッジデザイン。異形のパネル形状を持ち、4台のパワーアンプとサブウーファーをインストールする。

バランス良くレイアウトされた各ユニット。特に積層してインストールされるパワーアンプはこのラゲッジのクライマックスだ。

オーナーの北田さんが以前から愛車のオーディオインストールをお願いしているパラダ、ここに出入りする客とも仲が良いのだが、まわりのユーザーはオーディオレベルが非常に高く、自分も追いつけ追い越せとシステムアップを続けてきた。その集大成となったのがこのゴルフVIIだ。コンテストに向け徹底した高音質仕様で、なおかつカスタムインストレーションを施したオーディオカーを作り上げた。

ラゲッジを見ると手の込んだカスタムインストレーションが施されているのがわかる。キーワードになったのはシンフォニのパワーアンプだ。テンポシリーズの2チャンネルアンプであるPrecision twoを上下に重ねて4台インストールするという構造。立体的なラゲッジデザインはこのアンプ群によるところが大きい。サウンド面でも、このパワーアンプを鳴らし切ることがテーマとなった。

カスタム処理の上でもラゲッジスペースは見どころ満載だ。グレーのラゲッジフロアに対してホワイトのベースパネルが浮かび上がるカラーコントラストで存在感を高める。オーディスペースのアウトラインを際立たせる黄色のアクリルを使ったイルミ処理はオーナーの好みを反映させたもの。異形のパネルデザインはリアゲートをオープンささせた際の視角的なインパクトも十分だ。

4台のパワーアンプを見せる
カスタムインストールが見どころ

チョイスしたパワーアンプはシンフォニ・テンポシリーズのPrecision two。2チャンネルアンプ×4台の構成を採用した。

のぞき込むと下段にも同じくPrecision twoが2台インストールされているのがわかる。奥行き感を感じさせる魅せるインストールだ。

サブウーファーにはブラックスのML10をチョイス。シンフォニのパワーアンプを素直に鳴らすブラックスでスピーカー群を統一する。

ラゲッジにインストールされるのは4台のパワーアンプとサブウーファー。しかし、これだけ多くのユニットが詰め込まれているとは思えないスマートなデザインに仕上がっているのもこのクルマのデザイン上のポイントとなっている。

先にも紹介した通り、ラゲッジの奥にはシンフォニのパワーアンプ・Precision twoを4台インストールする。上下二段に積層してコンパクトに収めているのがこの取り付けの見どころ。ラゲッジデザインに奥行きを感じさせるのも狙い通りだ。

シンフォニはオーナーの北田さんが信頼するオーディオ仲間からの評価を聞いて決めたもの。A級でクリアな音が再生できることを聞き迷わず決めたという。仲間からも「北田君の好みの音だよ」とオススメされたのも決め手になっている。このパワーアンプの音を表現するためにスピーカーには入力信号を素直に音に変換するという意味からブラックスをチョイスした。

サブウーファーにもブラックスのML10をチョイス。ラゲッジ後部にインストールされている。ホワイトのパネル面に対してアクセントを付けているグレー系のバッフルを設置し、ここにサブウーファーをビルトインする。リング状のアクリルを用いてサブウーファーのまわりを間接照明で照らし出すカスタム処理を加える。落ち着いたグレー系の人工スエードとキラリと光る黄色のアクリル&イルミの処理が独特のテイストを引き出している。

積層構造やスリット加工、アクリル処理など
ラゲッジパネルのデザインはアイデア満載

アンプをつなぐセンター部にはヘアライン処理を施したパネルを設置。2台のパワーアンプを融合させるデザイン処理の妙だ。

アクリルやホワイトのパネル面が複数枚積層しているのが見て取れる部分。立体的で変化に富んだカスタムはここから生まれる。

ホワイトの人工スエードで処理されたパネル面にはスリット処理が施され、平板になりがちな広い面に変化を加えている。

華やかなラゲッジのデザインは、アクリル使いやイルミ処理によるところが大きい。加えて細部のカスタムを見ていくとかなり手の込んだ処理が施されていることがわかる。例えばベースとなるパネルはスリット状の切り込みを入れて広い面積を平板に見せない工夫が込められている。ホワイトの人工スエードを使った仕上げを施し、映えるパネル面を完成させた。

さらに黄色のアクリル板を上から被せて設置、その上にグレーのフロアパネルを重ねるという積層構造を採用。サイド方向から照らし出されるイルミ処理は黄色のアクリルを通して間接照明として機能し、オーディオボードのまわりを柔らかな光で浮かび上がらせている。ふわっとした浮遊感のあるラゲッジに仕上がっているのもそんな複数のアイデアが込められているからこそだ。

パワーアンプまわりはの奥行き感をさらに強調しているのがアンプラックまわりのグリル処理だろう。グリルに加えベースパネル、アクリルを積層した複雑な作りなのが見える。上下段のパワーアンプのレイアウトをわずかにズラすことで、4台のパワーアンプをしっかり見せているのもインストーラーの狙い通りだ。

見せるアンプラックをスマートな形状で作り上げた北田さんのゴルフVII。次回の後編ではシンフォニのアンプ群のパフォーマンスをフルに引き出す、ブラックスのスピーカー群を中心としたフロントステージを見ていくこととしよう。

《text:土田康弘》

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