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カーオーディオ・インストレーション百科 Part4「メインユニット」編 その4・電源強化について l

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カーオーディオユニットのインストール法についてさまざまな情報を紹介している当コーナー。現在は「メインユニット」の取り付けに関連した話題をピックアップしている。今回は、“電源強化”について考察していく。

カーオーディオでは電源を必要とするアイテムにおいて、その電源の安定的確保のための諸策が実行されることがよくある。中でも、パワーアンプについてはさまざまなメニューが施される。なぜならば、電源供給を確実かつ効率良く行えるか否かが音にダイレクトに効いてくるからだ。パワーアンプは音楽信号をスピーカーを動かせるまでに増幅するためのユニットなのだが、その増幅作業には多くの電力が必要となる。電気の確保は非常に重要なのである。

そして…。「メインユニット」にもパワーアンプが内蔵されている。これに対しても、電源を安定供給するための諸策の実行は当然ながら有効だ。外部パワーアンプと比べると消費電力量は少ないが、だからといって電力確保がおざなりになって良いわけはないのだ。

さて、具体的にはどのような策が取られるのだろうか。まずお薦めなのは“バッ直”だ。これは、プラス電源をメインバッテリーから直接引き込む作業のことを指す。

ちなみに“カーオーディオ・プロショップ”は、パワーアンプやパワードサブウーファーを取り付ける際には多くの場合これを実行する。特別なメニューではなく至ってスタンダードな策というわけだ。もしも“バッ直”しない場合にはどこかしらから電源線を分岐させて引き込むことになるわけだが、そうであるとその電源線を共有する他の電装品が電気をたくさん使うとき、パワーアンプ等への電源供給量が少なからず落ちる。これは音にとってはマイナス要因にしかならない。しかし専用の電源線を使って直に電気を引き込めば、他の電装品の使用状況による影響を小さくできる。

そしてこの“バッ直”は「メインユニット」に対しても有効だ。「メインユニット」への電源配線は純正配線を活用すれば簡単に終了できるので、わざわざ“バッ直”が行われることは多くはないのだが、実行した場合の音の変化量はなかなかに大きい。興味があれば、いつもの“カーオーディオ・プロショップ”にご依頼を。

今回は以上とさせていただく。次回は他の電源強化策について解説する。乞うご期待。

《text:太田祥三》

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