こだわれば、カーオーディオはもっと楽しくなる! 「ザ・こだわり方考察」第1回 スピーカー選びに“こだわる”! | Push on! Mycar-life

こだわれば、カーオーディオはもっと楽しくなる! 「ザ・こだわり方考察」第1回 スピーカー選びに“こだわる”!

カーオーディオ特集記事
スピーカーの一例(フォーカル)。
スピーカーの一例(フォーカル)。全 3 枚拡大写真

カーオーディオは奥深い。こだわればこだわるほど楽しくなる。そして理想の音に近づける。さて実際は、どのように“こだわり”を発揮すると良いのだろうか。そこのところを明らかにすべく、毎回テーマを絞り“こだわり方”について考えていく。

第1回目となる当回は、「スピーカー選び」における“こだわり方”を徹底考察する。

音にこだわろうと思ったら、5、6万円クラス以上の製品がターゲット!?

最初に、スピーカーの価格について解説していく。どのくらいの価格の製品をターゲットにすると“こだわり”のスピーカー選びができるのか、そのガイドを示していく。高ければ良いというわけではないのだが、どういった価格帯の製品が中級機、高級機と呼ばれているのかを把握しておくと、“こだわり”を発揮しようとするときに参考になるはずだ。なお、スピーカーのタイプ違いで条件が異なるので、ここでは「セパレート2ウェイスピーカー」に限定して考えていく。

さて、市販スピーカーは、1万円台から存在していて、そのあたりから5、6万円くらいまでのモデルが“エントリー”グレードと位置付けられている。なお、1万円台の製品と5、6万円くらいの製品とを比べると、ここにはそれなりの性能差が存在している。例えば1万5000円のスピーカーと6万円のスピーカーとの価格差はざっと4倍。この違いは小さくはない。1万5000円のスピーカーも純正スピーカーと比べたら高性能であることは確かだが、もしもある程度こだわろうと思ったら、5、6万円くらいの製品を選ぶと、得られる満足度も相応に大きくなる。

そしてその上の、7万円台から10万円くらいまでの製品が、“ミドルロー”という位置付けとなる。最初から「中級以上のモデルを狙いたい」という“こだわり”を持つならば、7万円以上のモデルを狙うといいだろう。

“ミドルロー”には、2タイプの製品が混在している!?

なお“ミドルロー”のスピーカーは、製品ごとで微妙に立ち位置が違っていたりもする。というのも“ミドルロー”グレードには、取り付けのしやすさにも配慮したモデルと、そこはある程度スルーしたモデルとが混在しているのだ。

だからと言って後者の方が高性能というわけではないのだが、後者の場合は車種によっては多少なりとも加工しないと取り付けられないケースも出てくる。逆に、前者のようなタイプだと、価格的には“ミドルロー”に入りつつも取り付け性は高いので、取付工賃を抑えることができたりもする。予算を抑えたいと思ったら、取り付け性にも着目しよう。

そして10万円から20万円までの製品が、“ミドル”グレードと位置付けられている。さらに細かく分けるなら、15万円以上のモデルはその中でも“ミドルハイ”と呼ばれたりもする。そうしてさらに高級な20万円以上のモデルは、“ハイエンド”グレードと位置付けられることが多い。

ちなみに最近は、高額なスピーカーも増えてきた。50万円を超えるモデルも続々とリリースされ、100万円を超えるものも珍しくなくなりつつある。それらから見ると20万円台のモデルはむしろ、“ミドル”、という見方もされるが、しかしながら“エントリー”グレードとの比較で考えると、20万円台のモデルも十二分に“ハイエンド”だ。20万円を超えてきたら“高級機”と考えるのが自然だろう。つまり、相当に“こだわった”製品、と考えてOKだ。

トップエンドモデルの音を聴き比べると、各社の特長が見えてくる!

続いては価格のことはさておいて、それ以外ではどこに“こだわる”とお気に入りを見つけられるのかを考えていく。

さまざまな観点があるが、まず“こだわる”べきは「ブランド」だ。好きなブランドが見つかると、製品選びのゴールにかなり近づける。で、自分好みのブランドはどのようにして見つければいいのかと言うと…。お薦めな方法が1つある。それは「各社のトップエンドモデルの音を聴き比べること」だ。トップエンドモデルには各社の技術と思想が詰まっている。なので、その音を聴くと、各社なりの特長が見えてくるのだ。

ただ、トップエンド機をたくさん試聴できるお店は少ない。なので、そういった製品の音に多く触れたいと思ったら、店頭試聴会やサウンドコンテストといったイベントを活用しよう。というわけで、もしもスピーカー選びに“こだわり”たいと思うのなら、フットワークも必要になる。覚えておこう。

さらには、「ツイーター選び」にもこだわりたい。というのも、ツイーターによって音色的な味わいが変わってきたりもするからだ。なぜなら、ツイーターが担当する周波数帯域は、低くても2kHzくらいからだ。なのでツイーターは主に、各楽器の“響きの成分”、つまりは“倍音成分”の再生が主体となってくる。ゆえにツイーターのタイプによって“響き方”が変わり、音の質感が変わってくる。この部分は好みに大きく影響する。ゆえに、「ツイーター選び」にこだわると、好きなモデルを見つけやすくなったりもするのだ。

ツイーターは振動板のタイプによってもサウンド傾向が変化する。そこのところにも要注目!

というわけで「ツイーター選び」をする際にも試聴をするのが1番なのだが、音以外の部分でも着目すべきポイントがあるので紹介しておこう。それは「振動板の材質」だ。ツイーターの振動板にはさまざまな素材が使われている。金属系だったり繊維系だったりカーボン系であったりといろいろだ。中には超高級素材が使われていることもある。そして素材違いによって音色傾向も変わってくる。その傾向を掴めてくると、「ツイーター選び」もしやすくなる。

さらに「ミッドウーファー選び」も当然ながら、“こだわり”ポイントの1つとなる。なお、ミッドウーウーファー選びにもさまざまな着眼点が存在するが、特に低音の鳴り方に注目すると、好みのモデルが選びやすかったりする。レンジが広めかそうでもないのか、締まった低音が出しやすいのかゆったりとした低音が出しやすいのか、ハギレはどうなのか、深みはどうか等々、特長が出やすいのだ。もっとも、取り付け方やサウンドチューニングでも鳴り方が変わってくるが、まずは試聴機で聴いてみて低音の鳴り方に“こだわる”と、好みのモデルを選びやすくなる。

あとは、ボーカルの質感はどうかとかバイオリンの音色はどうかとか、自分なりの“こだわり”ポイントを設定すると、さらにモデルを絞り込める。

スピーカー選びは、とにもかくにも聴いてみるのが1番だ。大いに“こだわり”を発揮して、理想のモデルを見つけ出そう♪

《太田祥三》

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