2リットルターボディーゼルエンジンを搭載するフォルクスワーゲン(VW)のミッドサイズワゴン『パサート』とステーションワゴン『パサートヴァリアント』は、2018年に登場。実に20年ぶりとなるディーゼル車の国内参入となった。欧州ではフェイスリフトを受けた改良新型が登場している。
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最新世代2リットルディーゼルモデルを日本初導入
フォルクスワーゲン グループ ジャパン(VGJ)は、ミッドサイズセダン/ステーションワゴン『パサート/パサートヴァリアント』に、最新世代2リットルターボディーゼル搭載モデルを日本初導入。2月14日より販売を開始した。
今回導入した「パサート/パサートヴァリアントTDI」は、最高出力190ps、最大トルク400Nmを発生する最新の新世代2リットルターボディーゼルエンジンを搭載。6速DSGとの組み合わせで優れた加速性能を発揮するとともに、低燃費および低CO2の双方を実現している。
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シェア社長「20年ぶりに戻ってきたディーゼル」…パサートTDI発表
フォルクスワーゲン・グループ・ジャパン(VWジャパン)は2月14日、クリーンディーゼルエンジンを搭載した中型車『パサートTDI』シリーズを、同日から日本の正規ディーラーで販売すると発表した。
セダンとワゴンの「パサートヴァリアント」があり、価格はセダンが422万円台~489万円台、ワゴンが442万円台~509万円台。VWが日本市場にディーゼル車を復活させるのは、1998年以来20年ぶりとなる。マツダや海外メーカーのディーゼル車販売が好調であり、再参入することで、日本市場での巻き返しを図る。
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帰ってきたディーゼル[詳細画像]
フォルクスワーゲングループジャパンは14日、ミッドサイズセダン/ステーションワゴンモデルの『パサート/パサートヴァリアント』に、日本のポスト新長期排ガス規制をクリアした「TDI」エンジンを搭載 した「パサート/パサートヴァリアントTDI」を日本市場で発売した。
今回導入する「パサート/パサートヴァリアントTDI」には、内外装と機能装備を充実させた 「TDIエレガンスライン」と、さらに上級の装備を装着した「TDIハイライン」の2グレードを、それぞれのボディモデルに設定している。
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【ヴァリアント 試乗】気取らない上質さはディーゼルでも健在…島崎七生人
試乗車はヴァリアントのTDIモデル。セダンに対し車重は+50kg、オプションの電動パノラマスライディングルーフを装着した個体で1630kg(前930kg/後700kg)の車重。これはガソリンの2.0TSI R-Lineと較べると+50kgというところ。
なぜ車重の記述から始めたかというと、走りの印象は実に軽快だったからだ。新搭載された2リットルターボは190ps/40.8kgmのスペックでパワフルであることは確か。けれど好印象だったのは出足から実にスムースなことで、微妙なアクセルワークにもキチンと反応しながら、しっかりと、スムースにクルマを前に出してくれる。
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【3800km試乗】長距離ドライブ耐性に「全振り」したようだ[前編]
フォルクスワーゲンの欧州Dセグメントミッドサイズ『パサート』のターボディーゼル搭載グレード「TDI」で東京~鹿児島間の3800kmほどツーリングする機会があったので、インプレッションをリポートする(※本稿はWHOによるパンデミック宣言前のテストドライブのものです)。
フォルクスワーゲンの水冷モデルのトップバッターとしてパサートの第1世代モデルが登場したのは1973年。翌年発売されたCセグメントコンパクト『ゴルフ』とともに、リアに空冷エンジンを搭載するというパッケージングに固執しすぎて経営危機に陥っていた同社を劇的復活に導いたという歴史を持つモデルだ。
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【3800km試乗】地味だけど走りはすごい!ライバルはカムリ&アコード[後編]
フォルクスワーゲンの欧州Dセグメントミッドサイズ『パサート』のターボディーゼル搭載グレード「TDI」で3800kmほどツーリングする機会があったので、インプレッションをリポートする。前編では総論および操縦性、乗り心地について触れた。後編ではパワートレイン、居住性&ユーティリティ、運転支援システム等について述べていこうと思う(※本稿はWHOによるパンデミック宣言前のテストドライブのものです)。
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《text:滑川寛》