カーオーディオ製品の“取り付け”にまつわる疑問に答えます! Part6「パワーアンプのインストールについて | Push on! Mycar-life

カーオーディオ製品の“取り付け”にまつわる疑問に答えます! Part6「パワーアンプのインストールについて

カーオーディオ特集記事
パワーアンプの搭載例(製作ショップ:サウンドクオリティー<千葉県>)。
パワーアンプの搭載例(製作ショップ:サウンドクオリティー<千葉県>)。全 1 枚拡大写真

カーオーディオシステムを導入しようと思っても、取り付けに掛かる必要予算のイメージが持ちづらい…。当特集ではそんなもやもやの打破を目指し、取り付け時の“手間”の中身を紹介している。今回は、「外部パワーアンプ」の設置の際に発生する必要事項について解説する。

シート下への設置が可能なら、取り付けの手間は案外少ない!?

さて、「外部パワーアンプ」はマニアックなアイテムというイメージを持たれがちで、ゆえに取り付けのハードルも高そうに感じられがちだ。しかし、実のところは案外そうでもない。

というのも、もしもシート下のスペースが空いているのなら、そこに取り付けられるサイズのモデルを選べば、取り付け工賃はそれほど多くは掛からない。なぜならば、何かを改造する必要性が低いからだ。パネル類を加工する作業を伴うことなく取り付け作業を完了できる。

ただ、配線作業には多少の手間が掛かる。そうであることは頭に入れておこう。スピーカー交換をする場合にはスピーカーケーブルの引き回しだけでワイヤリング作業を終えられるが、「外部パワーアンプ」の場合は、電源線と信号線の2系統の配線を行わなければならないからだ。で、電源は基本的にメインバッテリーから直接引き込むべきなので、エンジンルームから車室内に貫通させるところで労力が多めに掛かる場合もある。さらには安全性を確保するためにメインバッテリーの近くにヒューズを設定する必要もあるので、その分のパーツ代も見込んでおきたい。

信号配線についても、2系統の配線を行う必要がある。1つがメインユニットから「外部パワーアンプ」まで(ラインケーブル)、もう1つが「外部パワーアンプ」からスピーカーまで(スピーカーケーブル)。なお、メインユニットに外部音声出力が備わっていればラインケーブルの配線はスムーズに完了できる。しかし外部音声出力が備わっていない場合には、スピーカー出力をどこかしらで分岐する必要が出てくるので、少々手間が掛かる。

トランクに設置する場合でも、基本的な手間はシート下に設置するときと同様!

あとは、固定にも多少の手間が掛かってくる。簡単にすませる方法もあるのだが、以下のような手法を取るともろもろの安心感が高まる。ボードを鉄板(車体)に固定し、その上にカーペットを被せカーペット越しにボードにネジを打ち込んで固定する。こうすることで、より確実な固定が可能となる。

さて、選択したパワーアンプがシート下には入らないサイズだったり、複数台を導入しようとするときなどは、設置場所はトランクルームが最右翼となるのだが、その場合の取り付けの手間はどうなるのかと言うと…。

基本的には、シート下に設置する場合と比べて大きくは変わらない。ただし、ケーブル類はより長く必要となるので、その点ではコストがかさむ。

なお、「外部パワーアンプ」を複数台導入しようとする場合や、さらには「単体DSP」も導入しようとするケースにおいては、専用ラックを用意した方がいいだろう。ユニットの1つ1つをフロアに固定していくと、設置スペースが広くなりすぎる。しかしラックを用いれば空間を活用できるので、省スペース化が図れる。

ちなみに、「単体DSP」も併せて導入しようとするときには、「単体DSP」は「外部パワーアンプ」の近くに設置するべきだ。そうすることでラインケーブルが短くてすむ。ラインケーブルは長さによる価格差が結構大きい。特にハイグレードなケーブルを使いたいと思ったときには、かなりの差となる。「単体DSP」と「外部パワーアンプ」とは、“近接配置”が基本だと心得たい。

トランクの積載性を落としたくなければ、「フロアに埋め込む」のもアリ!

なおトランクに搭載する際、積載性を犠牲にしたくないと考えるのであれば、「フロアに埋め込む」という選択肢も浮上する。

ただしこの方法を選ぶと、インストールの手間もそれなりに増加する。とはいえ、やり方次第ではコストの抑制はある程度可能だ。手間が掛かるのは埋め込んだ機器を隠すためのパネルの部分だが、それを簡易的な仕様にすれば、限度はあるものの少なからずはコストを切り詰められたりもする。興味があれば相談だけでもしてみよう。実行するか否かの判断はその後でも遅くない。

ところで、「外部パワーアンプ」の導入においてはもう1つ、“魅せる”という選択肢も有り得ている。トランクフロアに埋め込みつつ、LEDを使ったりペイントフィニッシュを用いたりして、カッコ良く仕上げるというのも1つの手だ。そうしておきながらも保護カバーも用意しておくと、それを装着すればストック状態にも戻せる。

また、トランクの中で立体的にラックを組み、そのラックを“魅せる”手法で仕上げるという手もある。ドレスアップ系のイベントにクルマを持ち込みたいと考えるのであれば、そのようなカスタムインストールも検討の余地は大だ。インテリアをドレスアップしたいと思うときには、カーオーディオユニットは大きな存在感を発揮する。

今回は以上とさせていただく。次回も、カーオーディオシステムを構築しようとするときの手間について多角的に考察していく。お楽しみに。

《太田祥三》

この記事の写真

/

特集