“RS AUDIO”から放たれた新フラッグシップスピーカー『RS Master 3 MkII』。その音を、緊急チェック!! Part.1 | Push on! Mycar-life

“RS AUDIO”から放たれた新フラッグシップスピーカー『RS Master 3 MkII』。その音を、緊急チェック!! Part.1

カーオーディオ特集記事
RSオーディオ・RS Master 3 MkII
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ドイツ発のハイグレードカーオーディオブランド“RSオーディオ”から、スピーカーの新旗艦機『RS Master 3 MkII』が新登場した。スーパーハイエンドとカテゴライズされるブランドから久々に登場する“驚愕級モデル"とあって、早速各所で話題を呼んでいる。

さて、その実力はいかほどなのか。それを知れる機会に恵まれた。数々のスーパーハイエンドブランドの製品をディストリビュートしている“イース・コーポレーション”より『RS Master 3 MkII』の試聴機が完成したとの一報を受け、即、取材を申し込みテストした。その模様を2回にわたり、詳細にリポートする。

“RSオーディオ”の象徴的存在『RSマスターシリーズ』が、満を持してリニューアル!

“RSオーディオ”は、今年で創業20周年を迎えた名門ブランドだ。日本にスーパーハイエンドブランドとして初めて紹介されたのは2013年。以来、高品質なスピーカー、パワーアンプを続々とリリースし、音にうるさいカーオーディオ愛好家たちからの支持を、年々拡大し続けてきた。

その同社の象徴的存在である旗艦スピーカー『RSマスターシリーズ』が、いよいよ“MKII”へと進化を遂げた。春に発行された“イース・コーポレーション”の総合カタログで登場が予告されていた期待の新星が、遂に受注生産品として発売となったのだ。

まずはプロフィールから紹介していこう。『RS Master 3 MKII』を構成する各ユニットの主なスペックは以下のとおりだ。

☆RS Master 3 MKII(税抜価格:128万円<セット、受注生産品>)
●仕様:18cm 3wayコンポーネントスピーカー
【セット内容】

★28mm スーパーハイエンドツィーター(ペア)
●定格入力:100W ●公称インピーダンス:4Ω ●周波数特性:630Hz~30kHz ●能率:92dB ●最低共振周波数:806.5Hz ●外径寸法:Φ68mm ●取付穴直径:Φ54mm ●取付深さ:31mm ●質量:240g(1pc)
★10cm スーパーハイエンドミッドレンジスピーカー(ペア)
●定格入力:60W ●公称インピーダンス:4Ω ●周波数特性:100Hz~8kHz ●能率:87dB ●最低共振周波数:143.77Hz●外径寸法:Φ112mm ●取付穴直径:Φ94mm●取付深さ:39mm ●質量:420g(1pc)
★18cm スーパーハイエンドミッドウーファー(ペア)
●定格入力:120W ●公称インピーダンス:4Ω ●周波数特性:50Hz~4kHz ●能率:88.2dB ●最低共振周波数:54.59Hz●外径寸法:Φ200mm ●取付穴直径:Φ182mm ●取付深さ:88.5mm ●質量:3.14kg(1pc)

なお『RS Master 3 MkII』には、パッシブクロスオーバーネットワークは付属されない。つまり、DSP等のアクティブクロスオーバーの使用が前提となったモデルだ。そして各ユニットの単品発売もない。あくまでも3ウェイコンポーネントキットとしての発売となる。

RSオーディオ・RS Master 3 MkII

(写真)RSオーディオ・RS Master 3 MkII


ヘビーデューティな風情はそのままに、サイズアップして一層のハイスペック化を実現!

個々のユニットの注目点を紹介していこう。最初にミッドウーファーから。当機は完全なる新開発ユニットなのだが、そのスペックを見てまず注目すべきは、サイズだ。タイプとしては「18cm」と表記されているが、実機を見るとその数字以上に大きく感じられた。ちなみに一般的なカー用スピーカーのミッドウーファーは、タイプ表記としては「16.5cm」もしくは「17cm」と表記されることが多いが、実際は製品ごとでサイズが異なる。つまりタイプ表記はあくまでも目安に過ぎない。

なので実際の大きさを知るには、“取付穴直径”や“取付深さ”を見ると良いのだが、例えば“RSオーディオ”のセカンドラインとなる『RSストリームシリーズ』のミッドウーファーの“取付穴直径”は「Φ143mm」。対して『RS Master 3 MkII』のそれは「Φ182mm」。3ウェイの各機とも従来機と比べてそれぞれサイズアップが図られているのだが、ミッドウーファーでは特に大型化が顕著だ。

さらには重量もなかなかにあるのでインストールの難易度は上がっている。しかしこの大きさと重さが音に効かないはずはない。それがどれほどのものなのか…。実機を見てますます音への期待が膨らんだ。

そして各機の“作りの確かさ”も好印象。ちなみに『RSマスターシリーズ』のスピーカーは、他のスーパーハイエンドブランドのスピーカーとは大きく異なり、至って“無骨”。他と同様に繊細さが感じられる部分も多々あるが、全体的なフォルムからはいかにもドイツ製品らしい“質実剛健”な風情が漂う。そのあたりは“MKII”となっても同様だ。至って重厚で堅牢。そして精巧。流石は“RSオーディオ”といった雰囲気に満ちている。

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(写真)RSオーディオ・RS Master 3 MkII


これまでに培った技術を随所に注入しながら現代のテクノロジーで各所をモディファイ!

なお各機の各所には、これまでに培ってきた“RSオーディオ”一流の技術が注入されつつ、最新のテクノロジーによって積極的なモディファイが敢行されているという。例えば、ミッドウーファーのバスケットは、アルミニウム合金の無垢材から切削加工によって作り出されているのだが、このあたりは従来機と同様だ。『RSマスターシリーズ』ならではの独特なシルエットを見せている。その上で磁気回路には大型のネオジウムマグネットが用いられ、振動板には高剛性 & 超軽量が実現されたカーボンファイバーが採用されている。これらにより、分割振動の少ない、一層正確でダイナミックな中低域再生が可能となった。

ミッドレンジも、アルミニウム合金の無垢材から切削加工されたバスケットを持つ。そして振動板には、セルロース素材に特殊コーティング処理が施されて軽量化と耐久性の向上が図られた部材を採用。これによりさらなる高解像度再生が可能になった。そしてツイーターは、外径68mmという肉厚なハウジングを備え、特殊コーティング処理を施したテキスタイルドーム型の振動板を装備。また、各機のフレームにはシルバーのアルマイト処理が施されていて、見た目の質感も高められている。

ところで『RS Master 3 MKII』の各ユニットは、受注後に1つ1つ熟練のクラフトマンによる手作業で組み上げられる。その点に関しても従来通りだ。十二分に手間と時間が費やされ、1機ずつ至極丁寧に作り出される。

こうして完成される製品は、専用のアタッシュケースに入れられて納品される。これをオーダーしたユーザーは、製品が届いた段階でまずは当機がスペシャルなひと品であることを実感できる。

さて、問題はその音だ。それについては次回の記事でじっくりとリポートしていくが、この音が気になっている読者に向けて、結論だけ先に明らかにしておきたい。『RS Master 3 MKII』は、これまでの『マスターシリーズ』の延長線上にあるサウンドを聴かせながらも、確実に新境地を切り拓いている。なんともすさまじいスピーカーがまた1つ誕生した…。それが当機の音に触れての率直な感想だ。

次週の当記事の続編を、くれぐれもお読み逃しのなきように。

《太田祥三》

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