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car audio newcomer! スズキ Kei(オーナー:北田敦士さん) by  custom&car Audio PARADA 後編

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サーキットを楽しんでいたオーナーの北田さんが一転してオーディオカーに魅了されスピーカー交換、パワーアンプの追加さらには調整能力をアップするためにプロセッサーを導入することに。福井県のcustom&car Audio PARADAとの二人三脚の音作りも楽しみ中だ。

ナビの調整能力に限界を感じ
単体プロセッサーの導入を決意

スピーカーを変更してパワーアンプを追加、エージングが進むたびに調整を繰り返したオーナー、その中で音がどんどん変化&進化していく楽しさと調整の大切さを痛感したのだった。

「何度か調整してもらっていると調整って大切なんだと痛感しました。さらにナビの調整能力に限界も感じたんです。もっと詳細な調整ができればさらに上の音を目指せると思い始めたのがその頃でした。こうして単体のプロセッサーの導入を検討しはじめたんです」。

ちょうどその頃、オーディオコンペへのエントリーを誘われていたオーナー。元々はあまり興味がなかったもののショップで知り合った仲間が参加することから盛り上がってエントリーを決定したのだった。出場するからには懸案としていた調整能力を引き上げたい、そう考えてすぐさまヘリックスのDSP-PROを導入することにした。

「プロセッサーを追加したらすごく調整の幅が広がりました。それだけに細かな調整も可能になって、自分の好きな音をさらに細かく引き出していくことになります。特にこだわったのはスピーカーの音の出し方。Amaneの良さを引き出すためにトーンバランスにこだわりました。このスピーカーは上手にバランスを取るとすごく良い音になるんですが、整えすぎると面白くない音になることもあります。このさじ加減が難しく、ショップのスタッフといろいろと試行錯誤して調整しました。考えに考えて作った音でコンペに出場したんですが、苦労した部分をしっかりと評価されたので報われた感じがしました」。

ここからは愛車の音の進化、調整に加えて、オーディオコンペにも強く興味を持ち始めたオーナー。ますますオーディオの世界にどっぷりと浸かっていくことになる。

「オーディオコンペは同じ曲を使って比較するのが良いですね。違いがわかりやすいし差が出やすいです。自分がコンペを楽しいと思ったのはその点もありました。またコンペ前にショップでいろいろと話して音を作る段階も楽しいです。また、それをコンペで評価されるとそれまでの準備や調整をして良かったと思えるんです」。

ショップと一緒になって考えて
自分が好きな音を作り上げる醍醐味

カーオーディオをインストールする以前も、オーナーはかなりの音楽好きだった。クルマはサーキット走行を前提としていたのでオーディオを組んでいなかったものの、ポータブル環境ではウォークマンにポーターブルアンプをつないで音を楽しんでいたという。もちろん移動中もヘッドホンを付けて常に音楽を楽しむというスタイルで音楽が生活の一部に入り込んでいた。

「ヘッドホンもいろいろと試したり、こだわって選んでいました。またポータブルアンプを使ってその差を実際に感じていたのでカーオーディオのパワーアンプの大切さもすぐに理解できました。カーオーディオでそれぞれのユニットの必要性をわかっていたのも、そんな経験があったからだと思います」。

しかしウォークマン+ポータブルアンプ+ヘッドホンは自分が選んで販売店で購入して聴くというシンプルな手順だった。しかしカーオーディオはプロショップでのインストールや調整が加わることになるので少しスタンスが違っていた。

「パラダでオーディオをインストールするまでは“音はショップが主導して作り上げるもの”だと思っていました。でも、実際には自分で曲を解釈してショップと一緒になって自分の好きな音を作り上げて行くことができるとわかったんです。“本来オーディオってそういうものだよ”ってショップで教えてもらうまでは知らなかった世界なのでとても新鮮でした」。

オーディオ機器を買って取り付けてもらうだけでは無く、ショップと一緒になって好きな音を作り上げて行くことが現在のオーナーの最大の楽しみになっている。

ライブ演奏の音を目指し
サウンド調整を楽しむ日々

オーナーの音楽好きはかなり本格的で好きなアーティストのライブならどこにでも出かけるという。パフューム、いきものがかり、バンプ・オブ・チキンなどのライブに行くことも多く、地元のみならずかなり遠くまで遠征することもあり関東あたりまでなら平気で出かけるという。それほど多くのライブ演奏を聴いているオーナーだけに“車内でもライブの時と同じ音が聴きたい”となるのも当然と言えば当然。その音に少しでも近づけるために、システムアップや調整を繰り返しているのだ。

「クルマは週末に乗るだけです。なので聞き疲れても良いので勢いのあるサウンドが欲しいんです。ライブの空気感といったものをクルマの中で再現することが目標です。そのあたりは常々ショップのスタッフとも相談して進めています。しかしインストーラーが調整した音に勢いが無いなーと思ったら遠慮無く“面白くない音ですね”と意見して直してもらいます。でも、パラダでは自分の意見に対してちゃんと反応してくれて、思った方向にすぐに修正してくれるんです。この対応力の素晴らしさがショップの信頼感につながっています」。

「以前楽しんでいたサーキット走行のことを考えればオーディオは費用的にも手頃です。それでいて、これほど楽しめる趣味って他に無いと思っています」。

サーキット走行メインのクルマライフから一転してオーディオカーを作り始めることになったオーナー。次はサーキット用のクルマを手放してメインカーを新たに手に入れてもう一台のオーディオカーを作る計画も進行中。ショップとの相性もばっちりでオーディオライフをフルに堪能中だ。

《text:土田康弘》

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