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ビギナー必読! カースピーカーの選び方を徹底指南!【厳選・10機種】おすすめモデルランキング付き

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ビギナー必読! カースピーカーの選び方を徹底指南! 【厳選・10機種】おすすめモデルランキング付き全 14 枚写真をすべて見る

車の中で良い音を楽しもうと思ったとき、キーとなるのは「フロントスピーカー」だ。何を選び、どのように取り付けるかで、得られる結果が変わってくる。当記事ではおすすめモデルを具体的に挙げながら、選び方から導入時のコツまでを詳細に解説していく。

なお当記事では、"カーオーディオ・プロショップ"でスピーカー交換を行うことを前提に話を進めていく。スピーカーの取り付けには相応の技術と経験が必要だ。それを持ち合わせているDIYユーザーも少なくないが、そうでなければプロの力を借りた方が安心だ。そうすることでスピーカーの性能を存分に引き出すことが可能となる。さて、取り付けはプロに任せるとして、製品選びはどのように進めていくと良いのかと言うと…。

目次

  1. "音の出口"であるスピーカーの質は、サウンドクオリティに与える影響が大!
  2. カースピーカーには"タイプ違い"がある!?
  3. 「セパレート」にするか「コアキシャル」にするかも、あらかじめ決めておきたい!
  4. カースピーカーのチョイスのポイントとは?
  5. おすすめランキング、厳選・10機種!
  6. 気にするべきはスペックよりも、音色の傾向!
  7. 取り付け工程にもある程度の予算をかけたい!
  8. 取り付け作業はプロに任せるのが一番!
  9. まとめ

"音の出口"であるスピーカーの質は、サウンドクオリティに与える影響が大!

純正交換トレードインスピーカーでも高音質な製品が多数発売されている

カーオーディオの"音質"はさまざまな要因によって変化するが、スピーカーの品質によっても大きな違いが生み出される。

ちなみに、純正スピーカーに多くを期待するのは酷だ。走行性能や安全性能に直結しない標準装着のスピーカーに多くのコストが掛けられているはずもなく、しかも昨今は燃費性能を確保するために各所の軽量化も積極的に進められていて、このこともスピーカーの性能を削る要因の1つとなっている。

というのもスピーカーは、性能を上げようとすると重くなる。磁気回路は強力であるべきで、フレームも屈強であった方が音に効く。つまり純正スピーカーはその流れの逆方向へ進んでいるというわけだ。

なので、その頼りない純正スピーカーから市販スピーカーへと交換すると…。ガラリと音の質が向上するのだ。

カースピーカーには"タイプ違い"がある!?

16cmと8cmスピーカーの違い

さて、ここからはいよいよスピーカーの選び方を解説していこうと思うのだが、まずはカースピーカーには"タイプ違い"があることを簡単に説明しておきたい。

"タイプ違い"とは大きく2つある。1つは「口径」の違いで、もう1つは「セパレートかコアキシャル」かの違いだ。

「口径」とはスピーカーの大きさのことを指すのだが、問題となるのはドアスピーカー(ミッドウーファー)の大きさだ。国産車では純正スピーカーの「口径」が16cm~17cmクラスであることが多く、欧州車の純正スピーカーは8cm~10cmクラスである場合が少なくない。

なので、スピーカー交換をしようとする際には、愛車の純正ドアスピーカーの大体の「口径」を把握することから始めたい。そうすればあとは、それと同等サイズのモデルの中から絞り込みをかけていけばOKだ。

なお「口径」が合致しても、取り付けられるかどうかは厚み等、その他の条件でも変わってくる。細かな適合はある程度候補が定まってきた後、"カーオーディオ・プロショップ"で確認しよう。

「セパレート」にするか「コアキシャル」にするかも、あらかじめ決めておきたい!

セパレートスピーカーとコアキシャルスピーカー

次いでは「セパレート」と「コアキシャル」について解説していく。「セパレート」とは、ツイーターとミッドウーファーとが別体となったタイプのことを指し、「コアキシャル」とはミッドウーファーの同軸上にツイーターが装着されているもののことを指す。

それぞれの特長は以下のとおりだ。「セパレート」はツイーターをある程度高い位置(ダッシュボードの上とかAピラーとか)に取り付けられるので、音像を目の前に出現させやすい。対して「コアキシャル」は取り付け位置がドアの下側となるので、音が足元に溜まりがちとなる。

しかし「コアキシャル」は音の出どころが1箇所なのでサウンドのまとまり感を出しやすい。そして取り付け費用が比較的に少なくてすむ。取り付けるスピーカーユニットの数が少ないからだ。

というようにどちらにもメリットがある。しかし…。製品数は「セパレート」の方が相当に多い。音が目の前から聴こえてくることのメリットが好感されて人気が高く、結果、メーカーも多くをラインナップしている。豊富な選択肢の中から気に入ったものを探し出したいと思ったら、「セパレート」に分がある。

カースピーカーのチョイスのポイントとは?

