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より身近に楽しんでもらいたい、想いを込めた店舗作り「フォーカル プラグ&プレイ敦賀」

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車種別スピーカーのラインアップや明確な費用の提示などで人気の高いフォーカル プラグ&プレイストア。全国の出店を続けている同ストアだが、新たに「フォーカル プラグ&プレイストア敦賀」(福井県敦賀市)がオープンした。

プロショップ・パラダの店舗内に設置するストア・イン・ストア型の店舗で、フォーカルの商品群をズラリと並べるコーナーを設置。エントリー層も入りやすい敷居の低いショップスタイルについて代表の北畑さんに話をうかがった。

幅広いユーザーが来店しやすい環境を
プラグ&プレイストアをきっかけに作る

北陸としてははじめてのプラグ&プレイストアとなる「フォーカル プラグ&プレイ敦賀」が2020年10月10日にオープンした。オーディプロショップであるパラダの店舗内にストア・イン・ストア型の店舗として設置された同ストア、北陸方面でフォーカル製品を手にするには絶好の新店舗となった。

出店間もなくの同ストアへ取材に訪れ、代表の北畑さんにプラグ&プレイストアの魅力と出店の経緯を語ってもらった。

「私が常々思っているのは“もっと多くの人々にカーオーディオの楽しさを伝えたい”と言うことです。そのためにはカーオーディオに興味を持ったユーザーが訪れやすく入店しやすいショップにして行きたいと考えていました。そのひとつの方策として、パラダではパッケージプランを用意しています。オススメのユニットなどをパッケージしたプランで価格もわかりやすく、施工の内容なども明確なので初めてのユーザーでも選びやすいのが特徴です。そこにフォーカルのユニットを加えたことがそもそものきっかけでした」

同ショップのプランにフォーカルのユニットを導入するときに、プラグ&プレイストアと呼ばれる店舗形態があることを知った北畑さん、そのショップスタイルに早くから共感していたという。

「フォーカル プラグ&プレイストアを知ったときに、車種別のキットパーツの用意や、即日取り付けのスタイル、さらには予算も全国統一でわかりやすい設定になっている点など、さまざまな魅力を感じていました。その時から“いつかはプラグ&プレイストアをオープンしたい”と思っていました」

それが実現したのが今回の出店だった。本気でフォーカルを扱うという決意と共に、プラグ&プレイストアを立ち上げることになった。

店舗にズラリと並ぶフォーカルユニット
手にとってその質感を確かめることも可能

そもそも北畑さんの接客スタイルの根幹にあるのは「ユーザーの好きなようにしてもらう」こと。接客時には“これを付けなさい”“これしか無い”“これはダメ”といった決めつけや強引なナビゲートは一切しない。その代わり、ユーザーが本当に欲しいもの、聴きたい音をサポートするスタイルを徹底している。

このようなユーザー主導のユニット選びやシステム組みにぴったりフィットしたのがプラグ&プレイストアのスタイルだったという。フォーカルの製品をズラリと並べるプラグ&プレイストアの展示スタイルも、北畑さんの理想のひとつだという。

「オーディオユニットはカタログで見るだけではなく、できることなら手に取って質感や細部を見てもらいたいんです。ユーザーがユニットを手にとって眺めている時に、ふっと笑みがこぼれる瞬間があるんです。これもオーディオユニットを選ぶ楽しみのひとつだと思っています。それができるがプラグ&プレイストアです。本当は全モデルを展示したいぐらいなんですけどね」

同店にはデモカーとしてメルセデスベンツ Cクラスを用意する。スピーカーにはK2パワーのユニットを用いたメルセデスベンツ専用キットであるMB205KJ3をインストール。フロント2ウェイにセンタースピーカーを加えたシステムで手軽な取り付けながら上質なサウンドを聴かせてくれる。もちろん純正内装を一切加工しない取り付けなのもプラグ&プレイストアのデモカーならではの作り。トレードイン取り付けでここまで音が進化することを体感するには絶好のデモカーとなった。このクルマの試聴を「フォーカル プラグ&プレイ敦賀」を訪れるきっかけにしても良いだろう。

オーディオ仲間を作ることで
カーライフはもっと楽しく深みを持つ

プラグ&プレイストアを出店するにあたり、今後のショップの進むべき方向性も見えてきたという。

「これまでパラダを支えてきてくれた従来のオーディオマニア層はもちろん大切にしていきます。しかし、同時にマニア層以外のエントリーユーザーにも楽しんでもらえるショップにして行きたいと考えています。より幅広いユーザー層が集えるショップにすることができるようになると良いですね」

そのためのきっかけとしてプラグ&プレイストアがあるのだという。ハールドを下げて来店しやすく、インストールしやすい環境を作り、以前はプロショップに足を運びにくかったユーザーが来店する。そこで生まれるのが“オーディオ仲間”だという。

「オーディオは取り付けて終わりじゃ無いんです。ショップに来ることをきっかけにして仲間を見つけてください。オーディオの仲間って年齢層も性別も関係無しに話せるところが良いでしょ。波長の合う人が集まっている感じ。来店をきっかけにして、オーディオの仲間を作って欲しいんです。そうすることでカーオーディオのあるライフスタイルをもっと深く楽しめるようになります」

ハイエンドもエントリーのシステムも関係なく、お互いのクルマを聴き合ったり、交流できる関係がオーディオの世界にはある。これまでパラダとユーザーが作ってきたそんなオーディオの輪に、新しいユーザーにも参加して欲しいのだという。そのためにはエントリー層も含めてプラグ&プレイストアをきっかけにしてオーディオのスタートラインに立ってもらいたいと北畑さんは語ってくれた。

車種別キットの用意や費用面、取り付け時間などでわかりやすいシステムを確立しているプラグ&プレイストア。ハードルの低さは従来のプロショップとは比べものにならず、これまで二の足を踏んでいたユーザーにも入りやすいショップになっている。手軽に愛車を高音質にしたい、カーオーディオの世界を垣間見たい、そんな欲求を持っているユーザーなら一度は訪れてみたいお店の誕生だ。

土田康弘|ライター
デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後に出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務。独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連などのライティングを手がけ、カーオーディオ雑誌の編集長も請負。現在もカーオーディオをはじめとしたライティング中心に活動中。

《text:土田康弘》

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