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カスタム・オーディオマシン SpecialFeature!! BMW Z4(オーナー・宮田裕貴さん) by レジェーラ

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カスタム・オーディオマシン SpecialFeature!! BMW Z4(オーナー・宮田裕貴さん) by レジェーラ全 11 枚写真をすべて見る

ビーウィズの音が好きでスピーカーやパワーアンプを同ブランドで統一したオーナーの宮田さん。愛車であるBMW のインテリアのイメージを崩すことの無いハイクオリティなインストールを静岡県のレジェーラにオーダー。狙い通りのオーディオカーが完成した。

リファレンスAMと純正ミッドバスを
組み合わせたフロント3ウェイを構築

オープンスポーツのBMW Z4をこよなく愛するオーナー。インテリアのイメージを崩すことの無いオーディオの取り付けを目指した。

オープンスポーツのBMW Z4をこよなく愛するオーナー。インテリアのイメージを崩すことの無いオーディオの取り付けを目指した。

コクピットの中でも印象的なドアの造形。この形状をそのままに、ビーウィズのリファレンスAM L-88Rをインナー取り付けする。

コクピットの中でも印象的なドアの造形。この形状をそのままに、ビーウィズのリファレンスAM L-88Rをインナー取り付けする。

ドアミラー裏のパネル内にはリファレンスAMのトゥイーターであるL-25Rをインストール。すっぽり内部に収まるサイズだ。

ドアミラー裏のパネル内にはリファレンスAMのトゥイーターであるL-25Rをインストール。すっぽり内部に収まるサイズだ。

大好きな愛車、BMW Z4の音質アップを狙って静岡県のレジェーラでインストールを開始したオーナーの宮田さん。大がかりな加工は施さず、純正のインテリアデザインは残しつつ高音質を狙うというテーマを掲げた。チョイスしたスピーカーはビーウィズのリファレンスAM。以前からビーウィズの音が好きで、これまでの愛車にもビーウィズのスピーカーなどを使用していた経緯もある。

今回取り付けのはリファレンスAMのL-25RとL-88Rの2ウェイで、BMWにピタリと装着できるトゥイーターとミッドレンジ。コクピット背面にビルトインされた純正のミッドバスユニットを加えた3ウェイシステムを構築した。

ドアにはミッドレンジのL-88Rをインストール。Z4の作り込まれたドアデザインはそのままに、インナー取り付けることで印象的なスピーカーグリルなど、純正インテリアのイメージはそのまま残している。ドアミラー裏にはトゥイーターであるL-25Rをビルトイン取り付けしている。こちらもオーディオの取り付けを目立たせずスマートな仕上がり。このようにフロント2ウェイは外観上はノーマル然としたシンプルなインストールした。

トランクルームにDSPと6台の
パワーアンプを収めるラックを設置

コクピット背面には純正のミッドバスユニットが設置されている。今回はこのスピーカーは生かしたシステムを作った。

コクピット背面には純正のミッドバスユニットが設置されている。今回はこのスピーカーは生かしたシステムを作った。

トランクルームの前方にラックを設けて設置されたビーウィズのリファレンスR-107S×4台とヘリックスのDSP-PRO MKII。

トランクルームの前方にラックを設けて設置されたビーウィズのリファレンスR-107S×4台とヘリックスのDSP-PRO MKII。

パワーアンプ&プロセッサーを設置したオーディオラックをすっぽりと覆うカバーが設置され、普段使いの利便性を損なわない。

パワーアンプ&プロセッサーを設置したオーディオラックをすっぽりと覆うカバーが設置され、普段使いの利便性を損なわない。

今回のインストールではフロント2ウェイのスピーカーをリファレンスAMに交換したが、コクピット背面に設置されているミッドバスは純正をそのまま利用している。これで3ウェイを構築したのは純正デザインを大きく崩したくなかったオーナーの狙い。そんなスピーカー群をドライブするパワーアンプにはビーウィズのリファレンスR-107Sを6台用いている。3ウェイに対してモノラルアンプ×6台を使ったマルチシステムとしたのもオーナーのこだわり。

ただしインストール後に音を聴き込んでいく中でオーナーは「低域が少し弱いかな?」と感じている。原因をショップとも相談して追求していく中で、原因となっているのは“純正ミッドバス”だと目星を付けている。そこで次の一手としてはサブウーファーを追加して低域の強化を施していくのが目標だと語ってくれた。

システム全体をコントロールするのはヘリックスのDSP-PRO MKII。3ウェイを巧みにコントロールして狙い通りのサウンドを引き出す高性能DSPだ。6台のパワーアンプとともに、トランクルーム前方にラックを組んでインストールされている。普段はカバーが施されているのでトランクを開けてもユニットは見えない構造。カバーにはプロテクション効果もあるため荷物を積み込むこともでき、日常ユースの使い勝手もしっかり確保する。メンテナンス性も考えたシンプルで良くできたインストールデザインとなった。

スマホ音源をデジタル伝送し
使い勝手と高音質を両立させる

スマホを音源にするのもオーナーの狙い。USB出力をDDCを介してDSPへと伝送する高品位なシステムで音質面にも配慮する。

スマホを音源にするのもオーナーの狙い。USB出力をDDCを介してDSPへと伝送する高品位なシステムで音質面にも配慮する。

ヘリックスのダイレクターをコンソールの下部に設置。操作性もしっかり確保しつつ、インテリアをじゃましない取り付けとした。

ヘリックスのダイレクターをコンソールの下部に設置。操作性もしっかり確保しつつ、インテリアをじゃましない取り付けとした。

オーディオテクニカのAT-HRD1をUSB→光デジタルへの変換を行うDDCとして用いる。信号伝達を高精度にする狙い。

オーディオテクニカのAT-HRD1をUSB→光デジタルへの変換を行うDDCとして用いる。信号伝達を高精度にする狙い。

大好きな愛車にお気に入りのオーディオシステムを取り付けたオーナーの宮田さん。次なる進化をすでにプラン中だという。

大好きな愛車にお気に入りのオーディオシステムを取り付けたオーナーの宮田さん。次なる進化をすでにプラン中だという。

オーナーが音源として用いるのはスマホだ。普段から持ち歩いているスマホの音源を、そのまま車内でも楽しむのがオーナー流。アニソンや藍井エイル、LiSA、水樹奈々などがオーナーの最近のお気に入り。ライブラリーを日ごとに充実させている。

信号伝達系のシステムはスマホのUSB出力をオーディオテクニカのAT-HRD1に入力して光デジタルへと変換。このデジタル信号をヘリックスのDSP-PRO MKIIにインプットするという流れ。シンプルだが要所は押さえたシステム構成でスマホの使い勝手や手持ちのライブラリーのフル活用と、高音質を同時に達成したシステムとした。

ヘリックスDSP-PRO MKIIの操作部であるダイレクターはコンソール下部に取り付けられ、視認性&操作性もしっかり考慮した。
オープンスポーツのZ4のイメージと使い勝手を崩すことなく、レベルの高いオーディオを組むという難しいオーダーに応えて作られたこのクルマ。オーディオ機器のパフォーマンスを引き出すインストール&チューニングが施された。今後はさらなる低音の強化など、オーナーならではのさらなるアレンジを加えて行く予定。

《text:土田康弘》

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