こうして愛車に適合する「口径」を把握し、「セパレート」にするか「コアキシャル」にするかを定めたら、続いてはマイベストを絞り込む工程へと進んでいこう。

ターゲットとするべき価格帯は?

初めに考えるべきは、ターゲットとする価格帯の決定だ。1万円を切るモデルもあれば100万円を超すモデルもある。ここまでレンジが広いと、何を選ぶべきかが実に分かりづらい。

3万円台のモデルからが、特におすすめ。

市販スピーカーは1万円を切るモデルからあると書いたが、そのクラスのモデルであっても純正スピーカーと比べて高性能であることは間違いない。しかし"カーオーディオ・プロショップ"では、3万円前後のモデルからをおすすめとして挙げている場合が多い。その理由は「低価格帯のスピーカーほど価格差による性能差が大きいから」だ。

例えば、1万5000円のモデルと3万円のモデルとでは価格は"倍"違う。"倍"も違えば性能差も相応に出てきて当然だ。スピーカーは構造がシンプルなだけに、素材や作りにコストを掛けるとそのことが如実に音に現れる。ゆえに価格差による性能差もはっきり出てくるというわけなのだ。

価格帯が異なると、付属のパーツの性能も変わる!?

価格帯が異なると、音楽信号をツイーター用とミッドウーファー用とに帯域分割するパーツである、"パッシブクロスオーバーネットワーク"にも差が出てくる。

1万5000円のモデルに付属しているものでは、ツイーターに対してしか帯域分割(中低域の信号をカットすること)を行えないタイプとなっていることも少なくない。しかし価格が上がってくると、ミッドウーファーに対しても信号の帯域分割(高域の信号をカットすること)も行えるようになる。結果、より良いコンディションで音楽が再生されることとなる。

"6万円前後"の製品ともなると、満足度がさらに上昇!

そして6万円前後のスピーカーともなると、3万円台のモデルと比べてさらに価格が"倍"となる。この差も音に如実に表れる。特に解像度がぐっと向上し、余韻の出方も変わってくる。

ちなみに言うと、3万円台のスピーカーを導入したドライバーが次のステップに進もうとするとき、スピーカーのグレードアップを選択するケースは少なくないという。しかし6万円前後のスピーカーを選んだドライバーの多くは、次にはパワーアンプやサブウーファーの導入へと歩を進めるとのことだ。

つまり、6万円前後のモデルはそれだけ大きな満足度を与えられているというわけだ。長く使えるスピーカーをということであるならば、6万円前後以上のモデルがおすすめとなってくる。

予算に余裕があるのなら、10万円くらいのモデルも視野に!

そしてさらにもう1ランク上を見ると、得られる満足度は一層高まる。7万円を超すモデルはエントリー機からのステップアップグレードと捉えられることも多いのだが、最初からこのグレードに手を伸ばすドライバーも少なくはない。

徹底的に音にこだわりたいと思ったときには、7万円台から10万円前後のモデルまでに触手を伸ばすと、後悔のないスピーカー選びが行えることもまた確かだ。

おすすめランキング、厳選・10機種!

さて、ここからは当サイトおすすめのスピーカーを紹介していく。なお順位は編集部が独自に選定した。当サイト登録の各店のHPを参照し、初心者用おすすめプランに採用されることの多いモデルの中から10機種を選定しランク付けした。

第10位

イートン PRX-170.2 税抜価格:4万1000円

イートン PRX-170.2 税抜価格:4万1000円
タイプ:16cm同軸2ウェイスピーカー

取り付けのしやすさを重んじるなら"コアキシャルタイプ"が有利!

ドイツブランド"イートン"は、スピーカーからパワーアンプまでを幅広くラインナップしている人気メーカーの1つだ。スピーカーも多々擁しているが、当機はその中のスタンダードシリーズ『PRO-SERIES』をベースとするコアキシャル(同軸)モデル。ツイーターとミッドウーファーが一体化しているので、高い取り付け性を発揮する。

第9位

アルパイン X-170S 税抜価格:3万2000円

アルパイン X-170S 税抜価格:3万2000円
タイプ:17cmセパレート2ウェイスピーカー

14年ぶりにフルモデルチェンジされた注目作!

