ランドローバーのアイコニックなプレミアムクロスカントリー4WD『ディフェンダー』(Land Rover Defender)。2020年に日本導入を果たした新型は、ひと目で分かるデザインとアルミモノコックの導入がもたらす高い走破性が特徴だ。新型ではボディサイズの異なる2モデルをラインナップしている。
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日本初披露…日本法人社長「ランドローバーの象徴の復活と再現」
ジャガー・ランドローバー・ジャパンは6月17日、新型『ディフェンダー』をオンラインを通じて日本初披露した。登場したのは5ドアモデルの「110」だ。
ジャガー・ランドローバー・ジャパンのマグナス・ハンソン社長は「待ちに待ったランドローバーの象徴の復活と再現」とした上で、「ランドローバーの才能あるデザイナーとエンジニアたちが目を見張るような成果を上げてくれた。先代のパイオニア精神と価値を維持しながら、現代にあった、まさに新しいアイコンを造り上げた」と紹介した。
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ランドローバーのアイコン[詳細画像]
ジャガー・ランドローバー・ジャパンは6月17日、新型『ディフェンダー』を「NEW DEFENDER ジャパンプレミア・オンライン」で披露した。新型は、「ランドローバーのアイコニックなモデルを21世紀仕様に刷新したモデル」とメーカーでは定義する。
オンラインながらイベントで日本初登場となったのは5ドアボディの「110」だ。新型には2つのボディタイプ、「90(ナインティ)」と「110(ワンテン)」が用意されている。90は3ドアの5人乗り、110は 5ドアの5人乗り、もしくは3列目を追加して5+2シートにすることができる。グレード展開は「S」、「SE」、「HSE」のほか、製造開始から1年間限定の「FIRST EDITION」が設定されている。
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2021年モデルの受注開始 110に3Lディーゼル導入
ジャガー・ランドローバー・ジャパンは、ランドローバー『ディフェンダー』2021年モデルの受注を11月17日より開始した。
2021年モデルでは、5ドアロングボディ「110(ワンテン)」の機種体系を見直した。最高出力300ps/最大トルク650Nmを発揮する、最新の3.0リットル直列6気筒ディーゼルエンジン(MHEV)を導入。新グレードとして最上級の「X」と、タフさやダイナミックさを強調する内外装を採用した「X-ダイナミック」を追加している。
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【試乗】偉大な古典からの“現代語訳版”…島崎七生人
さしずめ偉大な古典的ルーツたちの“現代語訳版”といったところか。たとえば『レンジローバー』は初代登場から50年/4世代にわたり連綿と進化を遂げてきたが、『ディフェンダー』は、1948年の『ランドローバー』がモーフィングで一気に姿を変えた……そんな風にも思える。
“大きなクルマ”を実感するサイズ感
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【試乗】万人受けするディフェンダーが出来上がった…中村孝仁
ボディパネルの構成に隔世の感
どことなくその姿を見て、甲冑を着た武士のような印象を持った。その姿、先代の『ディフェンダー』とはまるで違う。でも、どことなく先代を彷彿させるイメージを何となく残しているのはうまいデザインだと思う。写真とスペックで初対面した時に思ったことは、こんなにデッカくなっちゃって…であった。
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【試乗】その人気は当分落ち着きそうにない…塩見智
2019年秋に発表され、同年末には日本でも先行予約が始まったランドローバー『ディフェンダー110』。1948年に「ランドローバー」という車名で登場し(途中でディフェンダーに車名変更)、何度も部分的な改良が加えられ、約70年間市販され続けた本格オフローダーがその起源だ。そのクルマが全面的に刷新されたことで注目を集めた。
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《text:滑川寛》