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“カーオーディオ・プロショップ”に訊きました! 『入門者向けお薦めプラン』上級編 3タイプの「一点豪華主義」的プランを公開!

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ビーウィズ・Reference AM Duo165S全 3 枚写真をすべて見る

「クルマの中で良い音を聴きたい!」と思いながらも何から始めればいいのか分からないという方々に向けて、『入門者向けお薦めプラン』を予算別、そしてタイプ別に紹介してきた当特集。今回はその最終回をお届けする。

なお当特集では毎回、全国の実力“カーオーディオ・プロショップ”に取材し、各店厳選のお薦めプランを紹介してきた。当回は、埼玉県川口市の“東京車楽”、島根県出雲市の“Jクラブ”、石川県金沢市の“アンティフォン”、以上の3店舗に協力を仰いだ。今回の設定予算は30万円。さて、各店の推奨するスタートプランとは…。

上質なスピーカーを中心に据えた2つのプランを提案!

最初に、埼玉県川口市の人気ショップ“東京車楽”の木村さんに訊いた話から紹介していく。

「ご予算が30万円ということでしたら、手応えある本格的なスピーカーを中心に据えるプランをお薦めしたいと思います。具体的には、ビーウィズの『Reference AM Duo165S』(税抜価格;10万8000円)を推したいですね。

当機はこの8月から発売となったニューモデルなので話題性もあり、そして音質性能も確かです。価格的にはミドルグレードに属しますがハイエンド機に迫る実力を持っています。ちなみに当店では当機を、デッドニング諸々を含めてセット価格16万8000円(税別)でご提供しています。

で、このセットをベースとする2とおりのプランを考えました。1つは、コントロールユニット(パワーアンプ内蔵DSP)とパワードサブウーファーを同時に導入して本格的なサウンドを一旦完成させるというもので、もう1つは、システムの発展性を持たせながらまずはフロント2ウェイをしっかり鳴らそうとするものです。こちらでは、ミドルグレードのパワーアンプ内蔵DSPを組み合わせます。

なお、DSPを組み合わせる理由は以下のとおりです。カーオーディオでは、信号を緻密にコントロールできるか否かでサウンドの完成度が大きく変わってきます。良いスピーカーをお使いになるのでしたら余計に、DSPの導入はマストだと思います。

具体的には、プラグアンドプレイの6ch/4ch DSPプロセシングアンプ『PLUG&PLAY 640』(税抜価格:5万5000円)とミューディメンションのパワードサブウーファー『Black Box X10』(税抜価格:4万6000円)とを足すか、またはプラグアンドプレイの10ch/8ch DSPプロセシングアンプ『PLUG&PLAY 1080』(税抜価格:10万円)を組み合わせるか。ともに取付工賃も含めて30万円ちょうどくらいで収まります(税抜、車種による変動アリ)。

ご来店いただけましたら、さまざまなプランをご提案できると思います。お気軽にお問い合わせください」

価値ある“単体DSP”を用いて、スピーカーの性能を確実に引き出す!

続いては、島根県出雲市にて店舗を構える実力店、“Jクラブ”の大田さんに訊いたお薦めプランを紹介する。

「当店では、これからカーオーディオを始めてみたいという方にはDSPのご使用をお薦めしています。

なぜなら、クルマの中で良い音を聴けるか否かは、各スピーカーユニットの音量を整えた上で“位相”を合わせられるかどうかに掛かってきます。音波のタイミングの整合性が取れないと、ステレオイメージを正確に再現できません。DSPを用いれば、それが可能になるんです。

なおDSPは、できる限り満足度の高いモデルをお使いいただきたいと思います。その観点でお薦めなのは、ヘリックスの『DSP.3』(税抜価格:12万円)です。

当機は動作サンプリングレートも高く素の音質性能が良好です。そしてコントロールできるch数も多く発展性も備えています。価格と性能のバランスがとても良いんです。当機なら長く使えます。まずはここにご予算の多くを割きたいと思います。

ところで、パワーアンプ内蔵DSPを選ぶというアプローチも有り得ていますが、単体DSPの方が長く楽しめます。後々パワーアンプをステップアップさせられますから。なのでやはり当店では、単体DSPをお薦めしたいですね。

そしてこの『DSP.3』にパワーアンプとスピーカーを組み合わせてシステムを完成させます。パワーアンプはまずはリーズナブルなモデルでも良いと思います。お薦めはカロッツェリアの『GM-D1400ll』(税抜価格:1万6000円)です。そしてスピーカーにも同じくカロッツェリアの『TS-C1730S』(税抜価格:3万2000円)を推したいと思います。

これらはともに1グレード上のモデルと比べて性能的にひけを取らず、むしろより良い部分も持ち得ています。コスパが非常に高いです。これらにベーシックなデッドニング、ケーブル等の必要部材、取付工賃も加えても30万円以内で収まります(税込、車種による変動アリ)。

お近くでしたらぜひご来店ください。お話したようなシステムを搭載したデモカーもございます。お待ちしています」

純正オーディオとスピーカーはそのままで、DSPでサウンドクオリティを一変!

最後に、石川県金沢市の名店、“アンティフォン”の松居さんに訊いたお薦めプランを紹介していく。

「パワーアンプ内蔵DSPの導入をお薦めしたいと思います。これを使えばサウンドが一変します。ハイエンドシステムで行えるのと同様な、詳細なチューニングを施せるようになるからです。純正メインユニットやスピーカーはそのままで大丈夫ですので、インテリアにダメージを与えることもありません。

具体的には、ヘリックスの8chアンプ内蔵10chプロセッサー『V-EIGHT DSP MKll』(税抜価格:17万円)がお薦めです。当機は音も良く高機能です。しかし、お薦めである理由はむしろ他にあります。何より使い勝手が良いんです。

まず、“外部機器との親和性の高さ”が光っています。純正のメインユニットをソースユニットとして使用しても純正オーディオを相当超えた音質になりますが、当機の場合は、外部機器を繋ぎやすいんですよ。2種類の『入力拡張カード』が用意されていて、組み合わせたい外部機器に応じてUSBタイプかBluetoothタイプかが選べます(税抜価格:2万8000円/2万2000円)。ハイレゾ対応のDAPをUSB接続すると、そのサウンドはハイエンドレベルに到達します。

そして、『Wi-Fiコントロール』(税抜価格:2万5000円)が用意されていることも利点です。DSPを導入すると何らかのコマンダーが必要になりますが、高級車になればなるほど、それの取り付け場所に困るんです。しかし『Wi-Fiコントロール』を用いれば基本操作をスマホで行えるようになりますので問題がなくなります。あと、ナビ音声や警告音等が発せられるときに、オーディオのボリュームが自動で一時的に下がる機能も搭載されていますし。諸々が良く考えられているんです。

これらオプション代も含めて、必要部材、取付工賃も込みで30万円で収まります(税別、車種による変動アリ)。

純正のインテリアを変えることなくカーオーディオを高音質化させたいとお考えの方は、ぜひお気軽にご来店ください。お待ちしています」

《text:太田祥三》

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