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カスタム・オーディオマシン SpecialFeature!! HONDA N-ONE(オーナー:野崎 直さん) by  custom&car Audio PARADA 後編

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カスタム・オーディオマシン SpecialFeature!! HONDA N-ONE(オーナー:野崎 直さん) by  custom&car Audio PARADA 後編全 10 枚写真をすべて見る

防振処理を入り口にしてオーディオに目覚めた野崎さん。福井県のパラダに出入りする中、コンテスト出場を思い立ってシステムアップを開始。まずはスピーカーにイートンCOREをインストール、次いでDSPアンプを追加して一気にシステムアップを完成させた。

コンテストを目標にして
イートンCOREの導入を決定

オーディオにすっかり魅了された野崎さんは愛車のN-ONEのシステムアップを開始。高級スピーカー、DSPアンプの導入を決める。

オーディオにすっかり魅了された野崎さんは愛車のN-ONEのシステムアップを開始。高級スピーカー、DSPアンプの導入を決める。

フロントスピーカーに選んだのはイートンCORE。以前使っていたイートンPOWのサウンドが気に入っていたので同ブランドを選んだ。

フロントスピーカーに選んだのはイートンCORE。以前使っていたイートンPOWのサウンドが気に入っていたので同ブランドを選んだ。

ツイーターはAピラーにビルトイン取り付けされる。純正のプレスラインを生かしつつ、ツイーターまわりのラインを融合させた。

ツイーターはAピラーにビルトイン取り付けされる。純正のプレスラインを生かしつつ、ツイーターまわりのラインを融合させた。

騒がしい車内を静かにしたいと思って防振処理を思い立ったのをきっかけに、パラダでシンプルだけど質の高いオーディオカーを組み上げることになったオーナーの野崎さん。

最初にインストールしたスピーカーはイートンのPOW。手ごろな価格で高音質が魅力のユニット。取り付けた当初はその音の良さに満足したオーナー。しかしショップで知り合った仲間がオーディオコンテストに出場しているのを知って自分も参加を考え始めたという。

そこでシステムアップしたスピーカーがイートンのハイエンドモデルであるCOREだった。イートンの音は好みだったが“コンテストで勝てる音”を追求してのチョイスがこのスピーカーだった。

当初取り付けていたイートンPOWはデモボードで聴き比べて決めたお好みのサウンドだった。「そのイートンの上位モデルならば間違いないはず!」と思い切って導入を決めたのだった。

取り付けはツイーターをAピラーにビルトイン。ピラーは生地を使ったフィニッシュとして純正イメージを崩していないのもオーナーの望み。しかしピラーのプレスラインにこだわって、ツイータ周囲のデザインは入念な作り込みが施される。純正のプレスラインを残しつつ、ツイーターまわりの新たなラインとうまく融合させ違和感なく仕上げているのが見どころとなっている。

ドアはインナーバッフルとし
あえて目立たない仕様でフィニッシュ

フロントスピーカーにはイートンのハイエンドモデルであるイートンCOREを導入し、コンテストで勝てるサウンドを目指す。

フロントスピーカーにはイートンのハイエンドモデルであるイートンCOREを導入し、コンテストで勝てるサウンドを目指す。

ミッドバスは純正位置にインナー取り付けされる。あえてアウターバッフル化せずにシンプルな取り付けとしているのもこだわり。

ミッドバスは純正位置にインナー取り付けされる。あえてアウターバッフル化せずにシンプルな取り付けとしているのもこだわり。

イートンのハイエンドスピーカーであるCOREをインストールした野崎さんのN-ONE。ここまでのハイエンドスピーカーであれば、一般的にはミッドバスはアウターバッフル化されることが多いだろう。しかしこのクルマはあえて純正位置にインナーバッフルで組まれている。実はこの取り付け“オーディオを取り付けているのは家族にはナイショなので……”というオーナーのニーズがあってのこと。純正グリルの中にはCOREのミッドバスがインストールされるというかなり贅沢な仕様となった。

こうして、イートンCOREへとスピーカーをグレードアップしたオーナー、目標としていたオーディオコンテストへの出場にも意欲満々。すでにクルマが完成した初年度にいきなり数戦にエントリーしコンテストを存分に楽しんでいる様子。そして、先日のコンテスト出場に先立って、ついにドアをアウターバッフル化したという情報をキャッチした。内張りのストレスから解放されたことで一気にサウンドがクリアになったという。お気に入りとなったイートンCOREのサウンドにますます磨きを掛けていく予定だ。

調整能力アップのために
コンパクトなDSPアンプを導入

シート下にはヘリックスのDSPアンプであるM5 DSP MK2を取り付ける。コンパクトなボディで取り付け位置を選ばないのも魅力。

シート下にはヘリックスのDSPアンプであるM5 DSP MK2を取り付ける。コンパクトなボディで取り付け位置を選ばないのも魅力。

ダイレクターはダッシュの下部に取り付ける。操作性や視認性を考慮した取り付けでシンプルだが使い勝手が良い。

ダイレクターはダッシュの下部に取り付ける。操作性や視認性を考慮した取り付けでシンプルだが使い勝手が良い。

プレイヤーにはビーウィズのMM-1Dをチョイス。シンプルなシステムを好むオーナーならではのシステム構成となった。

プレイヤーにはビーウィズのMM-1Dをチョイス。シンプルなシステムを好むオーナーならではのシステム構成となった。

久しぶりに復帰したカーオーディオに一気に魅了された野崎さん。次の目標はオーディオコンテストでの上位入賞だ。

久しぶりに復帰したカーオーディオに一気に魅了された野崎さん。次の目標はオーディオコンテストでの上位入賞だ。

オーディオコンテスへの出場を目指してフロントスピーカーをイートンCOREへとグレードアップしたオーナー。もうひとつの課題となったのが調整能力だった。そこでチョイスしたのがヘリックスのDSPアンプであるM5 DSP MK2だった。コンパクトだが多彩な調整機能を備えたユニットでコストパフォーマンスの高さも光るモデル。シート下のデッドスペースにも設置できるのもオーナーのニーズにもぴったりと合っていた。操作部であるダイレクターをダッシュ脇に取り付けて操作性を高めている。

オーディプレイヤーとして用いるのはビーウィズのMM-1D。フロントスピーカーから始まり、DSPアンプやプレイヤーとシステムも矢継ぎ早にグレードアップを果たしたN-ONE。今後もDSPやケーブルなど、目立たない部分でさらにサウンドの向上を目指していく計画を練っている最中だという。

大がかりなカスタムインストールを施すこと無く、センス溢れる取り付け加工でインテリアをオーディオカーに変身させる、そんな大人のクルマ作りを実践している野崎さん。厳選したハイグレードなユニット群を用意し、コンパクトで効果的なサウンド向上を常に目指しているのも特徴だ。今後のシステムアップ&カスタム処理も他では見られない個性的なものとなりそうだ。

土田康弘|ライター
デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後に出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務。独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連などのライティングを手がけ、カーオーディオ雑誌の編集長も請負。現在もカーオーディオをはじめとしたライティング中心に活動中。

《text:土田康弘》

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