オーディオ好きの友人の紹介でやって来た広島県のWarpsで愛車のCX-5の高音質化をスタートさせた圓鍔さん。マツダコネクトを外してでも取り付けたかった高音質1DINヘッドユニットをチョイスするなど、こだわりいっぱいのシステム選びが始まった。
友達のクルマの音の良さに驚き
オーディオに目覚めてプラン開始
地元に中学から大学まで一緒だった仲の良い友人がいるというオーナー。その友人がクルマを買って、たまたま助手席に乗せてもらったのがオーディオとの出会いとなった。
「友人のクルマに乗せてもらったときにカーオーディオが変わっていることに気づいたんです。さらに助手席座って走行中に音楽を聴いていたら“この音やばいな!”って感じ、鳥肌が立つような音で、それまでどこでも聴いたことのないオーディオの音だったんです」。
友人のクルマの音のすごさに感動したオーナーはすぐさま「オレもオーディオをやりたい」と思い立ってすぐさまスタート。
「でも、何をやったら良いのかもまったくわからず、システムのことなどもその友人にいろいろ聞きました。するとヘッドユニット、スピーカー、パワーアンプなどを換えると音質改善には効果があることも知りました。それほど当時はオーディオの知識がほとんどありませんでした」。
その後、友人が行っているプロショップであるWarpsを紹介されたオーナー。すぐさまショップに出かけて愛車の高音質化の相談をはじめる。しかしショップに着いたオーナーが最初にビックリしたのはそこにあったクルマの数々だった。
「いろいろ相談する前にショップにあったクルマを聴かせてもらったんですが、その音にもすごく感動しました。やっぱり全然違うんです。また、見たこともないようなオーディオカスタムをしたクルマがいっぱいあって、それにも圧倒されました。そのときはひたすらスゴいと感じていました」。
音質改善のキーワードとなったのは
音の良い1DINヘッドユニットの導入
ショップに行くとオーディオのシステムアップの相談をはじめたオーナー。最初にこだわったのはヘッドユニットのチョイスだった。
「オーディオを取り付けるきっかけになった友人のクルマに取り付けられていたのがカロッツェリアのDEH-P01だったんです。その時の音の良さが印象に残っていたのもあって気になっていました。また友人からは“ヘッドユニットは大切だよ”と教えられていたので、音の良いオーディオには欠かせないと思っていました」。
ナビをヘッドユニットにするという選択肢や、純正オーディオを使ったシステム組みもあるが、オーナーはあくまでも高音質のためにどのユニットが一番有利なのかを追求して、高音質な1DINのヘッドユニットを選ぶことにした。
「ナビのついでのオーディオ機能じゃなく、オーディオ専用機である点もこのモデルの魅力だと思いました。もちろん最後の決め手になったのは友人のクルマで聴いた音の良さでした」。
しかしCX-5に1DINヘッドユニットを取り付けるには大きなハードルがあった。それが純正採用されているマツダコネクトだった。
マツダコネクトは外しても良いの?
ヘッドユニットの交換で相談開始
1DINヘッドユニットを付けるためにマツダコネクトに関する相談をするオーナー。しかし心配をよそに、ショップではあっさりと「じゃあマツダコネクト外しましょう」と提案された。外しても良いものなのかを判断が付かなかったオーナーだったが、1DINヘッドを取り付けられるならとすんなりこの提案を受け入れて取り付けを決定する。
「マツコネをどうすれば良いのかと考えていたんですが、普通に外してOKって事を知って安心してお願いします。空いたスペースにDEH-P01を取り付けられるのでスマートですしね」。
純正のナビなどは使えなくなるが、これもオーナーは承知済み。
「もともとナビはスマホのナビアプリを使っていたので特に問題とは思いませんでした。音源はほとんどがスマホに収録しているので再生時にはP01にUSB接続して聴くことになり、こちらも問題なし。これでヘッドユニット問題は解決しました」。
さらに、もうひとつの大きなチョイスがスピーカーだった。しかしこちらはヘッドユニットほどの強いこだわりはなく、自分が聴く曲や用途などをショップで話している中から出てきたオススメがフォーカルだったという。
「その時はフォーカルというブランド名も知らなかったんですが、自分の聴き方やクルマにはオススメだという事から決めました」。
実際に取り付けたのはフォーカルのISS 200。高音質を引き出すには手頃なモデル。オーナーも納得のチョイスとなった。
次回の後編ではサブウーファーやパワーアンプなどのシステムチョイスの続きや、インストール後のカーライフの変化などを中心に祖愉快して行くので要チェックだ。
《text:土田康弘》