アルパインは古くからカースピーカー開発にも積極的に取り組んできたブランドで、当機が属する『DDリニア シリーズ』は、同社の看板ラインとして長く人気を博し続けてきた。なお当機は14年ぶりのモデルチェンジによって誕生したニューモデル。ライブの臨場感やアーティストの息づかいまでを再現可能であることを自慢としている。

第8位

JLオーディオ C1-650 税抜価格:3万3000円

JLオーディオ C1-650 税抜価格:3万3000円
タイプ:16.5cmセパレート2ウェイスピーカー

人気アメリカンブランドのエントリーモデル!

90年代より日本でも多くのファンに使われてきた老舗アメリカンカーオーディオブランドの1つであるJLオーディオ。プロセッサーからサブウーファーまで幅広い品揃えを誇り、スピーカーも豊富に用意している。なお当機が属する『C1 シリーズ』は同社のラインナップ中での最廉価グレード。パンチの効いた快活なサウンドを手軽にゲット可能。

第7位

ケンウッド KFC-XS174S 税抜価格:3万2000円

ケンウッド KFC-XS174S 税抜価格:3万2000円
タイプ:17cmセパレート3ウェイスピーカー

2ウェイツイーターを採用した意欲作!

"ハイレゾ音源"に対応するカーナビをいち早く市場に投入したカーオーディオブランドとしても知られるケンウッド。当機もそれへの対応が強く意識されていて、高域の再生範囲を大幅に拡充。ツイーターを2ウェイ構造(中央にスーパーツイーターを搭載)とすることでそれを実現している。ちなみにツイーターは純正位置への取り付けも可能。

第6位

カロッツェリア TS-V173S 税抜価格:6万円

カロッツェリア TS-V173S 税抜価格:6万円
タイプ:17cmセパレート2ウェイスピーカー

カスタムフィットシリーズの最上級機!

長きにわたり国内のカーオーディオシーンをリードし続けてきたカロッツェリア。カースピーカーにおいても名機を多々輩出してきた。なお同社は簡単取り付けが可能な"カスタムフィット"スピーカーも充実させている。当機はその中の最高峰モデル。音の空間描写と臨場感の再現性の高さが自慢。音源をありのままに再生してくれる。

第5位

モレル MAXIMUS 602 税抜価格:5万5000円

モレル MAXIMUS 602 税抜価格:5万5000円
タイプ:16.5cmセパレート2ウェイスピーカー

イスラエル発の美音スピーカーブランドの入門機!

マニアからも厚く支持されているイスラエル発の人気スピーカーブランドのモレル。中級機から高級機にヒットモデルを多く持つが、リーズナブルな製品も多彩に有する。当機はその中のスタンダードグレード『マキシマス シリーズ』に属するセパレート2ウェイ。コクのある美しい音色に興味があれば、当機のチェックもお忘れなく。

第4位

DLS RC6.2 税抜価格:6万円

DLS RC6.2 税抜価格:6万円
タイプ:16.5cmセパレート2ウェイスピーカー

北欧H-Fiブランドのサウンドを手軽にその手に!

DLSもハイエンドカーオーディオ愛好家から広く愛されているブランドの1つ。特にトップエンドモデルの『スカンジナビア シリーズ』は専門家からの評価も高い。当機はそんな同社のラインナップ中のベーシックグレードに属するひと品。ミッドウーファーの振動板はブラックアルマイトアルミコーン。ツイーターはシルクドームタイプ。

第3位

フォーカル ES 165 K2 税抜価格:9万円

フォーカル ES 165 K2 税抜価格:9万円
タイプ:16.5cmセパレート2ウェイスピーカー

しなやかなサウンドを特長とする実力機!

ホーム用、カー用ともに超高級モデルから手頃なアイテムまでを潤沢に展開しているフォーカル。当機は、この世界的有名スピーカーブランドの代表ライン、『K2パワー シリーズ』に組み込まれた名品。ミッドウーファーには、定評あるWサンドウィッチ構造のアラミドファイバー・コンポジットコーンを搭載。しなやかな音色を特長としている。

第2位

ダイヤトーン DS-G300 税抜価格:8万円

ダイヤトーン DS-G300 税抜価格:8万円
タイプ:17cmセパレート2ウェイスピーカー

往年の名ブランドの最先端サウンドを満喫できる!

