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パナソニック“ゴリラ”の進化が止まらない!さらに機能が充実した驚きのPND登場

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パソコンでも最新版のあの手この手の進化にそれ以前のユーザーが「半ば仕方ない(当然ですよね)」という世の常に慣れつつある電子機器のアップグレード事情。クルマにも同様のことが言えなくもないけれど・・・。

しかしたまに「これはっ!」と強い嫉妬心を抱くこともあるのではないですか? そんなことがふと頭に浮かんだパナソニック『ゴリラ』の2020年モデルの進化が、もうホントにずるい。今回ばかりはなぜもっと早くこの2020年モデルのようなゴリラを発売しなかったのですか、と言いたくなってしまった。ポータブルナビ(PND)機器って、その始まりは簡易的なナビシステムを手軽に持ち運びできるところが魅力。ナビゲーション=自分と一緒に動きリアルな道案内をしてくれる地図を手軽に気軽に持ち歩きたいと思う人たちが、”道案内“を優先しPNDを選んでいたと思うと、今回ばかりは「これは!」級のアップグレードが採用されていると言っても良いだろう。新製品の他機能についても後で触れるが、特筆すべきはナビの要とも言える”地図“精度の向上と、それを活かす機能の充実度のアップがズルイほどに大きなトピックだと思う。

2011年式アウディA4に搭載された最新のゴリラを使い一般道や高速を走ってみたが、ダッシュボードの形状にもフィットする取り付け性のフレキシブルさにも助けられ、新型ゴリラがPNDであることを忘れ、よりリアルで安心感のある快適な移動ができたのだ。

PNDでありながら全国市街地図を搭載!
よりリアルな情報で直感的に伝えてくれる

まずは最大の進化=トピックである地図についてお伝えしたい。ゴリラにはこれまでもゼンリン社製の地図を搭載していたが、新型では全国の市街地を100%カバーした市街詳細地図(※1)を市販ナビとしては初採用(※2)し、カバーエリアも拡大。これまでの1295都市から1741都市にまで網羅性を高め、その上で従来より見やすい地図とコンテンツを搭載しているのだ。
(※1)調査終了時期:2019年7月、収録エリア:1,741都市、無人島など一部離島を除く。
(※2)国内市販カーナビゲーションとして。2020年4月27日現在、パナソニック調べ。

橋の長さと川幅はリアルだと一般的には比例していて当然だが、全国市街地図に対応していないナビだと、地図では単に水色の線で川があることはわかる、という簡易的な表示ものもある。しかし、全国市街地図に対応しているゴリラであれば家のカタチや川、道の幅までを全国でリアルに表示し、今居る場所のリアルな情報が得やすくなっているのだ。

また特にナビの使用時に重要な交差点拡大図についても注目した。近年増えている路面のカラー舗装や誘導カラーレーン、ドットレーンの表示にも対応。例えば市街地を走行中、交差点など、左折シーンでは交差点に近づく段階でより実走行(目に見える道路)と近いリアルな案内をカラフルな画像とともにしてくれた。案内のタイミングも絶妙。路地や交差点など、曲る場所を間違えることも減りそう。初めて利用する道路上での右左折時、複数車線を走行中に車線移動が必要な場面でもタイミングよく案内が発せられ、緊張感も軽減されそうだなと思った。

充実の無料地図更新。
2ヶ月ごとの部分更新+1回の全地図更新付き

高速道路では方面看板表示やジャンクションビットマップも新たに刷新されたことで、明快な案内が可能になっている。これらのコンテンツや表示の表現力はスマホではなかなか真似できないことも使ってみて改めてわかった。これほどに充実したナビの道路データを2023年7月までの最大3年間は2ヶ月ごとに部分地図の更新データが配信され、今回初の試みで更に1回無料で全地図更新ができるのだ。「地図が古くなって使いにくい!」といった不満もこれで解決。今後開通予定の新道路にも対応だというから嬉しい。

安全・安心な運転をサポートする機能も満足度が高い

さらにゴリラは安全運転を支援するコンテンツも充実している。事故多発地点や踏切、急カーブなどの情報も事前に教えてくれたほか、高速の逆走もお知らせしてくれるという。PNDのゴリラを手軽に選び、気軽に使うのでも安全・安心運転のサポートに対する性能をなるべく下げたくないという方にとっても満足度は高いのではないか。これらによってゴリラと私の「あ・うん」の呼吸ならぬ走る、曲る、停まるは複雑な市街地ほど効果がわかりやすかった。

渋滞を効率よく回避するVICS WIDE
正確な位置情報を示すGロケーションも搭載

この他にも、ゴリラにはPNDで唯一VICS WIDEが搭載されているので、リアルタイムの渋滞情報に合わせて、その都度回避ルートを案内してくれる。さらにはVICS渋滞情報に加えて、9月までの予定で行われているプローブ情報の実証実験により首都圏の渋滞情報も拡充されており、過去のプローブ情報からの統計渋滞情報も加味しながら、より精度の高い渋滞情報を利用することもできる。これもPNDとしてはゴリラだけの“性能”だ。

ところで、PNDというとハンディな利便性も特徴である一方、位置情報への不安があるという方もまだいらっしゃるかもしれない。しかし近年はこちらも進化していて、パナソニックでは独自のCPUを使った高精度測位“Gロケーション”による正確な現在地の把握が可能。高精度のジャイロ、そしてトリプル衛星受信によってビル街や首都高の高架下、山間部も高い精度の測位率を保つ。そう、これもPNDであることを忘れてしまったゴリラの魅力でもある。

古くなった愛車のナビ+最新PNDという新しい形の提案

ちなみに約10年前のアウディに搭載されるナビは当然ながら画質も地図も粗く、地図データもアップデートされていなかった。それに古さを感じずにはいられなかったが、DVDを再生してみると想像以上に見応えのある映像が映し出され、ナビはゴリラに頼りつつ、AV機器としての利用価値はまだまだあると実感。また7型のG1400Vではオプションのリヤビューカメラを選ぶこともでき、車庫入れなど後退時の安心感もアップする。

近年はナビをスマホで代用する機会が増えているかもしれない。ただ、昨年12月から“ながら運転”の罰則も強化され、改めて専用機の安心感や装備される安全安心運転サポート機能などのメリットを再認識され、価格もサイズも手軽なポータブルナビを購入される方も増えているという。そんな時代の変化に対し、より充実した機能で商品力を上げようというのだろう。時代の変化・・・、それは道交法のみならず“道”も進化しているからこそ今回の地図のグレードアップは理解できる。新型コロナウイルスの影響で公共の移動手段を避け、マイカー移動が改めて見直されている。新車でなくともとりあえずクルマが欲しい。でも地図は最新最良のナビが欲しいという方にもこの最新のポータブルナビ『ゴリラ』は頼もしく安全かつ快適な移動をサポートするツールと言えるだろう。

従来より見やすい地図、表示の機能や性能の進化がポータブルナビにとっては圧倒的な強みになる。いま、このような機能を搭載するポータブルナビはゴリラのみ。アフターサービスも含め、ますます使いやすくなったゴリラがポータブルナビをますます選ぶ価値(意味)を深めた(強めた)のは間違いない。ズルいと嫉妬するほどに・・・だ。



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《text:飯田裕子》

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