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2019年最後のHi-Fiコンテスト『まいど大阪秋の車音祭2019』レポート後編

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2019年最後のHi-Fiコンテスト『まいど大阪秋の車音祭2019』レポート後編全 63 枚写真をすべて見る

11月10日に大阪府にある南港ATCで開催された『まいど大阪 秋の車音祭2019』。前回に引き続き、今回も登録店からエントリーした注目車両を順に紹介していくこととしよう。搭載システムやサウンドコンセプトなど、気になるポイントをクルマごとに紹介していくので要注目だ。

BMW・218i(オーナー/揚妻文隆さん)by クァンタム

BMW・218i(オーナー/揚妻文隆さん)by クァンタムBMW・218i(オーナー/揚妻文隆さん)by クァンタムBMW・218i(オーナー/揚妻文隆さん)by クァンタムBMW・218i(オーナー/揚妻文隆さん)by クァンタムBMW・218i(オーナー/揚妻文隆さん)by クァンタムBMW・218i(オーナー/揚妻文隆さん)by クァンタム
フロント3ウェイで完結させるシステムで高音質を狙った揚妻さんのBMW218i。これまでも数多くのシステムを経験してきたベテランオーナーだけに、チャレンジングな次の一手がこのシステムとなった。フロントスピーカーにはフォーカルのユートピアMをチョイス、シート下の純正ウーファー位置に20cmのミッドバスを設置するスタイルを投入。パワーアンプにはブラックスのX4をチョイスしヘリックスのDSP-PROmk2でコントロールする。解像感の高さや奥行きを感じるスケールの大きな定位が印象的なサウンドに仕上がっていた。3ウェイで一定の成果を出した後は、ドア下部の加工による4ウェイ化を目指すという。まだまだ進化が続くクルマだ。

日産・スカイライン(オーナー/林研太郎さん)by ルロワ

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熟成を続けるスカイラインで参加したのは林さん。数多くのコンペに出場し、そのたびにグレードアップをこなしてきた完成度の高い一台。今回のグレードアップのポイントはDAP。新たにAK・SP2000を導入、あえてステンレス・モデルを選んだのは音にシャープさを加えたかったため。キリリと引き締まったサウンドでコンペでの上位を目指す。スピーカーはブラックスの3ウェイ+サブウーファー、パワーアンプにも同じくブラックスのグラフィック2400をチョイスする。ラゲッジの作り込みなども美しい。ふくよかで広がりのあるサンドが心地良く、広いステージを感じさせつつキレ良さも感じさせるサウンドを作り上げた。

ポルシェ・カイエン(オーナー/中溝一馬さん)by パラダ

ポルシェ・カイエン(オーナー/中溝一馬さん)by パラダポルシェ・カイエン(オーナー/中溝一馬さん)by パラダポルシェ・カイエン(オーナー/中溝一馬さん)by パラダポルシェ・カイエン(オーナー/中溝一馬さん)by パラダポルシェ・カイエン(オーナー/中溝一馬さん)by パラダポルシェ・カイエン(オーナー/中溝一馬さん)by パラダ
ショップに全幅の信頼を置くオーナーの中溝さん。「ほぼお任せでインストールをお願いした」という。ただしそのシステムはかなりヘビーでハイエンドなユニットが並ぶ。フロントスピーカーはモレルの3ウェイ、サブウーファーにはブラックスをチョイス。モスコニのZERO4×2台でドライブ、ソースユニットにはウォークマンNW-WM1Zを取り入れる鉄壁のシステムデザイン。AピラーにはモレルのピッコロIIを含む2ウェイ、ドアには同じくモレルのイレイトMW6をインストールして狙ったサウンドを引き出す。オーナーが望んだサウンドは「聞きやすさ」。試聴すると、それに応えるようにスッキリしたサウンドを完成させているのが特徴。しっかりと空気感を感じるサウンドも魅力的だ。

