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カスタム・オーディオマシン SpecialFeature!! NISSAN LEAF(オーナー・百井知宏さん) by lc sound factory

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カスタム・オーディオマシン SpecialFeature!! NISSAN LEAF(オーナー・百井知宏さん) by lc sound factory全 11 枚写真をすべて見る

通勤に使うセカンドカーとしてリーフを手に入れた百井さん。もちろんノーマルで乗るつもりは無く、好きなオーディオをインストールして高音質化を狙った。栃木県のlc sound factoryがインストール面&サウンド面を全面バックアップしている。

エコで軽量であることに着目した
フルデジタルシステムで高音質を狙う

リーフのイメージに合わせてFDSによるエコで軽量なオーディオシステムを構築したオーナー。サウンドもお気に入りだ。

リーフのイメージに合わせてFDSによるエコで軽量なオーディオシステムを構築したオーナー。サウンドもお気に入りだ。

ドアにはFDSのミッドバスであるZ7をインストール。アウターバッフルは純正ラインをいかしたスマートなデザイン。

ドアにはFDSのミッドバスであるZ7をインストール。アウターバッフルは純正ラインをいかしたスマートなデザイン。

AピラーにFDSのツイーターをビルトイン。こちらも純正のデザインをじゃましないスマートな処理としている。

AピラーにFDSのツイーターをビルトイン。こちらも純正のデザインをじゃましないスマートな処理としている。

通勤用のセカンドカーとして手に入れたリーフ。しかし音楽好き&オーディオ好きの百井さんは当然のようにシステムアップを実施した。このクルマでのテーマは「エコ」。リーフというエコカーに合わせてオーディオもエコをテーマにして選んだという。

そこでチョイスしたのが消費電力なども少なくエコなシステムと言われているクラリオンのFDS(フルデジタルサウンドシステム)。音源からスピーカー駆動までをフルデジタルで伝送する革新的なシステムだ。またFDSはシステム的にもシンプルになるためシステム全体の重量が一般的なシステムに比べて軽量になる。その点でもクルマの走りをスポイルしないライトウェイとのオーディオを組むことも狙いとなった。そんなFDSを愛車のリーフにインストールし、高音質化を計画した。

しかしインストールには徹底してこだわり、ユニットの持つポテンシャルを引き出しているのが見どころ。FDSのミッドバスであるZ7はドアにアウターバッフルを組んでインストール。ドアポケットを残しつつ、純正ドアのラインを見事にトレースするアウターバッフルのデザインで、インテリアとのマッチングも絶好の仕上がり。
さらにトゥイーターはAピラーにビルトインする定番のスタイルを採用。シンプルながら音響特性に優れた取り付けを徹底することで、FDSの持つ高音質を隅々まで堪能できる取り付けとしている。

薄型サブウーファーを使った
スペース効率に優れたボックスを設置

コクピットは大きく変更すること無く純正イメージのママ高音質化。各部には的確なデッドニング処理を施している。

コクピットは大きく変更すること無く純正イメージのママ高音質化。各部には的確なデッドニング処理を施している。

ラゲッジサイズに合わせて薄型設計としたウーファーボックス。十分な低域を再生しオーナーの満足感も高い仕上がり。

ラゲッジサイズに合わせて薄型設計としたウーファーボックス。十分な低域を再生しオーナーの満足感も高い仕上がり。

使用するユニットはFDSのZ25W。フルデジタルシステムの低音パートを担当する。薄型ボックスに収まる薄型デザインも特徴。

使用するユニットはFDSのZ25W。フルデジタルシステムの低音パートを担当する。薄型ボックスに収まる薄型デザインも特徴。

さらに、FDSのサウンドを完結させるためにラゲッジにはサブウーファーであるZ25Wをインストール。しっかり容量を稼いだボックスはリーフのラゲッジにぴったりと収まり、余裕の低域再生をカバーする。ただしボックスの設計はかなり薄型。これはFDSのサブウーファー・Z25Wが薄型設計であることからなし得たデザインだ。

このようにラゲッジに組まれたサブウーファーからはオーナーも満足の低音を再生し、FDSのサウンドに厚みを持たせている。しかしオーナーの望みはまだまだ高く、今後はさらにクオリティの高い低音を目指して、アナログのサブウーファーに交換することも検討中。低音のクオリティアップはまだまだ続く。

さらにベテランユーザーらしい高音質化への取り組みも数多く投入されている。そのひとつがデッドニングだ。先に紹介したドアへのスピーカー取り付けではアウターバッフル、Aピラーへのビルトインというレベルの高いインストールを実施しているが、加えて要所を押さえたデッドニング処理を実施することで、ムダな共振などを排除。付帯音の少ないクリアなサウンドを実現した。

デジタルプロセッサーをシート下に設置
デッドスペースを利用した取り付けも特徴

コマンダーはセンタークラスター下部に取り付ける。ドライバーが見やすく操作しやすい場所を設定した。

コマンダーはセンタークラスター下部に取り付ける。ドライバーが見やすく操作しやすい場所を設定した。

シート下にFDSのフルデジタルサウンドプロセッサーを設置。小型なので取り付け場所を選ばない。

シート下にFDSのフルデジタルサウンドプロセッサーを設置。小型なので取り付け場所を選ばない。

音源に用いるのは普段使っているスマホ(iPhone)。普段使いの音源を車内でも楽しむ。

音源に用いるのは普段使っているスマホ(iPhone)。普段使いの音源を車内でも楽しむ。

セカンドカーを高音質化したオーナーの百井さん。ここからもスピカーの進化を計画中なので今後も楽しみだ。

セカンドカーを高音質化したオーナーの百井さん。ここからもスピーカーの進化を計画中なので今後も楽しみだ。

音源からスピーカーまでの伝送をすべてデジタルとしているのがフルデジタルシステム(FDS)の特徴のひとつに、システムがシンプルでユニット数がアナログシステムよりも少ない事もメリットひとつとしてあげられる。そのシステム構成を見るとスピーカー以外のユニットとしてはフルデジタルサウンドプロセッサーとコマンダー(操作部)があるだけ。フルデジタルサウンドプロセッサーも小型なのでシート下に収めることが十分に可能だ。クルマを大きくカスタムすること無く高音質化を狙えるのもFDSの魅力と言えるだろう。

コマンダーはセンタークラスターの下部にインストール。見やすく操作しやすい場所に設置することで、普段使いの利便性をアップしている。通勤車なのでなるべくシンプルで使い勝手の良いクルマを目指したオーナーのカスタムスタイルが感じられる仕上がりだ。

音源に用いるのは普段から使っているiPhone。スマホでの音源をシームレスに車内でも楽しむというスタイルもオーナーの望んだところ。肩肘張ったオーディオカーでは無く、普段からリラックスして高音質を楽しめる仕様としたのもこのリーフの狙いだった。

セカンドカーにも好みのサウンドを注入したオーナーの百井さん。しかし、そこには高音質であることに加えてエコや軽量、さらには使い勝手の良さといったテーマを設けシステム選び&インストールを実施。ベース車やクルマの用途に合わせたシステムを選ぶのもベテランユーザーらしいところ。今後はトゥイーターやミッドバスのデュアル化など、さらにFDSのサウンド向上のためのグレードアップを検討中だ。これからも通勤車のサウンドはますますオーナー好みに進化して行く予定だ。

《text:土田康弘》

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