Aピラーへのミッドレンジ取り付けやドアミラー裏のツイータービルトインなど、手の込んだインストールでフロント3ウェイを構築したLuka-sanさんのCR-V。デザイン&サウンド面をサポートした千葉県のアークライドと二人三脚で作り上げたクルマだ。
ブラムサウンドを引き出すため
スピーカー取り付けに徹底してこだわる
そのサウンドに惚れ込んで、ついには3ウェイ化を果たしたブラムのスピーカー群を愛車のCR-Vにインストールして高音質を狙った。
ミッドレンジにはMS3multixを、ツイーターにはTSM 25 MG 70HRをセレクト。Aピラーとドアミラー裏に存在感満点にインストール。
ツイーターはこのようにドアミア-裏にパネルを作り込んでスマートにビルトインしている。角度も計算されサウンド面も万全。
ミッドレンジはAピラーにインストール。そこそこの口径があるミッドレンジなのでピラーの加工もかなり大がかりとなった。
以前は別ブランドのスピーカーを使っていたオーナーだったが、ブラムのスピーカーを使ってそのサウンドに魅了された。その後ブラムでのシステムアップを実施。ついにはハイエンドモデルのシグネーチャー・Multixシリーズでフロント3ウェイシステムを完成させるに至った。
デザイン的にもコクピットまわりにはかなりの作り込みが施されている。特にスピーカーの取り付けには徹底的にこだわってブラムの持つサウンドをトコトン引き出すのが狙い。まずは中高域のツイーター/ミッドレンジの取り付けに注目だ。
ツイーターはドアミラー裏にパネルを造形してビルトイン。TSM 25 MG 70HRはツイーターとしては大型のモデルながら、違和感なく取り付けているのがポイント。ミッドレンジとの面を合わせるデザインでサウンド的なメリットも引き出している。
さらにミッドレンジには同じくシグネーチャー・MultixシリーズのMS 3 Multixをチョイス。こちらはAピラーの付け根付近にインストールするスタイル。ドアを閉じたときにはドアミラー裏のツイーターと絶妙なコンビネーションとなる位置関係を構築。サウンド面はもちろんデザイン的な美しさも追求している。
ドアへのミッドバス取り付けは
純正ドアデザインを損なわない仕様
ミッドバスはドアにアウターバッフルで取り付ける。ドアの純正デザインに重ねるようにバッフルをデザインして融合感も高い。
ミッドバスにはブラムのシグネーチャー・MultixシリーズのWS 6 Multixをチョイス。ブラムのハイエンドで3ウェイを構築。
サブウーファーは薄型ボックスのブラムMSP25をチョイス。シート下のデッドスペースに収めて省スペースを実現した。
ミッドバスにはシグネーチャー・MultixシリーズのWS 6 Multixをチョイス。ドアにアウターバッフルを組んでインストールする。デザイン面では周囲のドア内張り形状を邪魔しないスマートなバッフルとし、シンプルながら存在感のあるフォルムとしている。ドアの内張りとの一体感もあり、スマートな仕上がりとした。BLAMのロゴが入った純正グリルを使ったプロテクトも含めてドアにもオーディオカーならではのアクセントを与えている。
さらにフロント3ウェイの低域を補っているのが同じくブラム・ブランドの250mmボックスサブウーファーであるMSP25。このユニットをシート下のデッドスペースに収めているのもオーナーならではのこだわり。スペース効率を優先しつつ、低音の量感もしっかりと引き出すというシステム構成とする。アンプレスのモデルなのでラゲッジにインストールしたオーディソンのパワーアンプ・AV5.1Kでドライブするシステムデザインを採っている。
高音質なオーディオシステムに加えて
DIYでモニターなども強化したコクピット
オーディソン・ビットワンHDヴァーチュオーゾの操作部(DRC)はセンタークラスター下部の操作しやすく見やすい位置に設置。
オーディオプレイヤーには用いるのはA&K A&ultima SP1000。クオリティの高い音源でシステム全体のレベルを高めた。
多くのモニターを備えてバックカメラやブルーレイの再生映像などを一度に楽しめる仕様。これはDIYでシステムアップした部分だ。
前編でお伝えした、調整能力の高さと高音質に惚れ込んで導入したビットワンHDヴァーチュオーゾ。オーディソンの最新プロセッサーがこのクルマのシステムをまとめ上げている。操作部であるDRCはセンタークラスター下部に設置し、運転席から手が届くスペースに設置され操作性も高い。クルマのインテリアを大きく変更すること無く使いやすい操作系を作り上げた。センタークラスターにはショップロゴのエンブレムを取り付けるなどコクピットにはひっそりと主張するデザインを込めたのも見どころとなった。
オーディオプレイヤーには定評のあるA&K A&ultima SP1000をシステム。最上級のサウンドを車内で楽しむためにオーディオプレーヤーにも一切の代表をしなかったオーナー。入魂の3ウェイ+サブウーファーシステムの高音質を存分に引き出すハイクオリティな音楽データを供給できるシステムとしている。
さらにオーナーはDIYでブルーレイプレイヤーやモニター類の増設なども実施。コクピットでは多彩なメディア再生や、各種カメラの確認用モニターなどを複数搭載するメカニカルな作りとなった。複雑な配線はしっかりと配線図を作って管理するほど、DIYの上でもかなりの上級者。ショップのインストール&サウンド調整との二人三脚でこのクルマを作り上げた来た経緯がある。
シグネーチャー・Multixシリーズのサウンドに惚れ込みフロント3ウェイシステムを作り上げたオーナー。5.1chアンプの採用や、独自のモニター取り付け等、自分流のシステム&インストールポリシーを持って完成したCR-Vは、まさにオーナー仕様のプライベート空間となった。
《text:土田康弘》