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カスタム・オーディオマシン SpecialFeature!! VOLVO XC60-R(オーナー・藤原秀明さん) by レジェーラ

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カスタム・オーディオマシン SpecialFeature!! VOLVO XC60-R(オーナー・藤原秀明さん) by レジェーラ全 10 枚写真をすべて見る

オーディオコンペで上位を狙う高音質とデザイン性豊かなインストールを両立させた藤原さんのボルボXC-60-R。モレルのスピーカー群とARCオーディオのパワーアンプを組み合わせ、製作所婦である静岡県のレジェーラと共に理想のサウンドを引き出した。

脱着式&引き出し構造の採用で
ラゲッジの拡張性は万全の態勢

SUVに魅力を感じて乗り換えたボルボXC60-R。コクピットまわりからラゲッジまで、デザイン性豊かなインストールを完成させた。

SUVに魅力を感じて乗り換えたボルボXC60-R。コクピットまわりからラゲッジまで、デザイン性豊かなインストールを完成させた。

ラゲッジの作り込みは印象的。左右対称にARCオーディオのパワーアンプをインストールしたデザインがスマート。

ラゲッジの作り込みは印象的。左右対称にARCオーディオのパワーアンプをインストールしたデザインがスマート。

間接照明を使ったデザイン処理もラゲッジの見どころ。人工スエードを使ったパネル面の処理など上質な加工が施される。

間接照明を使ったデザイン処理もラゲッジの見どころ。人工スエードを使ったパネル面の処理など上質な加工が施される。

徹底した原音再生を求めてシステム&調整を進めているベテランユーザーの藤原さん。積極的にオーディオコンペにも出場するなど、高音質化へのこだわりは並々ならぬものがある。昨年新たに導入した愛車であるボルボXC60-R、オーナー曰く「SUVに乗りたくて乗り換えました。自動化など先進の機能を体験したいのも乗り換えのきっかけのひとつでした」。

もちろん新しいクルマは納車されるとすぐさま高度なオーディオシステムの導入を実施した。インストールの上で見どころとなったのはラゲッジの作りだ。一見するとラゲッジをかさ上げしてフラットに組まれたオーディオボードだが、パートに分けて脱着できる構造とし内部は2段の引き出し構造になっているのが独特。そのため中央底部にあるサブバッテリーのメンテナンスや各ユニットのメンテナンス&交換、さらにはユニットの追加などにも柔軟に対応できるようになっているのだ。これまでに数々のリメイクを経験してきた経験からメンテナンスやシステムアップの大切さを知っているオーナーならではの作りと言えるだろう。

次にラゲッジのデザイン面を見ていこう。オーディオボードの両サイドにはARCオーディオのパワーアンプ4200SEトラッド10thアニバーサリーを2台インストール。アイボリーの人工スエードと間接照明を使った高級感溢れるデザインが印象的。力強いサウンドが気に入って導入したパワーアンプをしっかり見せるデザインとした。

Aピラーへの加工は見せ所でもあり綿密
ミッドレンジのバックチャンバーにも注力

AピラーにはモレルのピッコロIIと同じくモレル38thモデルのミッドレンジをインストールする。

AピラーにはモレルのピッコロIIと同じくモレル38thモデルのミッドレンジをインストールする。

ミッドレンジにはバックチャンバーが設けられる。徹底した容量計算の上で製作され、中高域のクオリティを引き上げる。

ミッドレンジにはバックチャンバーが設けられる。徹底した容量計算の上で製作され、中高域のクオリティを引き上げる。

ドアにはモレル38thモデルのミッドバスをインストール。フロント3ウェイシステムによって狙い通りのサウンドを築く。

ドアにはモレル38thモデルのミッドバスをインストール。フロント3ウェイシステムによって狙い通りのサウンドを築く。

フロントスピーカーにはトゥイーターにモレルのスプリーモ・ピッコロII、ミッドレンジ&ミッドバスにモレルの38thモデルを組み合わせる定番のハイエンドシステムとしているのもオーナーのこだわり。しかも取り付け面でも徹底して高音質化を狙っているのも端々から読み取れる。

例えばAピラーにインストールされるトゥイーター&ミッドレンジはかなりの大がかりなインストールになっているのが見るからにわかるだろう。

ミッドレンジに関してはバックチャンバーをワンオフ。インピーダンス測定を綿密に行い、何度も作り直して納得いくスペックを引き出したという力作だ。フィニッシュには聴感上の調整を加えて納得のミッドレンジの鳴りを引き出しているのだ。

さらにドアのミッドバスは背圧の処理などに徹底して気を配り、特に気をつけている中低域の充実にも抜かりがない。「今回のクルマに込めた音の方向性は、モレルの艶っぽさはあえて消して、変な音色を付けること無く、あくまでも原音に忠実なサウンドの再生を狙いました」。

サブウーファーにもモレルを採用
好みのユニットでシステムを完成させる

ラゲッジ前方にインストールされるモレルのサブウーファーULTIMO Ti。ラゲッジに溶け込むシンプルなデザインとした。

ラゲッジ前方にインストールされるモレルのサブウーファーULTIMO Ti。ラゲッジに溶け込むシンプルなデザインとした。

オーディオプレイヤーにはウォークマン・NW-WM1Zを利用する。センターコンソール前方にはヘリックスのダイレクターを設置。

オーディオプレイヤーにはウォークマン・NW-WM1Zを利用する。センターコンソール前方にはヘリックスのダイレクターを設置。

明確な音の方向性を持ちクルマ作りを進めるオーナーの藤原さん。最近は中島愛、大原櫻子、GARNiDELiAなどの曲がお気に入り。

明確な音の方向性を持ちクルマ作りを進めるオーナーの藤原さん。最近は中島愛、大原櫻子、GARNiDELiAなどの曲がお気に入り。

ラゲッジ前方にはサブウーファーをインストール。フロントスピーカーとの統一感を考慮しユニットにはモレルのULTIMO Tiをチョイス。フロア面にフラットな取り付けで全体的にフラットに仕上げているラゲッジのデザイン性を損なわない作り。サウンドコンペで常に上位を狙う同車の豊かな低音を支えるユニットだ。

さらにオーディオプレイヤーにはハイエンドなオーディオユーザーの間では定番となっている金のウォークマン・NW-WM1Zをチョイス。センターコンソール奥にはヘリックスのダイレクターをインストールするなど、操作性やコクピットデザインを考慮した作り。音質のみならずデザイン面での配慮も充実している。

コンペで勝てる高音質とデザイン性の両立、加えて日常ユースも損なわない使い勝手、しかもシステムアップの自由度を残したラゲッジ構造などオーナーの狙いを全身に施したクルマが完成。理想のサウンドを目指して進化を続けていく同車、今後のレベルアップが楽しみなクルマだ。

《text:土田康弘》

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