ホンダは『シビックタイプR』のマイナーチェンジを予告している。シビックにタイプRが最初に設定されたのは1997年のこと。5世代6車種をふりかえってみよう。
ホンダ「タイプR」とは、ベース車の運動性能を際立たせ、走る楽しさを徹底追求した、レーシングテイストを味わえるスポーツモデルだ。ホンダのチャレンジングスピリットを象徴するひとつでもある。1992年『NSX』に初めて設定され、1995年には『インテグラ』、1997年『シビック』に設定された。
初代 EK9型(6代目シビックに設定)
1997年08月22日発表&発売
6代目シビックのマイナーチェンジで、3ドアに運動性能と走る楽しさを徹底追求したタイプRを新たに設定した。身近な高性能車として定評を得ているシビックをベースに、タイプR開発の手法を投入したものだ。
ホンダではシビックタイプRについて、レーシングスピリットを継承し、クルマを走らせる真の歓びをより多くの方に堪能してほしいという願いと情熱をもって開発したそうだ。
1.6リットルDOHC VTECエンジン、5MT、FF
価格:199万8000円(消費税含まず。以下同じ)
2代目 EP3型(7代目シビックに設定)
2001年10月18日日本発表、12月6日日本発売
新型シビックタイプRは、ホンダとして初めて、英国のホンダオブザユー・ケー・マニュファクチュアリング・リミテッドで生産され、日本に輸出されたモデルだ。
2.0リットルDOHC i-VTECエンジン、6MT
価格:220万円
3代目 FD2型(8代目シビックに設定)
2007年03月29日発表、30日発売
2.0リットルDOHC i-VTECエンジン、6MT、FF
価格:270万円
EURO FN2型
2009年11月05日日本発表・発売
シビックタイプR EUROは、英国のホンダオブザユー・ケー・マニュファクチュアリング・リミテッドで生産され、日本に輸出されるモデルとしては、2001年以来2度目となる。2007年に発売された日本製シビックタイプRと併売された。
2.0リットルDOHC i-VTECエンジン、6MT、FF
価格:283万8096円
4代目 FK2型(9代目シビックに設定)
2015年10月28日発表、12月7日発売
2.0リットル直噴DOHC VTEC TURBOエンジン、6MT、FF
価格:396万2963円
5代目 FK8型(10代目シビックに設定)
2017年07月27日発表、9月29日発売
2.0リットルVTEC TURBOエンジン、6MT、FF
価格:416万7000円
《text:高木啓》