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カスタム・オーディオマシン SpecialFeature!! TOYOTA WISH(オーナー:宇野匠紀さん) by  custom&car Audio PARADA 後編

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カスタム・オーディオマシン SpecialFeature!! TOYOTA WISH(オーナー:宇野匠紀さん) by  custom&car Audio PARADA 後編全 11 枚写真をすべて見る

前編で紹介した通りラゲッジまわりをリメイクしてデザイン性&サウンドを進化させた宇野さんのウイッシュ。コクピットまわりにはお気に入りのRSオーディオのスピーカーをインストール。最上級のサウンドを福井県のcustom&car Audio PARADAと作り上げた。

奥行きを感じさせる立体的な
アウターバッフルがお気に入り

ウイッシュのオーディオシステムを少しずつ進化させてきたオーナーの宇野さん。今回はラゲッジを大幅リメイクした。

ウイッシュのオーディオシステムを少しずつ進化させてきたオーナーの宇野さん。今回はラゲッジを大幅リメイクした。

フロントスピーカーは試聴で気に入って導入したRSオーディオのRS Stream165-2。ミッドバスはドアにアウターで取り付ける。

フロントスピーカーは試聴で気に入って導入したRSオーディオのRS Stream165-2。ミッドバスはドアにアウターで取り付ける。

アウターバッフルはバッフル面に赤の人工スエードを使ったデザインが映える。ショップロゴ入りのリング処理も個性的な処理だ。

アウターバッフルはバッフル面に赤の人工スエードを使ったデザインが映える。ショップロゴ入りのリング処理も個性的な処理だ。

前編で紹介したとおり、今回新たにラゲッジまわりのインストールを完成させた宇野さん。ラゲッジにインストールしたサブウーファーは先に取り付けていたフロントスピーカーと合わせてRSオーディオのユニットで統一されることになった。もともとRSオーディオのスピーカーのサウンドが好きで愛車に取り付けていたオーナーだけに、全帯域でRSオーディオのサウンドが楽しめるようするのは当面の目標だったようだ。

最初に導入したRSオーディオのスピーカーはフロントの2ウェイだった。導入したのはRS Stream165-2。ミッドバスをドアにアウターバッフルでインストールする。そのデザインには効果的に赤のカラーリングが投入され、ラゲッジのデザインとの統一感もピタリと決まる。またアウターバッフル周辺のデザインもオーナーのお気に入りポイントだ。そのひとつが奥行きを感じさせるバッフル構造。赤いバッフル面の周囲を一段盛り上げて造形しているので、スピーカーユニットは少し奥まった部分に設置される形状。この立体感がオーナーも気に入ってるという。

さらに純正のドアポケットとのつながりのスムーズさも見どころ。ドア内張りの加工はスピーカーまわりだけの限定的なものだが、アウターのデザインを工夫して純正の内張りとのつながりを良くしている。そのためドアポケットにつながるラインも途切れることなくつなげているのもスマート。純正ドアデザインを崩すことなく、うまくアウターバッフルのデザインを融合させている。

インテリアに溶け込む
シンプルスタイルのAピラー

Aピラーにビルトイン取り付けされているツイーター。しっかり角度が付けられ、周囲のデザインもスマートそのもの。

Aピラーにビルトイン取り付けされているツイーター。しっかり角度が付けられ、周囲のデザインもスマートそのもの。

奇をてらったデザインではなく純正イメージを崩さないシンプルな処理でインテリアの上質さを引き出しているAピラーの処理。

奇をてらったデザインではなく純正イメージを崩さないシンプルな処理でインテリアの上質さを引き出しているAピラーの処理。

コクピットは機能的なデザイン。大画面ナビやDAPの配置なども含めてオーナーの思いが込められたレイアウト。

コクピットは機能的なデザイン。大画面ナビやDAPの配置なども含めてオーナーの思いが込められたレイアウト。

赤の差し色を効果的に使ったドアのアウターバッフルが印象的なデザインを施していたのに対してAピラーへのツイーターのビルトインはいたってスマート&シンプルなデザインを徹底している。RSオーディオ・RS Stream165-2のツイーターをビルトイン。周囲はナチュラルな角度に造形して反射や吸音を抑えた設計でサウンド面でも有利な仕上がり。ピラーには生地を使ったスマートな仕上げを施していることでもインテリアの上質さを保っている。

オーナーが気に入ったRSスピーカーのサウンドを余すところなく再現するためには精度の高い上質な取り付けが必須となった。特にオーナーがRSオーディオのスピーカーの魅力だと感じている高域はツイーターの取り付け次第で大きく左右される。柔らかな空気感までを感じさせる高域サウンドをうまく引き出しているのもこの取り付けのポイント。

コクピットはドアのアウターバッフルをアイキャッチとしながらも、派手さを抑えたデザインでまとめた。普段使いでも実用的で、なおかつ高音質にオーディオを楽しむために、コクピットまわりのデザインにはこだわった。大画面のナビやホルダーを使って固定されるDAPなど、オーナーが欲しいものが揃ったコクピットとなった。

自分のペースでステップアップを続け
長くオーディオを楽しむスタイルを確立

音の良さから導入したA&KのDAPであるAK380。オーディオソースとしてフル活躍している。

音の良さから導入したA&KのDAPであるAK380。オーディオソースとしてフル活躍している。

ヘリックスのプロセッサーの操作部であるダイレクターをコンソールトレーにビルトイン。操作性&デザイン性にも優れる。

ヘリックスのプロセッサーの操作部であるダイレクターをコンソールトレーにビルトイン。操作性&デザイン性にも優れる。

ナビは使い勝手の良いパナソニックのストラーダをインストール。大画面で視認性も高く実用的なアイテムとなった。

ナビは使い勝手の良いパナソニックのストラーダをインストール。大画面で視認性も高く実用的なアイテムとなった。

フロント&ラゲッジのインストールも完成し、愛車の完成度を一段と高めたオーナーの宇野さん。次なるプランを考え中だ。

フロント&ラゲッジのインストールも完成し、愛車の完成度を一段と高めたオーナーの宇野さん。次なるプランを考え中だ。

オーディオプレイヤーとして使用するのはAK380。サウンド面を重視して音の良いDAPを探してオーナーが目を付けたユニットだ。ホルダーを使って高い位置にセットすることで運転性からの操作性もしっかり確保しているのもオーナーのこだわり。オーナーが「素直な音」と評する同モデルでバラード系やロック、女性ボーカルなどを幅広く楽しんでいる。

調整&システムの要となるプロセッサーにはヘリックスのDSP-PRO MkIIをチョイス。操作部であるダイレクターはセンタートレイに埋め込み設置して使い勝手とデザイン性を両立させている。周囲をこのクルマのイメージカラーにもなっている赤で処理し、コクピットのドレスアップポイントにしている。

時間を掛けて好きなユニットを少しずつ揃えてシステムアップ。さらにはフロントまわり、ラゲッジまわりとセクションを分けて複数回のリメイクを施してきた宇野さん。長くオーディオを楽しむコツのひとつがここにあるようだ。満足感をその都度楽しみ、愛車を育てていく楽しみを継続的に持ち続けるオーナー、今ではすっかりベテランオーナーの仲間入りをした。次回はどのように変化しているのか非常に楽しみだ。

《text:土田康弘》

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