ダイヤトーンは、かつてのオーディオブームの中でもひと際光を放ったスピーカーメーカーの1つ。そんな古くからの名ブランドの最新カー用スピーカーである当機。振動板には、独自開発された新素材『NCV(ナノ・カーボナイズド・ハイベロシティ)』が使われている。これによりハギレのいい高音、そして厚みと迫力に満ちた低音を再生可能に。

第1位

ビーウィズ Reference AM Duo165S 税抜価格:10万8000円

ビーウィズ Reference AM Duo165S 税抜価格:10万8000円
タイプ:16.5cmセパレート2ウェイスピーカー

実力ブランドビーウィズの新世代スピーカー!

国産ハイエンドカーオーディオブランド、ビーウィズの最新ラインである『Reference(リファレンス) AM』シリーズに名を連ねる当機。最大の特長は振動板にある。アルミとマグネシウムからなるスペシャル素材が使われていて、これにより魅力溢れるピュアサウンドを紡ぎ出す。なお同シリーズはサイズ展開も多彩。さまざまな車種への取り付けが可能だ。

気にするべきはスペックよりも、音色の傾向!

ところでカタログ等をみるとスペックがさまざま載っているが、それは参考程度に見るにとどめればOKだ。なぜならば、「スペックから性能を読み解くのはほぼ不可能だから」だ。例えば"再生周波数帯域"というスペックがあるが、仮に20Hzから再生可能だとうたわれていても、その20Hzの音がどのようなクオリティなのかは判別できない。

ちなみに、振動板の材質によっても音の傾向が変わったり、生産国ごとの特徴も少なからずはある。例えば、パワフルに鳴らしたいならアメリカ製、しっとりと鳴らしたいのならヨーロッパ製や日本製というように。しかしながら最初から決めつけてしまうのは良くない。

では何を基準に選べば良いのかと言うと…。答は「音が好みか否か」だ。できることなら"カーオーディオ・プロショップ"の店頭で試聴機の音を聴き、その中からもっとも心地良いサウンドだと感じられる製品を選び出そう。

取り付け工程にもある程度の予算をかけたい!

ところでカー用のスピーカーはユニットが単体で販売されていて、それだけではまだ半完成品だ。車に取り付けて初めてスピーカーとして完成する。ただし、ただ取り付けただけでは製品の性能を十分に引き出せない。いわば"スピーカーボックスを作る"という作業が必要となってくる。

まず、なんらかの"インナーバッフルの装着"はマストで、さらには適材適所な"デッドニング"作業もできることなら施したい。

なお、"インナーバッフル"とは取り付けスペーサーとなるパーツであり、スピーカーの足場を固める等、音響パーツとしての役割も果たす。そしてさらにはスピーカーを"立ち上げる"という役目も負う。立ち上げることである程度厚みのあるスピーカーも取り付け可能となり、また、内張りパネル面との距離を縮めることもできるので音がダイレクトに車内に入ってきやすくなる。

取り付け作業はプロに任せるのが一番!

そして"デッドニング"とは、ドア内部の物理的なチューニングだと心得よう。クルマのドアは、スピーカーボックスとしては設計されていないので、音響的なコンディションが劣悪だ。鉄板は簡単にビビる(共振する)し、スピーカーの裏側か発せられる音が前側に回り込んできたりもする。これら問題を解決する手段が"デッドニング"というわけだ。

なお、効果的に"デッドニング"を行うには経験と技術が必要となる。 "カーオーディオ・プロショップ"にはそれがある。あまたあるコツやセオリーを熟知している。

せっかくより良いスピーカーを手にするのだから、その良さを引き出せないともったいない。その点、プロに取り付けを任せれば安心だ。スピーカーがしっかりと性能を発揮できるように、ドアをスピーカーボックスへと変えてくれる。

なお、どんな"インナーバッフル"を用いるか、そしてどこまで"デッドニング"に手を掛けるかは、予算も踏まえて相談しよう。取り敢えずは簡単にすませておいて、後から手を掛け直すというのもアリだ。

信頼できるカーオーディオプロショップはこちら

まとめ

もしも「ドライブと音楽はセット」だと考えているのであれば、その音楽をより良い音で聴くためにスピーカー交換の検討をぜひに。そうすることでドライブの楽しさが一層ブーストされることは間違いない。お近くの"カーオーディオ・プロショップ"に足を運び、好みのサウンドを奏でてくれるとびきりの一品を探し出すべし♪

《text:太田祥三》

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