リアシートのセンター部に新たなサブウーファーボックスをインストールした西川さんのアクセラ。コクピットまわりも統一感たっぷりのカスタムインストールが施されている。色、モチーフなどにこだわり、広島県のWarpsと共に渾身のカスタムを完成させた。
ティファーニーブルーを効果的に使い
インテリアとエクステリアを融合
ボディカラーのレッドに加えて、ホイールのティファニーブルーを差し色に使ったインテリア。カラーリングの統一感も抜群。
バッフル面にティファニーブルー、周囲にレッドのリム処理を施すドアのアウターバッフル。FDSのスピーカーも存在感を増す。
ドア後部にはアクリルを使ったデザイン処理を施す。ドアオープン時にはカスタムインストールをアピールするポイントになる。
リアシートのセンターパートに新たにウーファーボックスを組んだ西川さんのアクセラ。これまでもラゲッジ、コクピットまわりと次々とステップアップを続け、今ではすっかり超ハイレベルなカスタムオーディオマシンへと成長した。
ホイールには印象的なティファニーブルーをチョイス。ボディカラーのレッドとも合わせてインテリアカスタムにはレッド&ティファニーブルーを効果的に使う。配色へのこだわりも強く、エクステリアとインテリアのカラーマッチングも絶好の仕上がりとする。
コクピットまわりにも数々のカスタムが施されているが、ドアのインストールが見どころのひとつ。システムはクラリオンのFDSを中心としているのでフロントスピーカーもFDSのミッドバスであるZ7をチョイス。ドアにアウターバッフルを組んで取り付ける。このバッフルのデザインがかなり印象的。バッフル面にはホイールと同テイストのティファニーブルーを採用、周囲をレッドで処理する仕上げでこのクルマならではのデザイン性に優れたドアとした。
さらにドア後部にはアクリルを使ったライティングボックスをビルトインする。ドア内張りの純正フォルムを生かしつつカスタムインストールを施す手法でドアオープン時の存在感を引き出している。オーディオだけじゃないカスタムインストールの総合力の高さを感じさせるデザイン処理だ。
Aピラーへのカスタム処理も見どころ
ここにもレッド&ティファニーブルーを採用
AピラーにはFDSのツイーターであるZ3をビルトイン。周囲にエグリ加工を施すなど角度&反射にも配慮した作り込みだ。
ツイーターをビルトインしたAピラーの上部にはカスタム処理が施される。異形のデザイン、独特な迷彩柄など個性的な処理だ。
ダッシュ中央部の純正センタースピーカーの取り付けスペースはアクリルなどを使ってカスタムされている。
ドアのカスタムインストールと並んでコクピットのクライマックスとなっているのがAピラー。FDSのツイーターであるZ3を角度をしっかり付けてインストールする手法でサウンドをコントロールしてる。一方、カスタム面で見どころとなるのはピラー上部だ。異形のアウトラインを持った独特の造形を施し存在感も満点。またダズル迷彩と呼ばれる幾何学模様を使っている点もこのクルマの個性的なカスタムポイントでもある。アクリルとショップロゴなどを処理しAピラーにカスタムテイストをスマートに取り入れている。しかもここにもレッド&ティファニーブルーのカラーリングを踏襲しインテリアの統一感も万全。
さらにダッシュ中央には他では見られない個性的なカスタム処理が施されているのが見える。このスペースはもともと純正のセンタースピーカーがインストールされている場所だ。しかしオーナーとショップはここをカスタムで遊ぶスペースとしてピックアップ。アクリルやパンチングメッシュを使ったカスタム処理で個性的なダッシュデザインを完成させた。インテリアのカスタムをオーディオインストールと同時に実施することで、トータルバランスに優れた作りとしているのも同ショップのカスタム内装の特徴だろう。
リアドアのカスタムインストールも注目
MTXのスピーカー群を外向き用にセット
リアドアのカスタムレベルも高い。こちらにはMTXのスピーカー群を投入し、ドアオープン時の外向きサウンドが楽しめる。
オーディオプレイヤーに用いるのはウォークマンのAシリーズ。操作性を考えて手元にホルダーを設置して固定している。
リアシートのセンターに新たなボックスを作ったオーナーの西川さん。オーディオカスタムもレベルは急上昇中だ。
フロントドアのカスタムレベルの高さは先にも紹介した通りだが、実はこのクルマはリアドアのカスタムも手が込んでいる。ユニットにはMTXのミッドバスであるMTX-RTX2BTSとバレットトゥイーターのMTX-RTY658をインストールする。アウターバッフルやバレットツイーターをパネル面にビルトインする加工などでデザイン面でも見どころ満点。さらにドアを閉じた際もインテリアデザインの一部として各スピーカーが除き、ティファニーブルーのバッフル面やレッドのリム処理は後席のカスタムアクセントになる。もちろんサウンド面ではドアオープン時には外向きのサウンドをガンガン響かせるのがリアドアの大きな役割だ。
音源として用いるのはウォークマンのNW-A50。車内でヘビーローテーションになっているのは大好きなレゲエ。ゆったりと濃密なサウンドを楽しんでいるという。後席のサブウーファーを追加することでさらに重厚感たっぷりのサウンドに進化したのもオーナーのお気に入りポイント。
ホイールの色にこだわって外装カスタムを施したオーナー。インパクト重視のカラーリングはオーディオインストールにまで及んでいるのはご覧の通りだ。モンスターエナジー缶のイメージやお気に入りのTシャツのデザインなどを取り入れることでイメージを作り上げたというこのカスタム。オーナーの思いとショップの技術力&アイデアが存分に注ぎ込まれたカスタムインストールとなった。次のターゲットとなるのはどんなカスタムなのかが今から楽しみだ。
《text:土田康弘》