スバル・WRX(オーナー/下吉秀幸さん)by ジパング

スバル・WRX(オーナー/下吉秀幸さん)by ジパングスバル・WRX(オーナー/下吉秀幸さん)by ジパングスバル・WRX(オーナー/下吉秀幸さん)by ジパングスバル・WRX(オーナー/下吉秀幸さん)by ジパングスバル・WRX(オーナー/下吉秀幸さん)by ジパングスバル・WRX(オーナー/下吉秀幸さん)by ジパング
積載スペースの限られているWRX、オーディオユニットでラゲッジをつぶしてしまうのは避けたかったオーナーがオーダーしたのはラゲッジ後半を残したパワーアンプ+サブウーファーの設置だった。ARCオーディオのアンプ群に加え、カロッツェリアのサブウーファー1000RSをインストール。フロントはモレルのピッコロII、CDM880、スプリーモを組み合わせた3ウェイを構築。ソースユニットにはウォークマンNW-WM1Zをチョイス。今回はデジタルケーブルを引き直して音のなまりを改善することがテーマ。その狙い通り、試聴ではクッキリと鮮やかで目前に展開されるサウンドが味わえ、しっかり音像の階調も感じ取れるサウンドだ。

三菱・アウトランダー(オーナー/山崎健一さん)by サウンドステージ

三菱・アウトランダー(オーナー/山崎健一さん)by サウンドステージ三菱・アウトランダー(オーナー/山崎健一さん)by サウンドステージ三菱・アウトランダー(オーナー/山崎健一さん)by サウンドステージ三菱・アウトランダー(オーナー/山崎健一さん)by サウンドステージ三菱・アウトランダー(オーナー/山崎健一さん)by サウンドステージ三菱・アウトランダー(オーナー/山崎健一さん)by サウンドステージ三菱・アウトランダー(オーナー/山崎健一さん)by サウンドステージ
ブラックスのDSPを使ってコントロール性をレベルアップしたオーナーの山崎さん。DAPからの入力をブラックスDSPで受け精細なコントロールを施し、パワーアンプであるカロッツェリアのA99Xへと出力する重量級のシステム。スピーカーにはトゥイーターにはモレルのピッコロII、ミッドレンジはCDM880II、ミッドバスにはMW6の3ウェイ構成とした。ドアのミッドバスはエンクロージャーとしている。ラゲッジには多層に組まれたオーディオラックを設置し、大量のユニット群を上下の階層に分けてインストール。メンテナンス性や放熱性も考えられた設計とした。試聴すると引き締まった中低域が感じられる。安定性たっぷりの定位も再現されていた。

ホンダ・フィットシャトル(オーナー/青山悟之さん)by K-sound

ホンダ・フィットシャトル(オーナー/青山悟之さん)by K-soundホンダ・フィットシャトル(オーナー/青山悟之さん)by K-soundホンダ・フィットシャトル(オーナー/青山悟之さん)by K-soundホンダ・フィットシャトル(オーナー/青山悟之さん)by K-soundホンダ・フィットシャトル(オーナー/青山悟之さん)by K-soundホンダ・フィットシャトル(オーナー/青山悟之さん)by K-sound
CD音源でどこまで戦えるかを試しているというオーナーの青山さん。カロッツェリアXのRS-D7XIIIをヘッドユニットに用いたシステムで高音質化を追求する。スピーカーに選んだのはモレルのスプリーモ602をベースにミッドレンジを追加した3ウェイ。このスピーカーの持つ艶っぽさをトコトン引き出すための周辺機器を用意した。そのひとつがARCオーディオのパワーアンプだ。モレルとの相性の良さをオーナー自身も感じてのセレクトとなった。ミッド & トゥイーターはAピラー内側にインストール、ドアにアウターバッフルで取り付けられるミッドバスは純正デザインを踏襲した作り。一音聴くだけでわかる美しい響きのサウンドを再現した。

