VWの旗艦4ドアクーペ、『アルテオン』最速モデルとなる『アルテオンR』開発車両がニュルブルクリンクで初の高速テストを開始した。
捉えたプロトタイプは、フロントバンパーの一部を白いテープで隠している程度のほぼフルヌード状態だ。ベースモデルと比較して大型のコーナーエアインテーク、青いブレーキキャリパー、ドリルディスクを備える大型ブレーキ、タービンのような形状のスポークを特徴とするガンメタルカラーホイール、クワッドテールパイプなどアグレッシブなエクステリアが確認できる。
またリアエンドでは、トランクリップにコンパクトな黒いスポイラーを装着しているほか、バンパー左右のコーナーにパネルを配置、その下に何かを隠している様子が伺える。
注目のパワートレインに関して、現在二つの噂が存在する。1つは『ゴルフR』から流用される2.0リットル直列4気筒ターボエンジンで、最高出力は333psを発揮するというもの。そしてもう一つは、最高出力400ps以上を叩き出す新開発3.0リットルVR6ツインターボチャージャーエンジンの搭載だ。
いずれも、「4MOTION」全輪駆動システム、及びDSGデュアルクラッチトランスミッションが標準装備される可能性が高いという。
ワールドプレミアは、2020年内と予想されているが、コロナウィルスのパンデミックにより、流動的と言えそうだ。アルテオンRが発表された後、最強ワゴンの『アルテオンR シューティングブレーク』の登場も噂されている。
《text:Spyder7編集部》