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car audio newcomer! マツダ CX-5(オーナー:岡本翔伍さん) by  リクロス 後編

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愛車のCX-5に対してDSPアンプの追加やスピーカー交換を実施したオーナー。その音のステップアップに感動して、さらに3ウェイ化、サブウーファーの追加などを矢継ぎ早に実施。サウンド調整も自らが手がけるなどオーディオを全方位で楽しんでいる。

自らの調整で2ウェイの限界を感じ
ついにフロントの3ウェイ化を実施

フロントスピーカーにお気に入りのフォーカル・ユートピアの2ウェイを導入して、いきなりレベルの高いサウンドを手に入れたオーナーの岡本さん。DSPアンプの採用もサウンドの進化に大きく寄与し、調整によるサウンドの変化に影響され、自らがDSP調整に挑戦し始めうなどオーディオの新たな楽しみ方を発見している。

「DSPの使い方を憶えて、自分でもオーディオの調整を始めたんです。いろんな調整を実施して、音がどのように変わるかも実験したりしました。ただ、いろいろ調整して行く中で中域がどうにも足りないような気がしてきたんです。“これは調整じゃないのかも?”と思ってスピーカーのシステムアップを検討し始めました」。

自分で調整したからこそ分かったのが中域の不足。オーナーが出した結論は“2ウェイスピーカーの限界”だった。厚みのある中域を出すためには3ウェイ化が必要なのだと判断して変更を実施する。

「早速フロントスピーカーを3ウェイ化することにしました。新しく追加することにしたのはユートピアMのミッドレンジです。既存のユートピアと合わせて3ウェイを構築することにしたんです」。

さらに、DSPの調整というもうひとつの楽しみを見つけたオーナーは、DSPアンプもグレードアップを実施する。新たにヘリックスのP-SIX DSPを導入して調整能力もサウンドも一気にレベルアップを図った。またサブウーファーもユートピアMで統一、DAPにもCOWON PLENUEを取り入れるなどシステムアップを急ピッチで進めることになった。

サブウーファーの追加も加わり
中域の豊かさや音の厚みが大幅アップ

フロントの3ウェイ化、さらにはサブウーファーの追加で一気に音の厚みを高めたCX-5、オーナーも驚くほど音の差が大きかったという。

「これまで良く聴いていた曲も全然違って聴こえるんです。特に気になっていた中域の厚みは思った通りに良くなってすごく満足しました。それまで聴こえなかった音も聴こえてくるなど3ウェイ化はかなり音質アップに効果があったと感じました」。

従来の2ウェイでは“無理して再生している感じ”がどうしてもぬぐいきれなかったオーナー。調整を重ねても中域のもの足りなさを補えなかったが、3ウェイ化すると一気に狙い通りのサウンドが出て来たという。システムとサウンドを自己分析したところ「3ウェイ化することで余裕が生まれて、既存の2ウェイもポテンシャルを発揮して隅々まできれいな音を再生できるようになったのだと思う」と進化した音を評価している。

「しかし3ウェイ化でここまで音が良くなると、より一層欲が出てきました。現在はツイーターとミッドバスは従来のユートピアを使っているので、3ウェイ全部をユートピアMに統一したらどうなるんだろう? と興味がわいてきました」。

課題曲を決めて調整による成果を判断
調整のスキルも日々レベルアップしている

ヘリックスのDSPアンプであるP-SIX DSPを導入して以来、すますDSPによる調整が趣味になったオーナー。

「家のガレージでオーディオを鳴らしながらDSP調整であれこれいじるのもすごく楽しいです。またオーディオ仲間と港に集まって二人で調整をすることもあるんです。お互いにいろいろと調整を施して情報を交換しています。その友人のクルマの影響もあって3ウェイ化したのもありますし、良い影響をもらってる仲間です」。

調整はいろいろなアプローチで行っている。例えば調整曲を決めて調整の方向性による音の変化を確かめる方法などを試している。

「調整用の曲としてイーグルスのホテル・カリフォルニアもよく使います。ヴォーカルとドラム、ギターの位置が正確かなどもポイントにして調整しています。フォーカスがピタリと合った音を出したいと思っていろいろ試行錯誤しているところです」。

調整は思った以上に難しく、取り付けショップであるリクロスでもコツを教えてもらうこともあるという。その上で自分流の調整を繰り返し、今では70%程度の完成度まで仕上がったとか。

「次は電源の強化をしてS/Nのアップを狙っています。ひとつのシステムアップで音がどう変わるかも興味津々ですね」。

音の良い愛車でのドライブ、さらにはオーディオの調整と一気にクルマの楽しみを増やしたオーナー。狙った音を愛車で再現するためのシステムアップや調整作業をこれからも楽しむことだろう。

《text:土田康弘》

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