スズキ・スペーシアカスタム(オーナー/矢間文人さん)by マイスター安城店

スズキ・スペーシアカスタム(オーナー/矢間文人さん)by マイスター安城店スズキ・スペーシアカスタム(オーナー/矢間文人さん)by マイスター安城店スズキ・スペーシアカスタム(オーナー/矢間文人さん)by マイスター安城店スズキ・スペーシアカスタム(オーナー/矢間文人さん)by マイスター安城店スズキ・スペーシアカスタム(オーナー/矢間文人さん)by マイスター安城店スズキ・スペーシアカスタム(オーナー/矢間文人さん)by マイスター安城店
コンパクトな車体にアイデア満載で高音質なコンペ仕様を作り上げたのが矢間さん。長く使い続けているというディナウディオのエソター2を徹底して磨き上げ、その持てるサウンドを引き出しているのが特徴と言えるだろう。今回はソースユニットをウォークマンのZX300に変更してサウンドの変化を試してみた。パワーアンプにはパイオニアA09Xを2台、イートンのPA1600.2とAP560.2をシステムに組み入れる。エソター2のフロントに対してサブウーファーにはダイヤトーンのSW-G50を組み合わせている。ヘリックスのDSP-PROmk2を使うがイコライザーはフラットとしているのもこだわり。試聴ではバイオリンの響きが深くふくよかなのが印象に残った。

ホンダ・シビック(オーナー/嘉藤満輝さん)by ジェイクラブ

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「気持ち良くアニソンが聴けるサウンド」を目指したオーナーがたどり着いたシステムがこれだった。スピーカーにはフロント3ウェイにディナウディオのエソター2、さらにリアドア(左右)にエソテックの20cmミッドバスをインストールする4ウェイステムとした。パワーアンプにカロッツェリアのA99X×4台を用いたヘビーなシステムデザインを採用。ソースユニットにはウォークマンZX-2を、プロセッサーにはヘリックスのDSP-PROmk2を組み込んだ。ヘッドホンで聴くように左右のバランスを完璧な状態にしたかったオーナー、定位を明確に引き出すことがかなり大きなファクターを占めたという。試聴でも目標とした明確な定位が感じられた。

ボルボ・XC60-R(オーナー/藤原秀明さん)by レジェーラ

ボルボ・V40(オーナー/藤原秀明さん)by レジェーラボルボ・V40(オーナー/藤原秀明さん)by レジェーラボルボ・V40(オーナー/藤原秀明さん)by レジェーラボルボ・V40(オーナー/藤原秀明さん)by レジェーラボルボ・V40(オーナー/藤原秀明さん)by レジェーラボルボ・V40(オーナー/藤原秀明さん)by レジェーラ
前に乗っていたクルマからXC60-Rへ乗り換えるのを機に主要なユニットを引き続き使用しつつインストールを一新した。お気に入りのスピーカーであるモレルのピッコロIIと38周年モデルを組み合わせる定番のハイエンドシステムを以前からも使っている。さらにパワーアンプにはARCオーディオの4200SEトラッド10thアニバーサリーを2台使用。艶やかさを備えたモレルのスピーカーと、力強さを備えるARCのパワーアンプを組み合わせて、その両方の良さを引き出すのが狙い。ただし、この日のコンペでは直前に完成して納車されたところなのでまだまだ煮詰め中の段階。これからさらに詳細な調整を加えて仕上げていく予定だという。試聴すると繊細さと力強さを感じさせるサウンドが感じられオーナーの狙いの片鱗が垣間見えた。

トヨタ・アルファードHV(オーナー/小林ヒロアキさん)by AVカンサイ堺店

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ミニバンの使い勝手をスポイルすること無く、高音質を得るための最善のシステムを構築したのが小林さんのアルファード。フロントスピーカーは紆余曲折を経て現在はブラックスの3ウェイに落ち着いた。Aピラーに2ウェイを、ドアにはエンクロージャー化してミッドバスを取り付けるスタイル。ブラックスのNOX4×2台でドライブする質の高いシステムとした。パワーアンプやプロセッサーはラゲッジ下に収め、サブウーファーも左ラゲッジのフロア下に埋め込むコンパクトな取り付け。3列シート+荷室もそのまま使える仕様なのがオーナーもお気に入りだ。試聴すると広いダッシュを活用したステージングや中低域にハリのあるサウンドが楽しめた。

《text:土田康弘》

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