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BMW M2 に軽量高性能版、450馬力の「CS」…M4 クーペ と同エンジン搭載

自動車ニュース

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BMWは11月6日、『M2 CS』(BMW M2 CS)を欧州で発表した。

M2 CSは、BMWのコンパクト2ドアクーペの『2シリーズ クーペ』の頂点に立つハイパフォーマンスモデル、『M2コンペティション』のさらなる高性能バージョンだ。「CS」は『M3セダン』や『M4クーペ』に用意されたことがあるが、『M2』への設定は、今回が初めて。M2コンペティションをベースに、さらなる軽量化と高出力化を図り、サーキットなどでのパフォーマンスを追求している。

M2コンペティションのプラス40hp

直噴3.0リットル直列6気筒ガソリンツインターボエンジンは、最大出力450hp/6250rpm、最大トルク56.1kgm/2350~5500rpmを獲得する。このスペックは、M2コンペティションの最大出力410hp/5250~7000rpm、最大トルク56.1kgm/2350~5200rpmに対して、40hpの上乗せとなる。また、M4クーペの「コンペティション」グレードの最大出力450hp/7000rpm、最大トルク56.1kgm/2350~5500rpmに並ぶものだ。

トランスミッションは、6速MTまたは7速Mダブルクラッチを組み合わせる。BMWによると、6速MTの設定は、CSモデル初という。M2 CSは、0~100km/h加速4.0~4.2秒、最高速250km/h(リミッター作動)の性能を発揮する。オプションのMドライバーズパッケージでは、最高速が280km/h(リミッター作動)に到達する。M2コンペティションの0~100km/h加速4.2~4.4秒に対して、0~100km/h加速は0.2秒短縮されている。

カーボンファイバーで軽量化

内外装は、M流儀のスポーティな演出を施した。ボンネットは、新開発のカーボンファイバー強化プラスチック(CFRP)製とし、重量を50%削減する。ボンネット中央にはエアインテークが設けられており、エンジンの冷却性能を引き上げた。

CFRP製のルーフも採用して、軽量化を図る。新デザインのフロントリップスポイラー、ドアミラーカバー、トランクスポイラー、ディフューザーもカーボンファイバー製とした。タイヤは、ミシュランの「パイロットスポーツ・カップ2」だ。Yデザインの19インチアルミホイールはジェットブラック塗装で、オプションでマットゴールド塗装も選択できる。ハイグロスブラック仕上げのダブルバー・キドニーグリルは左右が連結したようなデザインだ。ボディカラーには、専用のミサノブルーメタリックが用意される。

軽量スポーツシートはM4 CSと共通

インテリアには、Mレザーステアリングホイールを装備した。オプションで、赤いセンターマーカーが付いたアルカンターラ仕上げが選択できる。Mストライプを備えた一体型ヘッドレスト付き軽量Mコンペティションスポーツシートは、『M4 CS』と同じデザインだ。このスポーツシートは、メリノレザーとアルカンターラの組み合わせで、赤いステッチが添えられる。ドアシルプレートは、M2 CSのロゴ入りだ。

アダプティブMサスペンションは、「コンフォート」、「スポーツ」、「スポーツ+」の3種類のモードが切り替えられる。Mスポーツブレーキは、レッド塗装のキャリパーが特長だ。MカーボンセラミックブレーキやアクティブMディファレンシャル、Mダイナミックモードも選択できる。デュアルエキゾーストシステムには、2つの電動フラップと、Mロゴ付きの4本のステンレス製テールパイプを備えている。

《text:森脇稔》

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